うに
2025-05-04 03:48:25
799文字
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甘味処のお嬢さんに名前を教えてくださいと言われる月


あらすじ文です

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鶴ちゅのお遣いでよく行く甘味処のお嬢さんに想いを寄せられちゃう月。
黙ってると厳しそうだし近寄りがたいけど、話すと真面目だし自分みたいな若い娘にも気を遣ってくれる月にうぶな乙女心をほかほかにされてしまうお嬢さん。

頼んだ品物におまけのお菓子をつけたり、折り紙で折ったお花をつけてくれたりする。
月から「ありがとう」とか「君が作ったのか?すごいな」って言われてほっぺた赤くしてるお嬢さん。
それ見て女将のお母さんはによによしてるし、職人のお父さんは気が気じゃない。

月はというと自分に好意を寄せられてるなんて欠片も思わず、そのまま全部鶴に渡してる。
店まで出向いたときに見たお嬢さんの反応とか、お遣いのたびに月がもらってくるおまけで鶴はいろいろ察してるので「これはお前が食べなさい」とか「お前が持ってなさい」とか言ってお嬢さんの好意を汲んでくれる。

なぜ?と思いながらも鶴に言われたことなのでおまけのお菓子はいただくし、折り紙の花もしばらく月の部屋の机に置いてある。

とある日、お遣いの品を包んでるとふとお店にふたりっきりになる瞬間がくる。
それに気づいたお嬢さんはちょっと緊張するけど月はいつも通りの無。
手が滑って増えるおまけ。
この貴重なときを少しでも引き伸ばしたいお嬢さんは、ずっと聞いてみたかったことを聞いてみる。

「あの、つきしまさんの、下のお名前ってなんておっしゃるのですか?」
えっ?って顔する月
「私の名前ですか?」
「はい」
「基です」
……はじめさん」
「はい」

そのとき間近で見た月の瞳の色が綺麗で、店を出る月に挨拶し忘れるお嬢さん。
ぼーっとしてるお嬢さんを見つけたお母さんに「しっかりしな!」とおしりを叩かれる。

月の恋心はいごちゃんの髪と一緒に海に沈んでしんだので、恋とはもう無縁の月。
お嬢さんの実らない淡い初恋