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らく@創作企画TRPG
2017-08-28 22:09:49
670文字
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【学戦】パーシーとディーン【アウリさん家二次創作】
(@kartanlukija)さん宅のキャラしか出てきてません。
パーシヴァル・パーシー、彼は人に何かを望まない。
けれど。
「ディーン、俺様の手を取るであろう?」
汚れなど知らないかのような大きく綺麗な手が導くように差し出される。
その導きの先には一人の少女がいた。
大仰な仕草で、有無も言わせない力強さで、まっすぐと視線で射抜くパーシーをディーンは見上げる。
蜂蜜色の目に見上げられ、まだ十六歳の少年は、緩む口元を隠しもせず、分かり易くうっすらと頬を上気させた。
ゆったりと喜悦が広がっていく陽光の下でなくとも美しく煌めく翡翠の目に釣られて、思わず伸び掛けた右手を、ディーンはもう片方の手できゅっと引き止めて自分の後ろへと回した。
「どうして、取ると思ったんですか」
意地悪で、言ったわけではなかった。
ただの意味のない抵抗だ。
現に、彼女は少年と同じくらい、あるいはそれ以上に上気している自分の頬の熱さを自覚している。
「マイ・ディア。俺様の手を取るまで、俺様は貴公にこうやって手を差し出し続けるからだ」
身勝手な言い分に、ディーンは嘆息しようとして息を詰まらせる。
差し出し続けるからといってなんだと言うのだ。
彼の言い分だと、ディーン・ホロウェイの敗北しか先に見えない。そこに彼女の意思はあるようでない。
それでも、じりり、と胸を焼くこの感情は、彼女の意思に反して酷く甘かった。
「
……
っずるいですよ」
こぼせば「貴公ほどではない」と愛おしそうな声が肌を撫でていく。
パーシヴァル・パーシー、彼は人に何かを望まない。
けれど、これ以上なく我が侭だ。
※こちらのテキストは妄言でもあり、フィクションでもあり、実在の人物・団体とは一切関係ありません。
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