Privatter+
Font
Serif
Sans Serif
Color
Light
Dark
auto
Font size
Large
Medium
Small
Language
Japanese
English
Sign in with Google
Sign in with ID and password
Account ID
Password
Sign in
Forgot password?
Create account
11155.
2021-04-03 13:47:37
2119文字
Public
Clear cache
イタズラは程々に
謙之介さん家にお泊まりにきた蛍が謙之介さんと過ごす日の話(まだR指定ではないはず)
前の結介話
https://privatter.net/p/7251186からの勢いで作成された蛍謙の序章です。長くなってしまいましたが、この後が本番なので出来たら続きを投稿します
( ˇωˇ )
イタズラは程々に
いつの間にか目の前には謙之介さんしか見えないほどの近くで見つめあっていた。
数時間前、久しぶりに謙之介さん家に泊まると意気揚々としていた蛍。荷物をまとめ、家族にいってきますと言い、迷惑かけないようにね~と家族からの言葉を受け家を小走りで出た。
「うん!今日は二人でゆっくり過ごすんだ
……
!」
るんるんとすぐ隣の家に着く。表札の「荒古」を確認し、髪や服の乱れがないか念の為チェックする。少し整えたあと、よしと扉横のチャイムを鳴らす。
「はい、どちら様ですか?」
「蛍です!来ました~」
「今開けるから、待っててくれ」
ガチャガチャと鍵を開け、いらっしゃいと優しい眼差しで招きいれる謙之介。
「はい!おじゃましま~す!」
満面の笑みで謙之介に挨拶をし、蛍は家に上がらせてもらう。
「仕事も終わってるから、この後ご飯にしようと思ってるけど良いか?それか食べてきたのか?」
「まだ食べてないです。ご飯にするなら私も作ります!まだまだだけどお手伝いぐらいは
……
させてください」
「お、そうか。じゃあお手伝いしてもらおうかな?」
「はい!頑張ります! あと、親から良かったら持ってけっておかずも持ってきました!」
ピーマンの肉詰めが詰まったタッパをおもむろにカバンから取り出す蛍。その様子に思わず微笑む謙之介は、助かるよ、親御さんにお礼伝えとかなきゃなとタッパを受け取る。
夕飯を作ると、いつもより多めに作ってしまったおかずに二人で笑ってしまう。慣れない分量だからなと明日の分にすれば大丈夫と保存していくものと今から食べるものを分けていく。
食事を共にする二人は話すことが絶えなかった。ご近所さんで、恋人同士。お互い仕事をしていることから最近はなかなか時間が合わなかったが、やっと休みが合うということで今日はお泊まりをすることになったのだ。
「謙之介さんだ~」
「どうしたんだ?俺は変わらないぞ?」
「うん? あ、いや目の前に居るってことが嬉しくて
……
? それがとにかく嬉しいみたい、自分でもよくわからないけど」
「
……
っ、本当にさらっと出てくるな、蛍ちゃんは」
「あ、照れた?? 可愛い謙之介さんも健在で嬉しいなぁ」
「あ、もう、なんだ
……
! そんな、おじさんからかっても何もないだろうに
……
!」
少し慌てながら照れた顔を逸らす謙之介に思わず胸がきゅうと切なくなるのを感じる。可愛い、まさにこの姿が蛍を射止めたといっても過言ではない。
食べ終わった蛍は席をたち、彼の隣までいく。どうしたんだと思い視線を向ける彼に、
「決まってるじゃないですか。謙之介さん、だから言ってるんですよ? 可愛い
……
」
頬にそっと口付けを落とす。あ、まだ少し恥ずかしいと頬が染まるのを感じながら隠すように顔に手を当てる蛍。
「ちょ、蛍、ちゃん?!」
「
……
んじゃあ、先に食器下げてきますね! 食器洗うんで家主さんは先にお風呂入ってください
……
!」
カチャカチャと食器を重ねながら手に持つ蛍。残りは後で運ぼうととりあえずその場を後にする。惚けている彼を残しながら。
「口付けは
……
まだ慣れないなぁ。まあ、以前よりは自分からできるようになったし、照れてる謙之介さん見れたからよしとしよう」
鼻歌を歌いながら食器を洗っていた蛍。するとスっと横から伸びる腕がある。思わず振り向くと
「ご機嫌ですな、蛍ちゃん?」
食器を持ってきた謙之介が少し苦笑しながら声をかける。食器を、置きにきたのだ。
「あ、いやその。謙之介さんと一緒は嬉しいから、ついね? あと食器ありがとう」
「ふ~ん、てっきりさっきのこと思い出してるのかと思ってたんだけど違ったのか」
目を細めながら問いかけるその目線に思わず、焦る蛍。自分は悪いこと
……
してない?はずなのにと内心思いながら言い訳をする。
「そ、それはちょっと、思ってたけど
……
!」
「
……
くっ、まあ怒ってないから気にするな。少しな。ちょっとしたお返しだ」
吹き出すように笑う謙之介にもう!と照れ隠しで怒る蛍は良かったぁと安堵していた。
「それよりも
……
ちょっとこっち。下向いてくれるか?」
「うん?何かあったの?」
顔を言われた通りに下を向き、謙之介の顔が近づくように体も少し屈める。謙之介は蛍の顎に手をかけると、彼女の唇と自分の唇を重ねる。軽いキスかと思えば、舌が入り込み、舌どうしが絡まりあう。食器を洗っていた蛍は泡まみれの手では何も無いところを掴むしかできなかった。長い時間かと思われた口付けも、唇からちゅぱっと音を出しながら彼が離れることでやっと終わった。
「恋人同士のキスはこうだから、蛍ちゃん。んじゃあ、お言葉に甘えてお風呂入ってくるよ」
「
……
っ!! 早くお風呂入ってきたら良いよ! 勉強しときます!!」
「うん、期待してる。あ、でも練習相手は俺だけで頼むな?」
「ちょっ
……
わかったから!! 他の人となんてできません!」
「それなら良かった」
満更でもない顔で退散とばかりに部屋から出ていく謙之介。顔の火照りが治まらない蛍は、ずるいよと零しながら食器洗いに戻っていく。
Reaction
If you make a mistake, you can cancel it by pressing the reaction.
Custom color
Reset color
広告非表示プランのご案内