片葉美みつお
2025-03-18 01:20:05
6144文字
Public オウシエ
 

ライト兄さんの決意

【⑧続き物】うちよそ学パロ文(我が家のオウカ♂と隼さん家のシエル君♂)
シエル君のお兄さんライト兄さんが悩んだ末に出した結論は…。(性的な描写若干有)
※2人の学パロキャラクターシートを一読してから読むのをオススメします。
オウカ → https://bsky.app/profile/katabami320.bsky.social/post/3lewwja6yfk24
シエル君→ https://bsky.app/profile/51kk010ve.bsky.social/post/3lh23sj2kx22k

俺の名はライト。
レルネア学園から歩いて10分程度に位置する交番に勤務している。

交番での職務内容は、交番前での立哨や管轄区域のパトロール、周辺住民の悩みや困りごとの対応などだ。
待機している時間も少なくはない。
とりわけ急ぎの案件もなかった為、事務仕事をこなしながら巡査部長と話をしていた。

先日、部長の娘さんが結婚したらしい。

以前写真を見せて貰ったが、優しそうな女性で相手の男性も誠実そうな青年だった。
結婚……自分は、弟達が学校を卒業するまで、結婚は考えていない。
同僚達は「男前なのに勿体ない、意外だ」と口を揃えて言うが、そもそも俺は片目が見えない。
仮に女性と結婚しても、きっと相手に迷惑をかけてしまう。

あまり、現実問題として考えていなかったが、身近な人間でそういった話があると急に他人事じゃない気がしてくる。

ルイスは、女性というかそもそも、色恋への関心がないから、浮いた話は聞かないが、問題はシエルだ。
アイツは最近、同級生の男を家に連れ込んでいるようだ。
……クソッ!俺が至らないばかりに、シエルがどこの馬の骨とも知れない男にたぶらかされてしまった……!!

部長「くんライト君」
ライト「あ……すいません、少し考え事をしてました」
部長「ああ、まぁ大した事じゃないんだけどね。親の立場からしたら、娘を嫁にやるというのは嬉しい反面、寂しくてね……でもね、いいもんだよ。相手の青年は信頼の出来る男だ。つまりだ……

一体部長は俺に何を伝えたいんだろう。

部「キミもお母さんが健在なうちに親孝行した方がいいよ」
ラ「………はぁ」

その後、業務を滞りなく終え、俺は帰宅の途に着いた。

部長は結婚した青年と俺を重ね合わせて話をしていたのだろう。
だが、俺は部長の娘さんとシエルを重ね合わせていた。

今すぐというわけではないが、シエルも……恋をして、いつかは結婚して家を出ていくのだろう。

先ほども思い煩っていたが、シエルが懇意にしている男……確か「オウカ」という名だった筈だ。
覚える気はなかったが、何度も顔を合わせていれば気になってしまう。
シエルが複数の男と遊んでいる訳ではないのが、まだ救いだが……何度も会っているという事は、そのオウカという男に相当入れ込んでいる。

俺個人の感情としては、2人を引き離したい気持ちはやまやまなのだが、『警察』という仕事上、有事には住民の安全を優先しなければならない。
いつまでも、ずっとシエルを守ることは……出来ない。

オウカという男は、シエルに相応しい男なのか……

遊びでシエルと交際しているのなら、許すわけにはいかない。

そうこうしている内に、我が家の玄関に到着した。
シエルの部屋の電気がついているので、鍵は開いてるようだ。
扉を開け、中に入ると……見慣れない靴が置いてある。ルイスやシエルの靴ではない。

なぜだろう。胸騒ぎがする。

階段を上り、2階へ向かう。
シエルの部屋の方から、ギシギシという物音がするついでに、余裕のない声も

これは――――

自分の中で、ほぼ『答え』は出ているのに確かめずにいられない。

通常なら、ノックをして部屋主の許可を得てから入るが、そんな気にもならなかった。
意を決して、部屋の扉を開く。





一瞬、何が起きているのか理解できなかった。





一糸まとわぬ姿で、シエルと………オウカという男が、ベッドで……

オウカ「ッッッ――――?!!」
シエル「ライト………兄さん……

ナニかしていたのか、2人とも汗ばんでいる……というか、シエルの尻にどうみてもオウカの一物が挿入されているように見える……

ラ「……ナニを………しているんだ、シエル」

自分が何をしゃべっているのかわからない。

シ「見ればわかるでしょ……?オウカとエッチしてるの」

オウカとエッチしてるの……エッチシテルノ……エッチシテルノ……

言葉が、耳から入ってきても、頭に入ってこない。
理解できない。いや、理解したくない。

俺がその場で呆然としていると、シエルがオウカの膝を蹴って、ヤツの身体ごと押し返している。

2人の身体が離れた為、結合部から白濁色の液体が流れ出るのが見えた……


俺は……意識を手放した。




気が付くと、自室のベッドに寝ていた。
頭がぼーっとする
とりあえず、水を飲むために、リビングへ向かう事にした。

ル「へ~……オウカは追試、通ったんだね。これで先輩達も安心だ。試合も近いし。」
シ「ルイス兄さんは出ないの?」
ル「俺も出るけど、オウカが剣道部のエースだからね~」

リビングから弟達の会話が聞こえてくる。

ラ「おはよう……

時間的に夜だが、今起きたので『おはよう』と挨拶する。
夜勤のある仕事だと出退勤時間が変則的なため、挨拶が『おはよう』と統一されることが多い。

ル「あ、お兄ちゃん起きたんだ。おはよ~」
シ「………おはよう」

どことなく、シエルがよそよそしい。
やはり、さっきの光景は夢じゃなかった……のか。

シ「……ごちそうさま」

話しかけようとしたら、シエルは食器を持って洗い物を始めてしまった。

ル「? 2人とも、ケンカ?」
ラ「いや………

ルイスは何があったのか知らないようだった。
あの光景を見るまでは、「オウカとの交際をやめろ」と、強気に出るつもりだったのに、シエルの態度を目にすると尻込みしてしまう。

しかし……身体の関係まで持っているとはまだ、高校1年だぞ?最近じゃ普通なのか?
いずれにせよ、ショックだ……明日、仕事に行きたくない

結局、シエルに何も言えないまま夜は過ぎていった。

2日後。

今日は、朝からシエルは出かけている。
非番の俺はというと……そのシエルの後をこっそり尾行している。

シエルは、出かける前にやたら鏡をみて髪型など細かくチェックしていた。
小綺麗な服装に、香りの良い香水もつけているようだった。
十中八九、デートだ。オウカとの……

シエルに直接、交際を辞めるよう言うのは抵抗があった。
線が細いが、シエルはプライドが高い。
俺がどんなに説得しても、反発するだろう。そこも可愛いのだが。

ならば、オウカの弱みを握るしかない。
オウカに問題があれば、ヤツとの交際を辞めさせる口実になる。

パトロールの時、それとなくレルネア学園の生徒に『オウカ』について尋ねてみた。

モブりん「オウカくん?身体が大きいけど、とっても親切で優しいですよ。この間、重い荷物を運んでいたら代わりに持ってくれたんです。」

モブ男「オウカ?ああ、勉強はからきしだけど、スポーツをやらせたらめちゃくちゃスゲーよ。今度、剣道部の試合に出るんだってな。1年なのに大した奴だぜ」

モブケン「オウカ君……失礼ですが、何故、彼の事を聞いて回っているんですか?いえ……大切な後輩なので。それ以上の感情はありません。」

いささか、気になる証言もあったが、学園内で悪い噂は聞かない。
自宅も確認したが、一戸建ての家で自家用車の車種や、庭先の様子からして裕福な家庭のようだ。
裕福な家庭という事は、両親の職業も真っ当で、しっかりした教育を受けて育っていると言える。
残念ながら今のところ、客観的に見て交際を反対する理由がない。

そうなると、今日の尾行で直接オウカの欠点を見つけるしかない。
決して、荒さがししている訳ではない。

2人は公園で待ち合わせしているようだ。
噴水の傍で、オウカが先に待っていたらしくシエルが嬉しそうに抱きついている……くっ……
深呼吸して、飛び出して、引き離したい気持ちを抑える。

会話をしながら目的地に向かっているようだ。
オウカがチラチラとこちらの方を見ている。
まさか、尾行がバレたのか?いや、念のため帽子とサングラスをしている。
距離も10m以上は離れている。バレている筈がない。

駅前の商業ビルに入っていった。
メンズアパレルショップに入って服を見ている。
シエルがオウカの服を見立てているようだ……羨ましい。

その後は、ゲームセンターでゲームを。
レストランでランチをとるなど、至って普通のカップルのデートをしていた。

複雑な気持ちだ。

俺の知らない、幸せそうな表情を浮かべたシエルがそこにいた。
オウカの事はよく知らないが、多少照れているものの、シエルとの時間を心から楽しんでいるように見えた。


……………………


日も暮れかけた頃、待ち合わせしていた公園に戻ってきた。
解散するには、少し早い時間に思えた。
あまり考えたくないが……ベンチに座ってキスでもするのだろうか。

「えぐっ……やだぁ………!あの『ふうせん』とってよぉ……!!」

小さい女の子が泣いている。
母親もすぐ傍にいた。
どうやら、女の子が持っていた風船を手放してしまい、木の上に引っかかったままとれなくなってしまったようだ。
シエル達がいなければ、俺が取りに行くものの……どうしたものか。

オ「あの風船がとれなくなっちまったのか?」

迷っている内に、オウカが女の子に話しかけている。

女の子「ゆうえんちでおじいちゃんにかってもらったの……せっかく、かってもらったのにうぇ
オウカ「よしよし、オレがとってきてやる。ちょっと待ってろよ」

どうやら、オウカが風船を取りに行くらしい。
柔軟運動をして、準備している。

見たところ、ヤツはかなり体格が良く筋肉質だ。
木登りは、筋力も必要だが、身軽な方が上りやすい。
果たして平気だろうか……と、思っている内にスイスイ上り始め、あっという間に風船の下へ辿り着いた。
この男身体の使い方という物を熟知しているそれに、目的地まで向かうルート選択に無駄がない

俺の心配はどうやら杞憂だったらしい。

あっという間に、風船を回収して女の子のところへ戻ってきた。

オ「ほらよ。家に着くまでしっかり持ってるんだぞ」
母親「すいません、ありがとうございます……!!ほら、お兄さんにお礼を言いなさい」
女の子「おにいさん……ありがと~!わたしおおきくなったら、おにいさんのおよめさんになる!」

いいぞ、今なってもいいんだぞ。そうすれば、大手を振ってオウカを逮捕できる。

オ「ははっ……いい女になれよ」

女の子と母親は何度もお礼をいい、その場を去っていった。

シ「………浮気だ……
オ「いや、なんでだよ?!」

2人が目の前で痴話喧嘩を始めた。

目の前の光景が、すごく遠く感じる。

今日一日を通して……俺は、心に決めたことがあった。
じゃれあっている2人の元に近づく。

ラ「シエル……
シ「え?誰………ライト兄さん?」
オ「………どうも」

やはり、オウカは俺が尾行している事に気付いていたようだ。

ラ「オウカ君。挨拶がまだ、だったな。俺は、ライト。シエルとルイスの兄だ。」
オ「レルネア学園高等部1年のオウカだ。よろしく。」

表面上、挨拶はしているものの握手をする気はなかった。
この男とは、直接決着をつけなければならない。

シ「え?何、この空気……

ラ「今から、少し俺に付き合って欲しい。シエルと今後交際を続けるつもりなら」
オ「……望むところだ」

2人を連れて街の中心部に位置するエルガド警察署へ向かった。
警察署の5Fに剣道稽古場が設けられている。
基本的には警察関係者しか利用できないが、付き添えば親族や近しい友人も利用することが出来る。

警察官は、犯人逮捕の為、剣道か柔道の履修が義務付けられている。
俺は、剣道を選んだ。
稽古場につくと何人か、稽古している。ちょうど、休憩時間のようだった。

ライトの後輩「あれ、ライトさん。今日は、非番でしたよね?」
ラ「少し、汗を流しに来た。私的な理由なんだが1試合、審判を頼んでもいいだろうか?」

会話を聞いていた、他の利用者に緊張が走る。

体験者用の道具をオウカに貸し、自分もそうした。
これなら、条件は同じだ。

シ「兄さんホントにやるの?」
ラ「オウカは、承諾した」
シ「…………

試合は1試合5分の3本勝負。先に2本とった者が勝ちとなる。
勝敗は、怪我などで中断しない限り主審が有効打突を宣告した方の勝ちとなる。

オウカも剣道部と聞いた時から、この未来は想定していた。
ヤツも弁が立つ男ではなさそうだ。
言葉で語るより、竹刀で語る方が話が早い。

オウカが、真にシエルに相応しい男か、この試合で見極めてみせる。

試合開始前の礼を行い、蹲踞(そんきょ爪先立ちで膝は約90℃開き、踵に尻を乗せた姿勢)する。
主審の「始め」の合図で試合は始まった。


オウカは動かない。


何故だ?そう考えた時には、頭に衝撃があった。
主審からオウカが1本先取した事を示す旗が上がる。

1本とられた!!

俺もオウカも身長はほぼ変わらない。故に間合いも同じはずだ。
動いていない様に見えたが、最小限の予備動作で強力な面を打ち込まれたようだ。

次元が違う。

充実した体幹や握力、高い技術がなければ、出来ない芸当だ。
読み合いなんてさせて貰えない。反応できないのだから。

案の定、2本目もとられ、俺は負けた……


試合が終わり、帰り支度も済ませ、警察署を出た。

オ「ありがとうございました」

オウカの目には哀れみも蔑みもなかった。
ただ、相手に対する真摯な敬意だけだ。

ラ「……付き合ってくれてありがとう。俺の負けだ……何もかも」
オ「……オレも妹がいるから、アンタの気持ちわからなくもない。大事な弟に、よくわからない男が付きまとってたら、気になるのも無理はないと思う」
ラ「初めから……薄々はわかっていた。シエルが、惚れ込むのなら……相応の相手なんだろうと。」

オウカは褒められるのがむず痒いのか居心地が悪そうだ。

オ「いや……そんな持ち上げるなってオレは馬鹿だし、シエルがいなかったら、追試もきっと落ちてた。本当に感謝してる。」

謙虚なことだ。やっと、俺も素直になれそうな気がする。
色眼鏡なしで見ると、だんだん『ある事』が気になってきた。

ラ「しかし……『でかい』な」
オ「え………

やはり、気になる。
そして、とても『揉みたい』。

ラ「雄っぱいがでかい………揉んでいいか?」
オ「雄っぱいっていうなあああああああああああああッ!!!」

なぜだろう、冷静になったらすごく惹きつけられる。
大きさ・形……きっと弾力も素晴らしいに違いない。
オウカの雄っぱいを揉みたい……

シ「ちょっと!オウカの雄っぱいを揉んでいいのは俺だけなんだってば~~!!」
オ「もうやだ、この兄弟……!」

往来でオウカの雄っぱいを揉もうとしていたら、パトロール中の巡査にしょっぴかれた。
恐るべし雄っぱい………!!

終わり