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chiya_turb
2025-04-26 16:11:02
1332文字
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【#女攻めが見たいオンリーWEBオンリー】たっぷりはちみつ掛け苺チョコ
政府の秘密のカウンセリング室の主の肥前ちゃん×どこかの本丸所属の肥前くん
姉やん属性増し増しの肥前ちゃんによしよしされる弟肥前くんの話
今現在は最初の導入だけ
そういった描写はまだないのでそのまま。
R指定が入るときにR-18でパスワード設定します
こちらの続きは5月中旬以降できあがり次第アップします……!(27日 22:33)
作品展示用共通パスワードから変更しました(27日 20:12)
なぁ。
その声は少しだけ甘い。
布団を被った狭い世界で、その声を聞き逃すことはまずない。
応える音はなくても、その声の主は気にしていないようで、もう一回問いかけるような声が薄暗い室内に響いた。
「なぁに。おまえそんなに疲れてんの」
「んー
……
」
問いかけたのは通常個体の肥前忠広とは姿の違う肥前忠広だった。
僅かに丸みを帯びた体つき、少しだけ重たげな睫。後ろ髪が腰につくくらいに伸びた髪に、極めつけは首元を覆おう包帯の下に隠れた平たい喉元。
刀剣男士の亜種個体とも言われる女士の肥前忠広は、 来客を胸に抱きかかえるようにして横になったまま、他愛もない会話が続ける。
ここを知る人間のは殆ど居ない。
政府の地下の地下の、殆ど職員の寄りつかない一角に、その場所はあった。
長い廊下に、まばらにある部屋にはそれぞれ紋が浮かび上がっていて、自分と同じ紋のある部屋にしか入室は許されない。
室内には同位体のカウンセリングを専門としている刀剣男士と管狐がいるだけ。
同じ刀のことはなんだかんだ言っても同じ刀が一番分かる。
同位体同士での相談が繰り返されるうち、その中でも聞き上手が自ずと始めるようになったその秘密のカウンセリング室は、今日もどこかしらの部屋が利用者で埋まっていた。
「おまえ、先月も疲れてたよなぁ。よしよし」
「
……
ん。後もう少しで、終わる筈なんだけどな」
「そーか。そうしたら少しゆっくりしろよ。寝不足みたいだしな」
ふに、と指先が隈の濃い下まぶたに触れる。
短く切り揃えられた爪は、男士のそれとは違いほんのりと淡く色付いていたのを来客は覚えていた。
「
……
それ」
「ん? あぁ、これか。烏瓜の同位体が塗ってった」
「
…………
悪くねぇ」
「そりゃどーも。なんだ、やきもち焼き損ねたか?」
「るせ」
烏瓜の同位体、と聞いて来客の眉間から力が抜けたのを肥前が気付かないはずもない。
烏瓜の同位体といえばこの秘密のカウンセリング室の主でもある女士の肥前と同性の亜種個体で、来客も何度か顔を合わせたことのある相手だった。
「はいはい。そもそも、おれのことすきになっちまったんだから、そこら辺は諦めろっつったのになぁ」
「そん位わぁってるって」
「頭では分かってても、なんだろ。『おれ』にもこういう可愛いとこあったなんてなあ」
腕の中に収めた来客の蓬髪を撫でながら、女士の肥前が喉を震わせる。
されるがままになっていてもそれでも抵抗しない来客が可笑しくて喉を震わせれば、胸元からくぐもった声が上がった。
「年上面しやがって」
同位体なのだから、年上も何もない。
けれど来客が言いたいのは作刀年数だとかそういったものじゃない。この現代に顕現されてからの年数の話で。
「そりゃそうだ。刀剣男士肥前忠広の顕現実験時の顕現個体だからな。だからおれはおまえの姉やんで間違いないだろ」
「誰が、誰の」
「おれが、おまえの。あぁ、でも」
空気が笑う。震える。
「姉やんは弟にこんなことしたらだめだもんなぁ?」
くるりと世界が回って、女士の肥前が来客を布団に縫い止める。
包帯を巻いていない細い首の後ろから、一房髪が滑り落ちた。
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