pkg、ニイティとユウチュルの初めての対面。日常話として書きましたが、色々と暴れん坊組も出てきて中の人は楽しんでました。立ち絵まだの子たちもいますが、こんなわちゃわちゃ感がうにのパーティだと思ってます。
不思議なはじめまして
「あーあ、言っちゃった」
後ろから聞こえたその言葉に振り返るユウチュル。目の前には初めて見るターバンの様な布で頭を覆い、袖の長い服装をした人物がおり、彼女は目を瞬かせる。
「なにか、良くなかったのかしら?」
「うん」
じっと見つめるその瞳は何を考えているか分からない。視線も外せない程のその目力にユウチュルは背中にゾクッとした悪寒が走る。
「えっと、何か知っているなら教えてくれない?」
自分の腕をぎゅっと掴みながら目の前の相手の答えを待つ。相手は首を少し傾けると、ユウチュルの後ろの方を指差す。スっと向けられたその動きに合わせて、彼女は追うように目線を向けた。
「
……彼処から来るものに気をつけて」
思わず息を飲むユウチュル。その先には確かにマスターや仲間が居たはずだと不安に駆り立てられる。
「聞いてばかりでごめんなさいね。あなたは大丈夫なの?」
「うん。君が気になったから来ただけ」
「私が? でも初めて会ったのよね? あなたと」
こくんと頷く。そして先程とわからず淡々と話す。
「はじめてだ。ユウチュル」
「あれ? 何故、私の名前を知って、る
……」
言い終わる前に目の前の相手が肩を掴み、グイッと横に引き寄せる。えっと、もつれそうになるのを相手に支えられながらユウチュルは顔を上げると、渦をまく炎の塊がゴォーと通り抜けていく。顔がチリチリと焼ける熱さを感じる程の距離だった。
「い、今のどうして
……?」
支えられている腕に思わず、掴んでしまうユウチュルは、涼しい顔をする相手に混乱してしまう。答えの前にあちらから近寄ってくる声が耳に入ってきた。
「
……おーい!!! そっち大丈夫? 技が飛んでいったけど怪我はない??」
「マスター、此方は大丈夫だったよ」
「え?」
自分のマスターと顔見知りなのかと、二人の顔を交互に見る。
「あ、良かった~はぁ、急に居なくなるし、ユウチュルの方には技が飛んで行くしで驚いたよ~無事なら良かった」
息を切らしながらも、二人の様子に安堵するうにはにこにこと笑っている。それでも状況が上手く飲み込めないユウチュルは混乱するばかりだ。
「そうか! 彼ははじめてだよね。この前、仲間になったニイティだよ!! それで彼女が
……」
「知ってる。ユウチュルだよね」
彼、ニイティはじっと、うにの方を見つめながら簡素に答える。まるで以前から知っているように。
「既に自己紹介してたか! ごめん、ごめん」
「え、そういうわけじゃ
……」
「二人とももう仲良くなれそうだし、自分としては嬉しいな!」
それはいいなと笑う、うにに彼女はそれ以上は言えなかった。ただ曖昧に微笑んでおく。
そんな話をしている中、ニイティがおいでおいでと手招きをした。
「マスターこっち」
「うん? どうかしたのかな?」
とことことニイティに近寄るうに。彼が近くまで来ると、ニイティはその腰をガシッと捕まえて腕を回す。そしてすぐそばに居るユウチュルの腰にも腕を回し、声をかける。
「少し我慢して」
地面を力強く蹴ると二人を抱えたニイティは高く飛び上がる。一瞬空を飛んでいるのではと感じる程に高く高く跳んでいるとまた何かが下を通り過ぎていく。
「今のって
……?」
「う、あ! あの子たちまだやってるのか!!」
何かを思い出したようなうには、はっと声を上げる。それに答えるようにニイティはこくんと頷いた。
「あー、悪いけどニイティそっちに行ってくれない?」
「そうしてるとこ」
「助かるよ」
ユウチュルをよそに会話をする二人。その様子に驚きながらも何とか理解しようと周りを見るユウチュル。ニイティ、彼らがそっと降り立つ地面はえぐられている。
そんな地面をものともせずにニイティは二人を抱えて技が飛んできた方へと地面を蹴りそして飛びながら向かう。
「これはつまり、ニイティ
……あなたが助けてくれたで合ってる?」
「かもしれない」
「かもしれないって
……」
顔色ひとつ変えない彼からは本気なのか、冗談なのかわからない。そんなやり取りにうにはあはははと笑う。
「ニイティは不思議なんだよね。でもなんか憎めないんだ~」
あ、それとと、うにが話を続ける。
「向かってる方ではまた暴れてる子たちがいてさ。さっきの炎もその技がユウチュルの方へ向かっていっちゃったんだ
……ごめんな、ユウチュル」
「それはマスターが謝ることじゃないわ。それよりその子たちを止めないといけないわね」
「ありがとう、ユウチュル。さっきまでメニが止めには入ってるんだけど、二人が突然こっちの方に気を取られたみたいで技までは止められなくて
……」
申し訳なさそうに話すうにに、ユウチュルはそれって
…と思っていると、上から声が降ってくる。それは変わらず淡々と話していた。
「ユウチュルは悪くないよ。優しさから声を掛けただけだから」
まるで知っているかのように彼は零す。
「だからうまく逃げてね」
おまけ
「そこの二人、まず言うことはなんだ」
「す、すみませんでした!!!」
「申し訳ありません
……」
仁王立ちで立つメニの前にバウーニとウテンが頭を下げていた。
「あら、ちゃんと反省したの?」
「それはもう!!ユウチュルを狙っていた訳じゃないし、こんな周りに迷惑かける気はなくて
……!」
「そうなんだ! まさか其方に行くとは想定してなくて
……」
「じゃあなんで私が声を掛けた時には止まらなかったんだ」
「う
……あれは、!」
「もう、勢い、が
……止まらな、くて
……」
「そうだよ。メニが止めてくれようとしたよね。ちゃんと静止の意見も聞かなくちゃだめなんだよ」
「そもそもマスターの意見に従わなくてどうするんだ貴様ら
……」
ギリッと睨みつけるメニ。
「はっ、すみません!!!!」
「ごめんなさい!!!!」
「もう、メニ。二人は反省してるみたいよ。許してあげても良いんじゃないかしら。
そうよね。バウーニくん? ウテンちゃん?」
「それは! もう!!!!」
「うぬ!! 反省しておる!!!」
ユウチュルに縋るように謝る二人。
「本当にユウチュルが怪我しそうだったんだからね。勝手な行動はダメだぞ」
「はい!マスター、すみません!!」
「以後、気をつけますので!」
「ほら、メニ」
「
……君やマスターが良い、な、ら
……」
「ふふふ、素直じゃないんだから、二人とも今後気をつけるのよ?」
「「はい!!!」」
「でも、悪いことをしたことには変わりないから一週間バトルに出るのは禁止ね?」
「「
……!?!!?」」
「
……ユウチュルはやっぱり凄いなぁ」
「そうだな、マスター。でも正しい判断だと思う」
苦笑いするうにとうんうんと頷くメニ。そしてうにの隣でじっと見つめていたニイティはポツリと呟く。
「
……気をつけよう。
……でも次は二人側の方にいる、かも
……」
あとがき
書けたな( ˇωˇ ) 以前の診断結果を元にまたまた作成しました。pkgの日常話です。
まだ立ち絵は出来てませんが、なんかこれ言いそうだなと思ったセリフがあったのでニイティの短編を作成してみましたw ちなみにニイティとユウチュルの初対面の時になりますね。元々ニイティは不思議な子にしようとは思っていたこと、ユウチュルになんか懐いてるまでは考えていました。いざ短編書いたら、思ったよりユウチュル困惑させてしまったけど、この後こういう子なのかなと仲良くなっていく二人がいれば良いなと思っています。後、ニイティがユウチュルに懐くのは似た趣味(文様への興味、服装の文化意識の近さ等)で仲良くなってますが、この仲間をまとめる姿に仲良くなっとこうと思ったのはあるかもしれないなとおまけ書いてて思いました~! 後、ニイティがユウチュルのこと知ってるのはマスター、うにが話してたのと何となく先が視える(どちらかと言うと無意識で分かる)ので、ユウチュル危なそうだから傍にいようかなと色々立ち回ってました。仲間だし、自分たちは怪我が治りやすいとはいえマスターが悲しむのは見たくないなと思って動いてたのかなと思っています。
バウーニとウテンもまだ立ち絵ないですが、pkgの妄想話ではだいぶ台詞言ってるくらい動いてる子たちなのでおまけに出てもらいました。口調は探っている段階ですが、皆でこうわちゃわちゃしてるかなと思います。ちなみに暴れん坊組で一番物理的に暴れるのはこの、バウーニとウテン、そしてニイティになります。今後はニイティも怒られる側にいきそうです。
▼姿
▼お題
ニイティで11155.さんには「あーあ、言っちゃった」で始まり、「だからうまく逃げてね」で終わる物語を書いて欲しいです。できれば12ツイート(1680字)以上でお願いします。
#shindanmaker #書き出しと終わり
https://shindanmaker.com/801664
気になるな~できたらやりたい
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