万丈
2025-04-30 08:42:59
2333文字
Public 小説
 

ヴィシュヌの祈り

【AI生成】【二次創作】【天空戦記シュラト】
ヴィシュヌ様視点のお話。
石化していた間の出来事を把握していたヴィシュヌ様の独白。
長い時間をかけて築いた関係性って良いですよね。
🔄2025/5/24

石化の中の記憶

わたくしは石化された瞬間から、全てを見ていました。

冷たい石の殻に閉じ込められながらも、天空界の風を感じ、インドラの苦悩を聞き、わたくしの名を呟くその声さえも逃さず心に刻んでいました。

わたくしを石に変えたのは他ならぬインドラ、わたくしが一万年を共に歩んだ最愛の存在です。けれど、その裏切りの裏に隠された彼の葛藤を、わたくしは知っています。彼がシヴァの呪縛に縛られ、わたくしを守るためにあえて刃を向けたことを。


インドラが愛弟子であるヒュウガによって倒された時、わたくしの心は張り裂けそうでした。彼は最後に微笑み、疲れ果てた魂を転生へと委ねました。

石化が解けたわたくしは再び天空界の光の下に立ちました。けれど、喜びよりも先に感じたのは、彼のいない空の冷たさです。わたくしは彼を責めることなどできません。彼がわたくしを庇い続けた一万年の歳月、それらは全て、わたくしへの想いの証に他なりません。


インドラの魂が去ったのも束の間、破壊神シヴァが目覚めました。彼の暗い影が天空界を覆い、新たな争いの火種が燃え上がろうとしています。

わたくしは思います。シヴァがインドラを縛り続けた鎖は、わたくしとインドラの絆を試すものでもあったと。シヴァの復活は、インドラが背負った運命の続きをわたくしに委ねたかのようでした。