楓花
2025-03-20 13:45:08
Public GD/真矢うさ 小説
 

布団から出られない真矢うさ

タイッツーに投稿していたSSS
2025.1.11初出



「寒い……

目が覚めたけど、あまりの寒さに布団から出る気がしない。
逆に更に布団の中に潜り込んで、隣で寝ていた真矢にぴったりくっついた。

あったかい。
もうここから一生出たくないかもしれない。

すると突然、ぎゅうっと強く抱きしめられた。

「おはよー、万尋さん」
「ちょ、離せっ」
「やだ。寒すぎるから、今日はもうずっとこうしていよ」

にっこり微笑んだ真矢の顔。
まるで心を見透かされたみたいで、急に恥ずかしくなってくる。

……いや。折角の休みだし、もう起きる」

そう言うと、真矢は俺の上に乗り上がるようにして、悪い顔で見下ろしてきた。

「じゃあ一旦、あったまることしてからにしよ」
「お、い」

真矢の手が服の裾から侵入してくる。
震えるほどの寒い日の朝。
なのに二人で汗だくになって、結局布団から出れたのは昼近くになってからだった。