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2022-02-13 14:03:09
1828文字
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真面目な電話

うちよそ、介結の日常話。診断結果より可愛い丸介くんがいたのでお借りしました。こんな日常もあったらいいなのお話。

真面目な電話
 
 プルルプルル……ガチャと静かな店内に響き渡る。三コール目が鳴るか鳴らないかのタイミングで受話器をガチャっと手にする。
「はい、三宅です」
 自宅の電話に出た結は慣れた様子で話をしている。そうなんですねと返答する声を少し離れた席で聞いていた丸介がひょこっと顔を覗かせ見ていた。カラーコーンが傾いているが目線の穴は彼女の方に向いている。
「ええ、では父に伝えますので……ひぇっ」
 突然、後ろから手を回された感覚に声が漏れる結。腰にある手を見下ろすと左手に黒い手袋をしている見慣れた大きな掌があった。
「あっ、いや何でもないです! はい! はい!」
 はっと話し中だったと相手に問題ないことをどうにか伝える結だったが、それに構わず後ろの人物は手を添えたままでじっとしているようだ。今は電話に集中しようととりあえず、一呼吸するといつもの声色に戻り、残りの対応をしていく。腰の手に自分の手を重ねながら。
……はい、ではまたよろしくお願いいたします。こちらこそありがとうございました」
 最後のはいの応酬をした後、数秒待ってから受話器をそっと元に戻す。少し後ろに重心をかけると結は直ぐに寄りかかる体勢になった。彼の胸の中にいたからだ。
「お疲れ様です! 結さん!」
 嬉しそうな声が少し上から降ってくる。
「ありがとう……でもちょっと驚いたんだよ。突然来るんだもん、丸介くん」
「あ! ごめんなさいっス!! その、結さんの声が聞きたくて……!」
「私の声? いつも話してるけど……?」
 首を傾げる結にそうじゃないっスと零す丸介はぎゅっと彼女に回した腕に力が入る。
「電話してる時の、結さんの声が聞きたかったんスよ。ちょっと高くなるんスかね? あの声も好きみたいっス🌸」
 少し恥ずかしそうにでも嬉しそうに話す丸介に結の胸がきゅんと少し苦しくなる。
「ふふ、なら丸介くんと電話しようか?」
「それも嬉しいっス! でも俺と話す時はまた違う、こう、優しいとか可愛い声なんでお仕事とかしてる時の声も聞いていいっスか?」
 なんだが頬まで熱くなるのを感じた結は手で顔を隠す。
「えっと、さっきみたいな電話の時で……邪魔しないのなら……いいよ」
「了解っス!!」
 ああ、もう可愛いなぁという想いを噛みしめながら、二人の重なる手はぎゅっと力が入っていた。
 
 
 
 
 
おまけ
 
「丸介くんは電話の時も元気そうだね」
「はい! 元気っス!」
「ふふ、私の時もそうだけど、ハキハキ話すのは良い事だからそのままでいいと思うよ」
「わかったっス!」
「うん」
「後、俺は眠そうな時の結さんと電話するのも嬉しいっスよ!」
「あ、そ、そうなの? 聞きづらくない?」
「聞こえない時もあるっスけどなんか心がぽかぽかするんで大丈夫っス!」
 顔が上げられなくなる結。
「うん………今度からは気をつけるね」
「大丈夫っスよ? でも聞こえない時は寂しいから本当は近くで話しができたら良いのにとは思うっス! そしたら全部聞こえると思うんで!!」
「そうだね……! こうやって話せるのが一番だもん、ね」
「はいっス!!」
 
 
 
 
 
あとがき
 
 書けた……書いてしまった介結も尊き。もうまたブームが来ているようで息抜きにと思ったら完成した短編あげておきます。
 はい、うちよその丸介くんと結さんの日常話です。診断のお題でもう、もう可愛い丸介くんがいたのでお借りして着手しました。二人が可愛いよぉ(中の人より)
 まあ結さん宅、お店が休みの時かな。なんかちょっと店内でお話してた時に家の電話が鳴って、そこで結さんが父の付き合いの方からの伝言を受け取っていた時の話になります。何度か結さんの真面目な電話対応を聞いていたであろう丸介くんはその声が好きだなぁと思って近づいてしまうんですよ。それが可愛い!!ってなってました。はい。
 介結含め創作用のお題はなんだかんだストックあるので、息抜きに作成出来たらと思うと同時に勉強しろよってなってるので、自重しながらどっちもできるように奮闘はします。はい、意思弱弱ですが頑張ります(震え声)
 
 
▼お題
 ちょっと真面目な電話をしている結の声がワントーン高くなるのが好きなので、電話を始めると寄ってくる丸介。
 #お題ガチャ https://odaibako.net/gacha/1536?share=tw