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みつば
2025-03-21 00:44:07
10995文字
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「ペク・ウナのやり取り」でのジフン氏インタビュー内容 前編(翻訳)
ペク・ウナさんのYouTubeチャンネル「ペク・ウナのやり取り」の第1回ゲストとして出演したジフン氏のインタビュー内容(前編)がすごくよかったので、記録用に翻訳したもの。
★オープニング
ウナさん:インタビューを終えて帰られる時、手で持てるものなら何でも持って帰ってもらっていいですよ。
ジフン氏:所長(ウナさん)も持って帰っていいんですか?
ウナさん:私?持って行けますよって言ったら?
ジフン氏:持って行くでしょ~(笑)
★トラウマコードの人気について
すごくありがたいです。俳優っていうのはおしゃべり好きだと思うんです。おしゃべりという概念が「この話面白くない?」とか、ティータイムなり飲み会なりで「昨日こんなことがあったんだけど」って言いながら、みんなが話に参加してくれてリアクションがよかったら嬉しいじゃないですか。まさにそんな気分です。世の中のみんなとおしゃべりをするような。
★若いファンが増えたと感じる?
感じます。子どもが見ると怖いシーンもあるかもしれませんけど残忍なわけじゃないですし、ご両親と一緒に見ていて、学生さんが夜12時には寝なきゃいけないのに「あと1話だけだから見させて」とお母さんにお願いしたとか、そういう話を聞くと不思議な気持ちがしますし、ありがたいです。
★キャラクター名で呼ばれるのは光栄なことでもあると思いますが、最近ペク・ガンヒョクと呼ばれませんか?
それもありますが、僕が個人的に嬉しいのは制作会見の時に作品自体が面白くないと俳優にたくさん質問がくるんです。でも作品が面白いと監督にたくさん質問がいくんです。「トラウマコード」も「照明店の客人たち」もそうで、そんな雰囲気に心温まって、僕は視聴者の人たちに色んな意味で作品自体がとても面白いコンテンツとして近づきたいという気持ちが大きい人間なので、僕が最近嬉しいのは「ペク・ガンヒョクだ」と呼ばれることより「面白かったです」なんです。
★作品もたくさん愛されて、その中でも一際ペク・ガンヒョクというキャラクターが愛されているのも事実ですよね。
(記事などの)ニュースを見ていて、僕がドラマの中で1番前面に出ている人で、シーンも多くて、でも他の俳優たちへの関心も同じくらい高かったんです。
★「トラウマコード」チームの人気の秘訣は?
「トラウマコード」に出演することが完全に決まる前にミーティングもしてたんですが、僕に頑張って下さいと言って下さる方々が「これはペク・ガンヒョクがワントップのドラマだ」「チュ・ジフンさんしか目に入らないと思う」と言われたんです。僕は台本を見てから行ったんじゃなかったんですが、「それは違うんじゃないかと思うけど
…
」と思ったんです。監督と会って話したら案の定「まるで「インサイド・ヘッド」のように「중증외상센터(トラウマコード)」という6文字の名前を持つ人がいて、その中にいる僕たちが「ヨロコビ」「カナシミ」のように役割を果たすんだ」と、その視線が監督と僕で一緒だったんです。
★チュ・ジフンが信じるイ・ドユン監督
僕がイ・ドユン監督を強く推薦したんです。僕が知る監督たちの中で指折り数えられるくらいだと思うんです。何がかというと、会話と空気を込めて情緒を引き出すということについてです。「トラウマコード」はウィットもないといけなくて、手術の緊迫感もないといけなくて、色々なものがないといけないじゃないですか。(視聴者が)登場人物について行くんじゃなくて、(視聴者に)情緒を見せることができると思ったんですが、それがものすごく大変な作業なんです。(それを可能にするには)ちょっと変態じゃなきゃいけないんですよ。大変な作業を楽しめなきゃだめなんです。それって変態的じゃないですか。ほとんどの人は少し簡単な方を探すでしょう。でも僕はイ・ドユン監督がそんな人だって知っていて、僕もそんな人だから提案したんですけど、本人は自分のジャンルとは違うから出来ないと言われたのでとにかく説得しました。そうして一緒にやったんですが、案の定同じ考えでした。
そうしてこそ、僕たちの使う専門用語で言うところの「でこぼこ」が生まれて、ペク・ガンヒョクというキャラクターが結果的にとても愛されて、強力なキャラクターじゃないですか。このキャラクターひとりに「でこぼこ」があるわけじゃなくて、なぜなら彼には怖いものもないし、葛藤もないし。だから重症外傷センター全体で1人の人間になる、と考えてるんです。
例えば平気そうなフリをして手が震えていたら、それを見ている人は「この人すごく努力してるんだな」「怖いんだな」って分かるじゃないですか。こういうものをキャラクターがお互いに補完してあげるんです。それは本当に難しい作業なんですよ。
★それは目立つ作業ではないですよね。
まったく目立ちませんね。難しい作業というのは簡単じゃないので、製作費がよりかかるんです。シンプルにやるならただ1人の人物を引っ張って行って、機能的にやるならアングルの数も減らして、照明もたくさんつけなくてもいいし、結局「時は金なり」ですから。(僕たちがやった)方法は、お金がかかる方法ですよね。難しくて骨の折れる作業ですし。
ウェブトゥーンにはウェブトゥーンの魅力がありますけど、僕たちは書いてある文を立体的に取り出さないといけないじゃないですか。その作業をして(大変だけど)楽しい時間を過ごしました。
★「ブロマンス・ケミ」について
この作品が「メロ」がないと世界中で褒められてるじゃないですか。「トラウマコード」のスローガンが「人が助かればいい」。それがこのチームの使命。大声を出そうと、悪口を言おうと、何をしようと、そうすれば視聴者たちは僕たちを応援してくれる、(その理由が)その使命感ひとつだけなんです。
★チュ・ジフンが信じる俳優たち、チュ・ヨンウ、ハヨン、チョン・ジェガン
ヨンウが体が大きくてすごく男性的なんですが、僕と年齢差がすごくあるんですよ。17歳差なんです。僕とキム・ユンソク先輩より年差が大きいんですよ。年齢差のある先輩なので、僕の存在自体が彼らにとっては難しいこともあるかもしれません。それに対してどうしたらいいかなと考えながら、全般的な会議もして、監督とシーン分析もした後、2人で悩んだのがこれをどうやっていくかということでした。現場で計画通りにいかないこともあるので。後輩たちに強要はできないじゃないですか。そうするつもりもなかったですし。
そこでご飯でも食べながら台本の勉強会をやろうと思うんだけどどうかと意見を聞いたら、「いいですね、参加したいです」ということで。でも本当にそう思ってるかは分からないじゃないですか。僕だって先輩にそんな風に聞かれたら同じように答えるでしょうし。だから説明したんです。リーディングをするわけじゃなくて、ただ話をするだけだって。でもみんなそういうことをしたことがないじゃないですか。実際そういう作業というのは、すごく幸せな作業なんですよ。
ありがたいことにNetflixが予算策定もプリプロダクションでドラマなのにできるようにしてくれて、時間があるから出来ることだったんですが、1週間に2回、7~12時間かけて一緒に研究したんです。誰かが教えるというスタイルではなくて、普通リーディングをすると俳優が読んで、監督や作家がそれに対してディレクションをするじゃないですか。でもまだその段階ではないと思ったんです。後輩たちはまだ経験もあまりなかったですし。だからお菓子やアイスクリームも置いて、まあつまり監督と僕が気楽に話してくれというショーをしたわけです。
普通シーン分析をする時は、僕がひとりで全部読むんです。僕が出るシーンだけじゃなくて。例えば「シーン1、昼。ペク・ウナ記者さんの研究所。日の光が明るい」こんな風にひとりで全部読むんです。他のキャラクターの台詞まで全部。地の文まで全部。だからシリーズだったら10時間かかるんです、ひとりでやると。
それを始めたんです。後輩たちがいるから、自分の台詞があれば言うじゃないですか。何か台詞があるとしたら、ジェウォンの初登場のシーンを例に挙げると、(テレビの)モニターを見てるじゃないですか。そこで僕が監督に「監督、モニターは何インチですか」と聞くんです。すると監督が「〇〇インチにしようかと思ってるけど」と答えて、また僕が「じゃあアングルはどうしますか」「距離はどれくらいありますか」と聞くんです。次にコードブルーの放送を聞いてヤン・ジェウォンが走って行かないといけないんですけど、その病院のサイズが僕たちには分からないから、監督がロケハンしたものも見せてくれるんです。次に走って行って患者を処置しないといけないから、それならジェウォンの息の切れ具合はどれくらいなのか、どれくらいの劇的さが許容されるのか、手が震えているのに処置は出来るのか。もしくは、監督が考えていることがもっとリアリティーがある感じなら、走って行って息を整えるために呼吸する暇を与えるのか。そうでなければ、ただ言葉通りに劇的さの許容は無視してやるのか。そういう話を監督として、「みんなもこんな風に話していいんだ」ということを後輩たちに言ったんです。
★そういう作業が現場での変数を最も減らすことが出来るように思います。
その通りです。お互いに通じ合って、助け合うんです。監督の立場からはドラマを立体的に作らなければいけませんが、僕のキャラクターはひたすら真っ直ぐ行くじゃないですか。最初の撮影が終わってからも、3人の後輩たちにとてもありがたいと言っていました。僕にもそんな年の頃があったじゃないですか。説明してくれて、シーンを見せてくれて、でも見ても聞いてもそう出来るものじゃないんです。
ウナさん:「ピアノをこう弾けばいいですよ」と見せられても、その通りに弾くことは出来ないですよね。
それ、すごくいい例ですね。でも(今回)後輩たちはそれをすべてやってくれたんです。みんな付いて来たんです。でもそれは彼らの能力値にありがたいと思ったんじゃなくて、この現場を信じてくれたことに対してなんです。僕たちはカメラに撮られてどこに何が出るか分からないじゃないですか。いずれにせよ自分が準備したもの以上の何か、あるいはそれより少し減らさなければならない何かに対する会話をした時、全く躊躇わずに飛び込んでくれたことが本当にありがたかったんです。
★チュ・ジフンが信じる俳優、ギョンホ兄さん
僕とハン・ユリム科長は正反対の人物なんですが、僕たちのチームに入ることになった発端が、娘さんが怪我をして入ることになったじゃないですか。僕はその娘さんを助けに、父親は娘さんに会いに走って行くじゃないですか。こんな意見があったんですよ。ハン科長はすごくウィットがあってコミカルなキャラクターだから、娘を探して走って行く最中にもスラップスティック(ドタバタ劇)をしようと。僕と監督は(うーんという感じで)。まず監督は「僕は死んでも俳優にそんなことをしろとは言えない」と。
ウナさん:そうですよね。なぜなら、実際ユン・ギョンホさんがやろうと思えば何でもできる俳優だということは知っていますが、(ジフン氏:はい、僕もそう思います。)人としてやってはいけない最終防衛線のようなものがあると思います。
そうですよね。だから僕は同じ俳優として、そして俳優としてではなく共に参加した人間として、その前のシーンでビルドアップをしっかりしておいて、これは「小貪大失(小さな利益に固執することで、結果的により大きな損失を招く)」だと思ったんです。次のシーンでは父親としての感情が出て来なければいけないのに、ビルドアップをしていってどこで爆発させるべきかに対する感じがちょっと違う気がすると。でもそれを得るにはとても大きなリスクが存在すると。
ギョンホ兄さんは、あのような(コメディ的な?)ポジションの俳優としてすごい人です。僕も同じ俳優、プレイヤーだから分かるんです。それは悪いことじゃないんです。でもジャンル性というものがありますから。それに僕たち(俳優)は、最初についたイメージがなかなか壊れないじゃないですか。ギョンホ兄さんは力があって、ウィットがある役で皆さんに知られてきたので、僕がまだ「宮」で話題になるように、全ての俳優がそうだと思います。
自分がすごくウィットがあってエネルギーがあるキャラクターを演じる時、ただ浪費されてしまうんじゃないかという悩みがあるんです。浪費されることも悪いことではないと思うんです。ただし、嘘じゃない場合に。現場で「少し浪費されるような気持ちがする機能的な役だけど頼んだ」と事前に話し合えれば納得してやることが出来ます。ああ、この作品では僕は機能的な役をやるんだなと。もちろんそこに感情を込めない訳にはいきませんけどね。ここで機能的な役をすることが自分にとってすごく重要なんだと分かってやることができると、一緒に働く同僚たちが頑張れと言ってくれるし、ありがたいと思ってくれるんです。ギョンホ兄さんもそういう悩みが多かったんです。
ウナさん:特に助演から始めた俳優の場合は、必ずそういう経験をしそうですよね。
ギョンホ兄さんが映像媒体でした初めての演技の仕事が「私は王である」だったんですよ。だから僕たちには哀惜の念があるんです。10年以上の関係ですから。ギョンホ兄さんと現場で「ジフナ、僕ちょっとオーバーすぎないか?」「ヒョン、僕は監督と話をしたんだけど、ヒョンも監督と話をしてみて」とか、そんな風に色々と話をしながらやったんです。
ウナさん:そのおかげで「ユリムピン」が誕生したんですね。
ユリムピンは存在したってことでしょう(笑)。(実はずっといたのに)今になって発見されということでしょう。
ウナさん:仰ったように、公衆電話のシーンのようなすごくコミカルなシーンは分けて見て、その代わりすごく真剣なシーンが出て来た瞬間このキャラクターを笑ってはいけないように作るその撮影の選択、そしてそれを俳優がやり遂げる瞬間、実際コメディーをその前にはすごくやりながらも、その瞬間だけは父親の姿を見せなければならなかったように思いますが。
それがユン・ギョンホの力で、それを盛り込める監督に力だと思います。
★チュ・ジフンのペク・ガンヒョク
ウナさん:(ジャンミにジェウォンをチームに入れたいと相談するシーンで)とても可愛く、多彩に手を使うのが印象的でした。外科医なのでとても手先が器用なのはそうだと思いますが、手の使い方について何か考えはあったんですか。
台本の構成上、あのシーンには面白味とウィットがないといけなかったんですが、台詞だけでウィットを出すことが出来る感じじゃなかったんです。ウィットがあるようにしたいと思ったら、友達といる時も「なあ」と(肘で相手をつつく)やったりするこういうひとつひとつが、それに誰かといて雰囲気を和らげたいと思ったらこうやって(えい、とつついて)「おいやめろよ」とかやるじゃないですか。だから(あのシーンについては)本能的にああなったと思います。
セットがオープンなセットだったじゃないですか。僕は監督が最初はあのシーンをあんな風に撮る予定じゃなかったって知ってたんですよ。もっと顔のところにカメラを置いて。アップがいけないということではなくて。このドラマは予算が充分にあったんですよ、いや充分ではなかったんですよ。でもあの空間のセットを全て作る予算はあったんです。アップのシーンというのは必要だからそうするんじゃなくて、(全体を撮る)状況が不足するせいでアップで撮るという場合が多かったんですよ。でもどうせセットは全部あって、あんなに大勢の補助出演者の人たちの登場までチェックして、あのシーンをリアルに撮ると監督も決めて、でもあのシーンはアップにするほどの感情があるシーンではなかったんですよ。
でも救急室がオープンな空間じゃないですか。だから言ったんです。文章と漫画と映像の違いについて。文章と漫画で見るなら構わないんですよ。あそこに行って(アップで)相談をするのは。でも僕をキャスティングしたじゃないですか。それに字幕を書くことは出来ないじゃないですか。「実はチュ・ジフンは背が高いですが、ペク・ガンヒョクは目立たない存在です」とは。だから、ジャンミが電話を受けていたんだったか、いやレポートを見てたんですよ。周りには他の職員もいて人も多いじゃないですか。で、現場にキオスク(タッチスクリーン式の情報端末)があって、少し密かに話をしなきゃいけないんですが、それなら正当性が必要だと思ったんですよ。この行動の目的を密かに伝える(正当性が)。だから自分でも無意識のうちにキオスクにこうやって(手を置いて)それとなく近付いて、(こうする代わりに)ジャンミにあからさまに話をしたらむしろ注目を集めるじゃないですか。もちろんそんなことに気を遣わない人から見たら僕の話はそこまでしなきゃいけないのかと思うでしょうが、でもどんな風に見えるのかが(僕には重要なんです)。
ウナさん:地の利を使ったとても自然なアクションのように見えました。
それが僕の生存方法なのかもしれません。僕は演技専攻ではなかったと言ったじゃないですか。それが僕がリーディングを見事にやり遂げられない理由かもしれません。現場で全てを習ったじゃないですか。現場では僕が予想も出来ないことが起きて、そういうものを生存本能のように活用してきた俳優かもしれません。リーディングをする時はいくら想像しても実際に目の前にあるわけじゃないので、上手くできないみたいです。だから僕は足りない俳優でしょう。いつか克服したいと思いますが、思い通りにスイッチを入れられないんですよ。スイッチがオートスイッチなんです。僕が手動で入れられるスイッチじゃないんです。
ウナさん:私のすごく好きなシーンに、ガンヒョクがインタビューの前にズボンを履いているシーンがあるんですけど、すごくオジさんぽいじゃないですか。
ああいうのがイ・ドユン監督も僕も好きなんですよ。それに僕たちはああいうシーンも途中途中で入れなければいけないと考えたんです。会議をした時にそういうことについて少し意見が分かれたんです。これはファンタジーなんだからどこまでもそうあるべきだという意見もあって。でも僕たちは「それじゃあ駄目だ」と。なぜならこのファンタジーを地に足をつけようと思ったらそう撮らないといけません。今の世の中ではあまりにも情報が多くて、皆が色々なことを知っています。たとえばヘリコプターを操縦するには免許がいるじゃないですか。たとえ免許があったとしても、安全装置をつけずに人を肩に担いで降りるなんてあり得ないということを皆知っていますよね。そういうものをあり得るようにするために、視聴者たちが見て「あんなのあり得るか?」とならないように、それまでにビルドアップをしようと思ったら、常にキャラクターの足を地につけていないといけません。
ウナさん:バナナウユも飲んで?
はい。これは地に足を付けたシーンじゃないといけないのに、反対意見としてはバナナウユを飲むとかそういうことについて、正直に言うとフィードバックがきたんですよ。「ペク・ガンヒョクはかっこよくないといけないのに、かっこよくない」と。それを聞いて僕と監督は「それって一体どういうことだ」と。
ウナさん:個人的にはヒーローに人間味を感じた時により魅力的に感じます。俳優がキャラクターにより詳細に入り込んだと思えるのは何を食べるかとか、服を着るとか、そういうところじゃないかと思うんですか。
僕がすごく嬉しかったのは、すごくたくさんのレビューやレビュー動画を見たんですが、みんな「すごくリアルだ」と言って下さったんです。それは手術のシーンだけについてだけじゃなくすごくリアルだと。それを見て「成功した」と思いました。なぜなら本当はリアルじゃないんですよ。でもリアルに感じたということじゃないですか。そう感じてもらえたのは、ヘリから降下するということではなくて、僕たちの願うところをリアルだと感じて下さったということでしょう。僕が不条理をスカッと打破していくところとか。僕がこういう表現をしたんです。僕たちの心の中にある願ってやまないものを、すごく地に足を付けて表現しようとしたんですが、そんな風に受け取ってくださってとてもありがたいと。
「支配種」の時から続いてるんですが、ジャンルごとに少しずつやり方は変えるんですが、僕が俳優だからこんな質問をずっとされるんですよ。「キャラクターの設定をする時に何をするか」「どんなディテールを加えるのか」と。今考えてみると、俳優として答えなければならないことを、僕の演じるキャラクターをどうやって作るかではなく、プロット全体をクリエイターと一緒に組んで見ると、ディテールというものは自然と出てくるものだと思います。台本にほとんどは出てきているし、現場で出すアイディアではなく、事前に監督とシミュレーションをしているので、ファンタジーにリアルさが少し出るじゃないですか。そうするとこれが超える部分があるんです。乱発したら行きすぎですけど。実のところ僕たち(俳優)が(演技をしながら)どうしてそんな行動をするのか分からずにする行動がすごく多いんですよ。そんな無意識を少しノックしてあげる作業をたくさんするんです。僕もそういうことをするのが好きですし。
★「トラウマコード」はチュ・ジフンの3.0バージョンじゃないかと思うんです。そして実は「コンフェッション」が2.0じゃないですか。あの映画をきっかけにやるジャンルや、活動内容が大きく変わった時期でしたし。この3.0がどういう意味かと言うと、先輩たちにものすごく愛された「ウリ・ジフニ」、そしてそれを栄養のように次々と吸収して自分のものにしていった「ウリ・ジフニ」ではなく、もう後輩たちを引っ張っていく完全に主人公としての作品ですし、成功した作品だと思うんですが、そしてそれは結果的に大衆とも折り合って本当に成功したということは、チュ・ジフンという俳優にとって成功というより、もう違う段階に達したんだと思ったんです。「いつかひとりで患者を救えるようになるだろう」とヤン・ジェウォンに言ったように、本当にもうひとりで人を助けられるんだなと。
僕はペク・ガンヒョクのように毎回ではないと思います(苦笑)。僕も感じてました。撮影している時はそこまで思わなかったんですが、今になって画面を見ると、外見的な面も確かにそうですし、纏う雰囲気もそうですし、僕の顔が幼い時よりも、ヒョン達の顔のように見えました。だから少しびっくりしたんです。良い驚きじゃなくて、僕の心の中はまだ21歳のままなのに、う~んって。考えてみると、僕の今の年齢が「アシュラ」を撮っていた時のヒョン達と同年代なんですよ。あの時僕が34歳だったんですが、ヒョン達がものすごく大人だったんですよ。
ウナさん:(ヒョン達から)「ちび」って表現されていましたもんね(笑)
ヨンウは27歳で、ハヨンは32歳で、ジェガンが31~33歳だと思うんですが、彼らにとって僕がすごく難しかったと思うんです。年齢差自体が。だから、思い切りよくしてあげるのも負担だろうし。どんな感じか分かりますよね?(ウナさん:ええ、私も社会生活の中でそういう経験をたくさんしましたから。)画面に映る僕の姿も、実際の関係も(作品の中で自分が一番先輩になったんだということについて)一度も考えたことがなかったんです。なぜなら、年齢が38歳、39歳になっても、歳を取ったなと言いながらも、むしろ20代中盤・後半だった時の方が「もう大人になったんだ」という感じで、今はなんというか避けられないというか
……
僕の心が18歳だと思ってももう違うんだと、初めて感じたんです。
視聴者にこんなに愛して頂く前に、(俳優たちは)事前に「トラウマコード」を見たじゃないですか。その時から感じ始めて、驚きましたし、微妙な気持ちでした。「これからどうしたらいいんだ?」と。結論は出ているんです。ただ毎日に最善を尽くして生きていくという、その結論は変わらないんですが、不思議な気持ちです。
★ヨンウさんもそうですし、ハヨンさんもそうですが、チュ・ジフンという俳優の、あるいは人間の変化の時点に初めて迎えることになった「1号達」に対して、これまでとは違う気持ちがあるんじゃないかと思うんですが。
努力しているところです。ヨンウ、ハヨン、ジェガンに対して、すごく距離を置こうとしています。
ウナさん:え、なんでですか?
可愛すぎて干渉してしまいそうなんです。
ウナさん:愛が行きすぎてしまって?
過干渉になってしまいそうなんです。いずれにせよ僕がしてあげられる役割はどれくらいなのか?(と考えるんです)なぜならヒョン達は僕に強要しなかったんです。自分の話を色々と親切に心を込めてしてくれて、そこからは(自分で見つけなさいという)彼らはそういう役割をしてくれたんだと思います。
ウナさん:見守るということ(ですね)。助けが必要だと言われた時には?
本人たちが望んだ時には最善を尽くして助けなきゃいけませんよね。同僚だから。どの作品も大切ですが、先ほど仰ったように僕にとって「初めて」の意味を持つ作品でもあるので、後輩たちにすごく感謝していることもたくさんあって、だからこそ距離を取ろうとしてるんです。
ウナさん:まるでお父さんみたいな気持ちですね。
そうですよ。
★1話が短くて全8話なので計411分と比較的短い時間で見れるので、ファンの方たちはもう1回、もう1回と見ている方が多いようです。
昔は僕たち、テレビのチャンネルをつけたままにして生活をしてたじゃないですか。そんな風に楽しんで頂いているみたいです。
ウナさん:そうするうちに台詞を覚えて、シングアロング(一緒に言うこと)が出来るようになるくらい。
ははは。
ウナさん:もしシーズン2が出来たら、1と一緒に見ながら台詞を真似して言って、そんな風に見ることも出来るんじゃないかと思うんですが。
(そうだったら)可愛いですね(笑)
★シーズン2はどうなりそうですか。
シーズン2ですか。今すごくたくさんの方々が、海外でもそうですし、シーズン2への要請がものすごく多いんですよ。こんなに沢山の愛を向けて下さる作品ですし、プロット自体も無理に絞り出さなくてもいいジャンルじゃないですか。原作に(まだドラマ後の)後日談がとても多くて、可能性がすごくありますから、制作陣と僕たちはNetflixが投資をしてくれたらやらない理由はないと思います。視聴者の方々がすごく愛してくださって、やらない理由はないですよね。そんな気持ちです。
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