片葉美みつお
2025-03-17 23:40:55
2025文字
Public オウシエ
 

気になるクラスメイト

【①続き物】うちよそ学パロ文(我が家のオウカ♂と隼さん家のシエル君♂)
オウカとシエルくんがお付き合いする話。
※2人の学パロキャラクターシートを一読してから読むのをオススメします。
オウカ → https://bsky.app/profile/katabami320.bsky.social/post/3lewwja6yfk24
シエル君→ https://bsky.app/profile/51kk010ve.bsky.social/post/3lh23sj2kx22k

オモシロくない。
実にオモシロくない。

先日、クラスメイトのオウカと付き合うことになった。
彼は、絵にかいたような体育会系の男で、授業中は筋トレしてるし部活や体育の授業以外には全く関心がない。
正直、共通点がないので親しくなるとも思っていなかった。

付き合うきっかけは……少し置いておこうかな。
まずは、付き合う以前の俺が彼をどう思っていたか話したい。

オウカ本人は自覚がないが彼の隠れファンは結構いるようだ。
高い身長に鍛え上げられた身体。男から見てもちょっと憧れる。ガサツな所があるが、優しいし、顔だちも整っている。
かといって、お高くとまっている訳でもないし、皆にいじられている位親しみやすい。

俺も、顔には自信がある。兄さんを初め、皆がチヤホヤしてくれる。
それが、気分よくて高校も気持ちよく学校生活を送れると思っていたのに
オウカは俺に対しても自然体だった。

なんだか、負けた気がする。何故か無性に対抗心を燃やしてしまう。
どうにか、彼を困らせたくてウソをついてみた。
体育の時間にオウカへ「俺、実は女の子なんだ」とこっそり耳打ちしてみた。
彼は一瞬驚いたが「そうか」とつぶやいてその後はいつもの態度に戻っていた。
オモシロくない。

前置きが長いって?今から本題だから。

ある日、校内に他校の生徒が10数人の集団でやってきた。
みたところ、不良の集団で誰かを探しているようだった。
下校時間だったので、窓の外を見ながらどうするか悩んでいたら、オウカが不良集団の下へ駆け寄っていた。
そういえば、オウカは中学時代、生意気な態度が災いしてよくケンカを売られていたと聞いた。
オウカがレルネア学園に入学したことを知った、不良がどうやらお礼参りにきた様だ。

校舎裏にオウカと不良集団が移動していく。
移動する不良の内1人の手元が光るのが見えた。
あれは……刃物?ナイフを持っている!

オウカは気づいているのだろうか?
いくら彼が強いといっても、刃物は危険ではないだろうか……知らせないと。

急いで、彼の下に駆け付けた。自分が付くころには、ケンカが始まっていた。
さっき見たナイフを持った不良がオウカの背後から襲いかかろうとしている。

シ「オウカ!そいつナイフを持ってる!!」

オウカが僕の叫び声に反応して、紙一重で刃物を交わした。
ナイフを持った不良がバランスを崩したところにオウカの強烈な蹴りが入る。

不良「ぐぇ……っ」

蹴りで倒れ込んだ不良がナイフを取り落とす。
それを拾った、不良が……こっちに向かってきた?!

不良「ナメやがって……!」

ナイフを振りかざしてきた。
慌てて後ずさった為、段差に躓いて後ろに倒れる。
身体の前にかざした腕に焼けるような痛みが走る。切られた

次の攻撃を加えようとする不良の背後にいつの間にかオウカがいる。
攻撃態勢に入った不良の頭を鷲掴みにして、そのまま地面に叩きつけた。

俺の記憶はここで途絶えている。

次に目覚めたときは病院のベッドだった。
起き上がると腕に鈍い痛みが走る。

オ「シエル!」

オウカが付き添ってくれたらしい。

シ「オウカ……?俺は……

オ「気絶してたから悪ぃけど、勝手に連れてきた。お前の家族もそのうちくる」

シ「……気絶してたんだ

オ「……ごめんな。オレのせいで危ない目に遭わせた……それに、怪我もさせちまった」

シ「……オウカのせいじゃないよ

オ「刃物の傷は跡に残るんだ。ケジメはキッチリつける。……シエル、今すぐじゃねぇけど……オレが嫁に貰ってやる」

シ「………………………は?」

オ「だから、嫁に……

シ「え??なんで???俺、男だよ?????」

オ「? 前、女って言ってたけど……違うのか?」

そういえば、そんな冗談も言った気がする。

シ「……あれ、真に受けてたんだ……

オ「……しかしな……なにかしら、責任をとらないとオレの気が済まねぇ」

傷をつけたから責任を持って嫁に貰うなんて、いつの時代の文化だろうか……
それで、好きでもない人と結婚するなんて……

シ「じゃあ………俺と付き合って」

オ「……へ?」

シ「責任、とってくれるんでしょ?」

オ「い、いや構わねぇけどオレは男だぞ?」

シ「そんなことわかってるよ」

オ「……お、おう

気まずい沈黙が流れる。

シ「……今日から、恋人だね」

ぼーっとしてるオウカの唇にキスする。

オ「!!!」

オウカが、ゆでだこみたいに見事な赤面をする。
ああ、こういう顔が見たかったんだ……
俺は、自分が思っているよりもオウカの事が好きだったみたいだ。
これから、楽しみだな……

フリーズしているオウカにもう一度キスしようとした時、兄さん達が病室へ入ってきた。
その後は、それはもう………大変だった。