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らく@創作企画TRPG
2016-09-26 22:25:24
632文字
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【学戦】世界観のはなし
いろんな設定の可能性を書いて遊ぶ簡単なお仕事
白と黒の石がひとつ、またひとつと盤面を埋めていく。
この狭い盤面に余分な場所などひとつもなく、狭いがゆえにすでにある石の色をひっくり返すことでしか自分たちの色を増やしていくことが出来ない。
奪われたら奪い返し、まだ石の置かれていない場所は機を見て埋めていく。
長らく白が統治していた場所が、黒の軍勢に攻め落とされた。
学兵の色はあっという間に黒に塗り替えられ、そこに住まう人々の生活は一変した。
白では許可されていた輸入品は一斉に規制され、それで生活していた住人は日々の糧を奪われようとも、文句を言おうものなら問答無用で処されていった。
土地持ちは没収され、開墾のために人々が駆り出される。
貿易により巡っていた経済は途絶え、地産地消で賄えば、全てが内へ内へと集約し、完結していく。さながら鎖国の時分に似た様相を描き出す。
活気はあった。
しかし、白に統治されていた頃の自由さを知る住人達の、まして商いや土地を取り上げられた輩たちの不満が解消されることはない。
彼らに抗う術はなく、ただ唯々諾々とお上に従う。
だから、じっと息を潜め、日々の生活を何食わぬ顔で送りながら待っていた。
裏返るのを。
「ああ、明日また戦場が開かれるそうだよ」
黒い石が白へと裏返るそのときを。
「彼ら、勝ってくれるだろうか」
「わからない」
「いつまでこんな生活が続くのか」
「もう耐えられない」
学生たちが血で血を贖いながら、この地を奪い返してくれるのを、待っている。
※こちらのテキストは妄言でもあり、フィクションでもあり、実在の人物・団体とは一切関係ありません。
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