らく@創作企画TRPG
2016-09-21 18:58:22
580文字
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【学戦】いふ赤軍・朧綴貴




目が合ったのに逸らされた。
声を掛けようとしたのにあからさまに避けられた。
数えたらきりがない。
最初は気のせいだと思ったが、数日続くとそうでないのだと嫌でもわかる。
「おぼ……
呼ぼうとして、また目を逸らされる。
目が合ったのに。
呼ぼうとしたのに気づいたはずなのに。
じわと込み上げるものを無理やり飲み込んだ。
しまったという顔をした朧が見えたが、もう遅い。知るものか。
「たかこ」
通りすがりの彼女にもふと抱き付いた。
「うん?どうした?」
彼女は隊員には優しい。
少し屈んでくれたので、何もいわずにふにと胸に顔を埋めた。
「つ、綴!悪い、さっき俺に声かけようとしてなかった?俺、気づかなくって」
慌てたように声が後ろから追いかけてくる。
嘘つきめ。
「そうだ、昨日、綴の好きな駄菓子もらったんだ。一緒に食べよう?」
昨日は、朧を誘ってその駄菓子を買いに行こうとしてたのに。
無視して知らない隊員と出かけてしまったのはそっちだ。
ちらりと視線を朧に投げてすぐに貴子の柔らかさに戻す。
「やだ」
貴子の困ったような気配を感じたが、離れる気はない。
「つづ
「やだ、たかこがいい」
ぎゅうと抱き付く力を強めれば、貴子はそっと抱きしめ返してくれた。


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小早川貴子さん(@xMHHMx)お借りしました!


※こちらのテキストは妄言でもあり、フィクションでもあり、実在の人物・団体とは一切関係ありません。