うずめび
2025-04-26 18:41:28
942文字
Public
 

水底のローレライ あとがき

タイトルそのまんまです。メトハルの小説 水底のローレライのあとがきです。作品についてつらつらと。ネタバレしかないです。作品のテーマについてとかについて。ほぼ自分用の備忘録です。

水底のローレライ あとがき
ネタバレしかないので本編読了後でお願いします。



1、作品のテーマについて
 元々ワードパレットで頂いたリクエストで夏、蛍、水、夕焼けというお題からのスタートでした。そこから夏なら怪談かなぁと色々調べていたところ、蛍の短歌・物思へば沢のほたるも我が身よりあくがれ出づる魂かとぞ見る、という和泉式部の歌を知ってこれだなと。

 また、蛍は死者の魂を運ぶ・死者の魂そのものという伝承もあるようで、その要素も付け足してみたり。公園での場面はここらへんの要素をうまく書けてたら嬉しいです。



2、作中の夢に関して
 作中でハル君が見てたについて作中でうまく示唆できていたか不明ですが、ハル君が熱で生死の境をさ迷っていたから見たそれです。あちらからハル君を見てたメトさんがハル君が死にかけているのを見て手を貸した感じです。

 メトさんはハル君を夢の中にとどめるつもりはそこまでなかったのですが(夏休みが終わる=夢の終わりに期限を設けている)、どこぞの大佐や異端者の神様がハル君を返してーってやってくるので、苦笑したりなんだり。
 あの神様が来てた場面で感情の伺えない顔をしてたのは、今良いところだからのそれです。もう少しここらへん描写したかったのですが、中々まとまらず。


3、タイトルのローレライについて
 メトハル、個人的に互いが互いに溺れさせられたと考えているふしがあり。メトさんはハル君の感情の強さや眩しさに溺れて、ハル君は手を差しのべてくれたメトさんの存在に溺れて。双方ともにそれが致命傷になったのかなと思うことがあり。

 ローレライというのはドイツのライン川にある伝承です。ライン川にある奇岩には美しい水の精霊あるいは人魚がいて、その姿や歌に魅了されると船は沈んでしまうというもの。
 ここからメトさん、ハル君にとって互いの存在がローレライであったのかなと思ってタイトルに使ってみました。メトさんの優しい声がそれらしいというのもあり、個人的には好きなタイトルだったりします。


 以上です。もうちょっとなんとかならんのかの部分は本当にたくさんあるのですが、形にできてホッとしております。ここまで読んで頂きありがとうございます。