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じれ
2025-03-27 16:54:22
1586文字
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相心のネタメモ
※モブ心要素あり
こういうの書きたいってやつ
ひょんなことから、片目片足が不自由でこれまた随分と顔色の悪い男の家に居候することとなった。
先生は自身の名は「相澤」だと教えてくれはしたが、俺は彼を「先生」と呼ぶ。出会って間もない頃、俺に読み書きだけではない、さまざまな知識を与えてくれたからだ。先生は、俺のその呼び方に一度だけ眉根を寄せはしたが、それ以降はなにも感情を示さなかった。
俺は奉公に出ていた家で、随分な扱いを受けた、のだと思う。何せあの頃はよく分かっていなかった。
昼間はさまざまな雑用をこなし、夜は旦那様のお相手をした。旦那様は大層な気分屋で、時には俺を殴ることもあった。死なないだけ、良かったのかもしれないと今は思う。
お相手をすることは、どうでも良かった。俺自身も気持ち良くなれる術を知ったから。どうすれば旦那様が気持ち良くなって気分良く終われるか分かってきたから。
だけれど、殴られ、蹴られることは堪えても堪えても痛みが増すばかりで辛さがだけが募った。身体中がアザだらけになって、数日の間まで響く痛みは時折涙が出そうになった。
あの日の夜は、旦那様はとても機嫌が悪そうだった。酷く殴られ、蹴られ、髪を引っ張られ、あぁ、俺は、死んでしまうのだろうか、そう過ぎった。
そうしたら、俺の身体は急に今までの恐怖を思い出したかのように震えだし、叫び声を上げた。死にたくない。死にたくはない。だけれど、このままここで生きていくのも嫌だ。俺は初めて旦那様に抵抗した。突き飛ばして、着の身着のまま数年間もお世話になった奉公先を飛び出した。旦那様は追いかけては来なかった。
ただ最後に「恩知らずめ。そのまま飢えて死ね」と言われたと思う。
もうどうでも良かった。
草履も何も履く余裕すら無かった素足はあっという間に泥だけの傷だらけになった。
だけれど、走って走って走って、遠くへ行きたくて駆けていた。行く当ても何も無いのに。
ぜぃぜぃと息が弾み、胸が痛い。心の臓が酷い音を立てている。
必死で動かした足はとっくに限界を迎えたようで、がくりとそのまま砂利だらけの道に膝をつく。
真夜中だから誰もいない道はとても静かだった。はぁはぁと弾む息もそのままに、ふと上を見上げると真っ暗なのに、ぽつりぽつりときらきらする何かが見えた。
そういえば、まともに上を見上げることもなかった。自分は何も知らない。これからどうしたらいいのかわからない。
真っ暗なのは一緒なのに、俺にはきらきらするものなんて無いのだなぁと思った。
死にたくなくて逃げたのに、もう自分には死ぬことしかできないなと思った。どうやって生きていけばいいのか、わからない。
だけど、死ぬ前に最後だけ。
「なんだろ、あれ
…
」
きらきらするものの名前が知りたくて、ぽつりと溢れた俺の声。
「あれは、星だ」
知らない男の声がして、優しく教えてくれた。
それが、俺と先生との出会いだった。
っていう感じで始まる相心。
このあと、心操くんは助けてくれたお礼にと自分の身体でたくさんご奉仕します。自分にできることはこれだけだからと。
相澤さんはこんなことしなくていい。読み書きも知識も得たお前はどこにでもいける、って伝えるけれど首を縦には振らないんだね。
そして一緒に暮らすうちに、相澤さんは死にたがっていることを知った心操くんはますます夜の行為を求めるようになる。
どうしてかを問うと「だって、俺としてる時の先生は一番生きてるって感じがするから」「先生、死なないで」「生きるために、俺を利用して」「先生が生きたいって思えるようになったら、俺はちゃんとここを出ていきますから」
そう懇願する心操くん。
そんな関係が続いていくなかで、相澤さんの気持ちも次第に変化を遂げて、最終的に
「生きたい。生きていきたい、お前と」
って心操くんに告げる相澤さんのお話。
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