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あおべこ
2022-04-30 23:55:44
402文字
Public
祭nine.関連
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道が交わるその時までは
「
…
あーあ、終わっちゃったぁ」
誰もいなくなった劇場。
最後の祭が終わり、全ての仲間を見届けた後、ステージの上に戻ってきた僕はひとり呟いた。
夢に始まり、夢に終わった最後の祭。
伝えたい思いを歌に乗せて、言葉にして、全てを吐き出した。
これからは、僕たちは別々の夢に向かって歩きだす。
目の前にある神輿には、仲間たちの想いが染み付いた六色の法被が被さっていた。
七人みんなで紡いだ夢は、この場所に、記憶に残り続けるんだ。
徐に法被を脱ぎ、神輿を覆うように被せる。足された赤い色が、今はなんだか鮮烈に、輝いて見えた。
…
そろそろ、僕も行かなきゃ。
「
…
またね!!」
誰にいうわけでもなく、精一杯の声を響かせて、劇場を飛び出した。
そして、僕は新しく、自分だけの夢という名の神輿を担ぎに行くんだ。
いつの日か"てっぺん"を取った時、もう一度、みんなと集まれることを願って。
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