【歌舞伎鑑賞】#49 三月大歌舞伎

通し狂言「仮名手本忠臣蔵」

松竹創業百三十周年
三月大歌舞伎

歌舞伎座
通し狂言「仮名手本忠臣蔵」

2025年
3月16日(日)昼の部|Aプロ 11:00開演
3月17日(月)夜の部|Bプロ 16:30開演

演目あらすじ・出演者情報はコチラ⬇️
https://www.kabuki-bito.jp/theaters/kabukiza/play/929

場面ごとのあらすじはコチラ⬇️
https://enmokudb.kabuki.ne.jp/repertoire/2071/

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歌舞伎座では30年振りとなる通し狂言『仮名手本忠臣蔵』。ダブルキャストによる上演だったので、私は勘九郎さんが出ている昼の部・Aプロと、夜の部・Bプロを拝見してきました。

結論から言うと、初見なので長時間楽しめるか正直不安もあったけど、流石、名作!すっごく良かったです😭✨👏
また上演されたら(配役にも寄りますが)喜んで観に行くことでしょう😊


あの赤穂浪士の討入りを題材にした超大作ですが、当時は幕府によって史実通りに上演することを禁じられていたため、時代背景や役名は変更されています。
 
よって、今回観てきた主な配役は以下の通り。

・高師直   (=吉良上野介)→松緑
・塩冶判官  (=浅野内匠頭)→勘九郎
・大星由良之助(=大石内蔵助)→仁左衛門

また、通し狂言と言っても全てを1日で上演するのは不可能なので、大序、三段目〜七段目、十一段目という構成に。それでも歌舞伎『仮名手本忠臣蔵』を知るには充分な内容で、登場人物の背景も分かりやすく、また感情移入もしやすかったので、歌舞伎初心者的にも、初見から通し狂言で観れて嬉しく思いました。


【昼の部・Aプロ】

昼の部は、松緑さんの高師直が、斬られて当然だ!と言わんばかりの憎たらしい奴で(褒めてます笑)、そして、そこに対して、本来、冷静で温和な塩冶判官の堪忍袋の緒が切れるまでの心情を勘九郎さんが丁寧に演じられてて、すっごく良かったです😭✨

てか、ここらへん、昔ドキュメンタリーでやってた奴だ⬇️


当時、お客さんに泣いてるのが分かるように、もっと肩を震わせろ!と勘三郎さんから指導を受けていた勘九郎さん。その教え、今回もちゃんと実践してて🥲

切腹の場面も、観客の集中力が凄くて、あの静寂な雰囲気そのものが圧巻でした。ここでスマホ鳴らしたらマジで切腹もんよ!😅💦

そしてギリギリの所で駆けつけた、にざ様演じる由良之助。客席も待ってましたと言わんばかりの空気で、カリスマ感凄かった!流石にざ様!流石のカッコ良さに、これで翌日に控えた夜の部を観るのが楽しみになりました。

昼の部ラストは、隼人さん演じる勘平と、七之助さん演じるおかるの旅路を舞踊劇にした場面で、美男美女の舞踊を観て、少し緊張感が和らいだと同時に、ラストの巳之助さんのとんぼにビックリして、全部持っていかれそうになりました😂

だって、巳之助さんまでとんぼ切るとは思わないやん😅💦


【夜の部・Bプロ】

こちらでは、おかるを七之助さんが続投してますが、勘平役を勘九郎さんにバトンタッチ。

勘平が「昨夜、猪と間違えて撃った相手は、もしかして義父だったのか!?」という勘違いから、勘平の心情がドンドン大変なことになっていくのですが、ここでも勘九郎さんが丁寧に演じてくださるので、それがリアルに伝わって来て、真実を知らない登場人物たちと、真実を知ってる観客とのギャップに、、、

うわぁぁあぁぁぁぁぁ……ッ!!😭😭😭

という気持ちで観ていました😅💦
ああ、凄いもどかしい!!苦笑

六段目は「与市兵衛内勘平腹切」とタイトルでネタバレしてるように(笑)、最後は早まって腹を切ってしまうのですが、役者的には昼も夜も切腹してて、でも作法は全然違うので、興味深いという意味では面白い配役だったと思います。

悲しい話だけど、最後の最後に誤解が解けたのは救いでした。


そして、父が悪党に殺され、夫・勘平も切腹したことを知ること無く遊女となったおかる。由良之助から身請けして自由にしやるという話に浮かれてる姿を観ていると胸がキュッとなりました🥲

そして、松也さん演じる兄・平右衛門との再会。兄から真実を聞かされた時の反応を観て、更に胸が締め付けられました🥲🥲🥲

てか、父が殺されたのを知った時は、ええええ!?と大胆に驚いてたのに、愛する夫が死んだと聞かされた時は、静かに、え?って感じで驚いてて、この衝撃度の違いがリアルでした。

老い先短い父親の死と、若くして亡くなった夫との差なのかなとにかく、夫を愛してたのが伝わってきましたね。衝撃度がデカいほど、人間意外と、え?は?みたいな反応になるよね

そして、兄の為に命を差し出そうとするおかるでしたが、裏で話を聴いていた由良之助が丸く納めちゃうの、流石カリスマ〜!😭✨って感じでした(笑)


ということで、主君の仇討ちを達成するまでの人間ドラマが濃厚で、凄く惹き込まれました👏✨

てか、人間ドラマが濃厚過ぎて、最大の目的であった高師直の首をとるところは随分とアッサリとしたもんだな、と思ってしまいましたが😅

でも、その瞬間、前日の昼の部に観た、塩冶判官と由良之助勘九郎さんとにざ様の場面が自然と脳裏に蘇ってきましてね、あぁ、悲願達成出来て良かったな、と思いました(しみじみ)





ちなみに一昨年の7月に中車さん主演で上演された「菊宴月白浪」は、この忠臣蔵の後日譚として制作されたもので、「おかる」の名前や見覚えのあるシーンがあるなァと思ったら、こちらからの記憶でした。

当時の「菊宴月白浪」感想⬇️
https://chaosnokanoke.xxxx.jp/archives/27091

登場人物の設定は、新解釈の為、だいぶ改変されてるようですが、原作のオマージュが散りばめられていたのが、ようやく確認出来ました。


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観劇直後に呟いたホットな感想は、
こちらのXのスレッドにて⬇️


勘九郎さんのインタビューと舞台写真⬇️
https://www.tjapan.jp/entertainment/17755016

過去の観劇日記はコチラから⬇️
https://privatter.me/user/mijuppa
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