もちこ
2025-04-09 06:53:42
528文字
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なんでそう笑えるんだか

いぞバソコンビ


ぜえ、はあ、と荒い息をしながら刀を持つ手に力がこもる。

ここはどこだ。

ここは京の町か。

赤くなる視界は血のせいか?

次は誰を、次は誰を斬れば「2時の方角だ。」

海のにおい。
青の色。

「そう、そのまま、斬りかかればいい。」

言われるがまま剣を振るえば何かが悲鳴をあげ倒れる音がした。

「うん、見事だ。」

「さて、いぞー、あとは君だけだ。」

青の色だ。赤色の世界に眩しいほどの青色が入り込む。

「思い出せ、君は今どこにいる」

京の町。

「いいや?」

海のにおい。

「そう、そのまま」

自分は何を

「誰かを護るために。」

お前は誰だ??

「しがない海賊だよ」

海賊?

「そう、ただの1人の海賊。」

青色だ。

「そうだね、ここには青が広がっている。」

ざあっと視界が晴れていく。広がるのは眩しいほどの青だった。
甲板の上、真っ赤に染った自分が立ち尽くしている。
潮風に真っ赤な髪がなびいていく。

「ば一、そろみゆ」
「おかえりいぞー!今日も見事だったとも!」

その男は自分もかなりの深手を負っているにも関わらず心底うれしそうに笑うのだった。


―――君は今どこにいる?
京の町。
いいや?海の上だ。