すみさき☆レイトショー❤️‍🔥
2025-04-17 18:47:42
797文字
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新人研修がどこかおかしい

マリウスが新人だった頃の話。エロなし、ホラーあり。


これはマリウスが入ったばかりの頃の話。

「病棟見学はしたし、基礎的なことは説明したな。今からこの病棟でやっていくコツ……のようなものを教える」

オレンジ髪の青年――パーシヴァルは言った。彼は転生病棟の幹部にして、検査部門を統括する立場。検査部門の新入りであるマリウスへの新人教育を任されていた。

「転生病棟に13号室なんて存在しない。見つけても絶対に立ち入るな」

と、続けるパーシヴァル。
13は不吉な数字。一説によると死や裏切りとも結びつけられる。だから存在しない、そんな部屋番号は。

「おう」

「中庭で子供の声が聞こえても無視するんだ」

「わかったぜ」

「夜に多目的室へは行かないこと。帰って来れなくなる」

歩きながらパーシヴァルが話す内容はどうにも悍ましい。ホラー映画でも始まるかのような内容だ。

「質問があるんだが」

マリウスは言う。

「いいぞ。分からないことは解決しなければならないからな」

「まだありそうだが、なんでこんなホラーじみた話になるんだ? もっとこう、人間関係だとか心構えだとかあるんじゃねえの?」

と、マリウスは尋ねた。

「それも必要だが、今話していることは命にかかわる。この土地は呪われているのだからな」

そう答えるパーシヴァル。

「呪われている……なあ」

転生病棟が呪われていることについて、マリウスはなんとなく分かることがある。が、今は言うべきではない。マリウスが転生病棟の職員になった理由にも関係あるわけで。

「続きだ。霊安室で死体が生き返ったらバーコードでカルテを取得し、重要な患者でなければ殺すこと」

こんどはかなり洒落にならないアドバイス。医療職としてどうなのか。患者は等しく平等ではないか。

やはり転生病棟はイカれてる。

パーシヴァルから説明を受けながら、マリウスの新人研修n日目は終わった。