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三毛田
2025-03-28 22:07:41
1071文字
Public
1000字3
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45 05. 仲直りの方法を探して
45日目
初めてだから難しい
「うわ〜ん! 丹恒の意地悪〜!」
「
……
」
俺が泣き叫ぶと、丹恒は気まずそうというか少し傷ついた表情を浮かべてふいとそっぽを向く。
「なんじゃなんじゃ。お前たち、喧嘩か?」
「だって、丹恒がっ」
「それは、穹も」
「「
……
」」
言い訳のような互いを責める言葉が重なり、パムは呆れたように俺たちを見上げる。
「するなとは言わん。じゃが、他の人に迷惑をかけぬように。よいな?」
「わかってるよ」
「ああ。承知している」
俺たちの言葉に、満足したように頷くと離れていく。
他の人も、理由を聞くだけ聞いてくれるはず。
けれども、俺の味方をすることも、丹恒の味方をすることもないだろう。
ただ笑いながら、『早く仲直りしろ』ということを伝えて。
俺たちがちゃんと仲直りできるか、ドギマギしながら待つのだろう。
でも、喧嘩をしたのもほとんど初めてなのだ。仲直りをどうしたらいいのか、わからない。
「
……
少し、距離を置こう」
「ふえ?」
「しばらく、資料室に来ないでくれ。お前に
……
酷い言葉を、告げてしまいそうだ」
今にも泣きそうな表情で、ぎゅっと拳を握る。
丹恒に拒絶されたことが嫌だったのか、あの丹恒がまさか俺に? という気持ちでオレも泣きそうな気持ちに。
「やだよぉ
……
丹恒の顔見れないの矢だってばぁ」
「穹。俺だって、そうだ。だが、今は俺もお前も冷静じゃない。だから」
丹恒に抱き着いて、胸にぐりぐりと顔を押し付ける。
恐る恐る、背中に腕が回されて。
「俺が悪かった。俺が悪かったからぁ」
「俺も、悪かった。だから、泣き止んでくれ」
「うえぇ
……
たんこぉ
……
」
ズズッと鼻をすする音。丹恒も泣きそうになっていたんだ。
「丹恒、仲直りしよう
……
」
「ああ。仲直りしよう」
「水を差すようで悪いが、穹、鼻水が出ておるぞ」
「パム、俺に渡してくれ」
体を離すと、丹恒は静かに成り行きを見守っていたパムからティッシュを受け取り。それから、俺の鼻に当てて。
「ほら。強くかみすぎるな」
ティッシュに向かって鼻をかむ。
「ふっ。子供みたいだな」
「
……
馬鹿にしてる?」
「いや。可愛らしいなと思っただけだ」
「可愛いのは丹恒じゃん」
「いや、お前だ」
「丹恒!」
「穹の方が可愛い」
と互いを可愛いと言ったところでこれ以上言い合うと、さっきの二の舞になると口を閉じ。
その瞬間、空気を読んだのか読んでいないのかよくわからない腹の音が響き。
顔を見合わせて、笑い合う。
「ほれ。おやつなら用意してあるぞ」
「ありがとパム」
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