ortensia
2025-04-05 22:57:11
374文字
Public 傭リ
 

よーり


 一方的にこちらに向かって来る男を、座して待つ。
「女達をにやにや眺めやがって。」
 はい到着。せっかく受け止めて遣ったのに、こちらを不満気に見ながらゴールに着いて言うことがコレ。
「まー失礼。わたしは女性をそんなふうに見たことは有りませんよ。女性はね。」
 ヒントを寄越してやれば、それで良いと数度頷いて見せる。生意気だ。
「囲まれて居たのはおまえのくせに。」
「おれが仕向けたわけじゃ無いのは分かって居るだろ。それに、だからこうして草の根を掻き分けるようにしてゴールしただろ。」
「まー失礼。女性を草扱いだなんて。しかもそれだと、わたしが草より小さい場合に成る。」
 じゃあわたしのことは?と訊いてみたのは好奇心で、予想では花だった。
「おまえは……木。」
「草はおまえですチビ。」
 また不満気な顔をされる。その顔をしたいのはこっちだ。


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いつもリアクション絵文字等ありがとうございます。