ながとぅ
2025-04-23 20:01:32
363文字
Public ZZZ
 

ZZZ【ビリイト/天使のたまご】

ちいこい生き物を飼う事になった話
チャンピオンビリーが“天使のたまご”から生まれた、背中に白い鳥の翼が生えたちいこい生き物(ライト)を育成する話。

※以前ボタン祭りの際に流した≪受けを自分好みに調教してイカせる話を書いて下さい≫のやつ
※相変わらず冒頭だけ


「兄ちゃん!一個どうだい!今日で最後だから安くしとくよ」

縁日の片隅で売られていたタマゴ。
掌に収まるくらいのサイズで、鶏の卵の三個分ほどの大きさ。

「特別に説明書も付けとくからよ!おれを助けると思って!な!」

あれよあれよという間に口車に乗せられ、購入――押し付けられていた。
渡された説明書には“天使のたまご”と書かれている。
確かにタマゴは有精卵らしく、触れるとほのかに暖かさを感じる。時々胎動のようにころん、と動くような気すらした。

「人肌で温めろ?」

機械人である自分に体温はない。
取り急ぎ首に巻いていた赤いマフラーで包みつつ説明書に目を落とす。

……やれやれ」

必要最低限の物資しかない室内を見渡して溜息が零れる。
孵化までの温度管理をするために買って来なければいけないものが多そうだ。