net20156
2025-03-15 22:42:04
2407文字
Public
 

第14回五歌ワンドロワンライ お題「儀式」



蝋燭しかないわずかな明かりの中で、熱を持った二人が同じ動きを繰り返している。
交わる荒い息と卑猥な水音が、薄暗い空間に響く。肌が激しくぶつかり合う音は止まることがない。
畳の上に敷かれた薄い敷布団は皺だらけで半分めくれており、既にその役割を果たしていなかった。


動きを止めた男の眼下で、柔い乳房が荒い息と共に上下している。その白い肌には紅い花びらが散ったような鬱血痕がいくつもついている。
男は搾り取られた精を最後まで注ぐようにぐっ、ぐっ、と何度も腰を押し込んだ。

っん、……ぁん

その度に、歌姫の熟れた唇から甘い声が漏れる。五条は舌なめずりをしながら、繋がったままもう一度その乳房を揉んで堪能する。

「んっ、おわ、った?」
「まーだ。言ったでしょ。三日三晩、内から祓除しないと無理だって」



歌姫が任務で呪霊に憑かれたのは一週間前だった。
残穢を吸い込むと、体内に侵入した呪霊が次第に芽吹き、身体を苗床に成長するという寄生型のものだ。反転術式で治せる類のものではなく、巣くった呪霊だけを祓除せねばならない。

いつ呪霊に乗っ取られて周囲に危害を及ぼすか分からないと、高専の地下の座敷牢に籠った歌姫のところに僕が来たのが3日前。

その姿を見てすぐに分かった。
なぜ彼女が解呪専門の術師にも会うのを拒んだか。

座敷牢の畳の上に敷かれた薄い布団の上で、自らの身体を抱きしめるように横たわる肢体。ぴくぴくと小さく震えながら、紅潮した頬と唇から零れる熱い吐息。僕を見ると何か言葉を発しようとするが、小さな呻き声にしかならない。
その身体と精神は、間違いなく発情していた。




「ほら、まだ祓えてないよ」

ぬぷっ、と芯を失った怒張を抜くと、その刺激にすら歌姫が声を漏らす。力なく布団の上に身体を投げ出す彼女の目尻に、先ほどの絶頂で零れた涙が滲んでいる。それを舌先でぺろりと舐めると、五条は愛おしそうにもう一度乳房を揉み始めた。
「んっ」
甘い声を漏らす唇に舌をねじ込むと、彼女も応えるように絡めてきた。



『結界を張ったこの場所で、儀式として三日三晩、呪力を込めた体液を注いで胎の中の呪霊を祓う』

そんな僕の言葉をすんなり信じたのは、歌姫ももう限界だったからだろう。
僕のことをすぐに受け入れてしまうくらいに。

胎内の呪霊が、次の寄生先を求めて交尾の相手を探している。火照る身体を数日間抑えていた歌姫の精神力もまあ、大したものだ。
しかし溢れそうになるその欲望をとどめていたわずかな理性は、少し僕が突ついただけであっという間に決壊してしまった。

肌に触れただけで切ない喘ぎ声を漏らし、乳房を食むとそれだけでイった。まだ触れてもいない足の中心はとろけきって、僕の規格外のそれをあっという間に飲み込んだ。
普段の彼女からは想像もできないような淫らな声をあげ、僕の愛撫に全身を震わせて反応する。

その姿を見て、手加減などできるはずもなかった。
最奥まで突き上げ、かき混ぜては何度も子宮にたっぷりと注ぎ込む。もの欲しそうな彼女に肉棒をしごいてもらい、咥えた口からも摂取させる。

飲まず食わずで一日目を終え、座敷牢の外に置いてもらった食事を少しだけつまんではまた歌姫を食い尽くす。

体内の呪霊など、最初の交接で祓いきっていた。そもそも、僕の呪力操作があれば体外から残穢を取り除くことも朝飯前だ。

ぁっ、そこ、やぁん

とろりと溢れる白濁をもう一度押し込むように、指で割れ目を塞ぐ。そのまま中をかき混ぜながら、さんざん弄られて赤く膨れた花芽を舌で包むようにしゃぶった。

「んぁ、ごじょぉっ、そこ、さっきイったばっかっ」
「もっとイかないと、効果が薄まるでしょ」

ざりざりとした舌で、敏感な芽を潰すように嬲る。
「ぁ、あっ、だめだめ、そこなめちゃっ、あ、またっ、いくぅっ、―――っ!」

僕の頭を自ら股間に押しつけるように押さえたまま、歌姫の腰が痙攣したように震えた。
奥から溢れた蜜をじゅるっ、ずぞっと吸い上げて堪能する。割れ目を舐め上げて、ぴんと尖ったクリトリスを舌先で突つく。

っん、ぁ、そこぉ……

馬鹿な歌姫。僕の言うことこんなに素直に信じて。そんなんだから、僕に付け込まれちゃうんだよ。

「もっと欲しい?」
歌姫に当てられてすぐに雁首を上げた怒張を、眼前に見せつけるように差し出す。下腹につきそうなほど勃起したそれを、とろりとした瞳で歌姫が見つめた。

「んっ、ごじょ、おね、がいぃっ!」

頬を紅潮させて、自ら足を開いて腰を上げる彼女。その中心の割れ目は、何度僕に貫かれても甘く口を開けて待っている。

もう呪霊なんて消えてるのに、こんなに僕を求めてくるなんて馬鹿な歌姫。僕から逃げられなくなるよ。
五条は差し出されたその細腰を掴んで、思いきり怒張を打ち込んだ。



***



連続して襲ってくる絶頂に歌姫が気絶するように倒れ込み、布団の上で小さく寝息を立てている。その頬には涙の跡が幾筋も残っていた。
男は並んで横たわりながら、その光景を満足そうに見つめる。

彼女が僕に泣かされてるのを見ると、ぞくぞくと愉しみが湧き上がる。僕のことだけを考えて、僕に怒って、僕に気持ちよくされて。これからも、歌姫を泣かせていいのは僕だけだ。


少し膨らんだ白い下腹を、愛おしそうにそっと撫でる。呪霊の代わりに僕の種を植え付けられて、可哀そうな歌姫。
でもそれを後悔させない自信があるから手を出した。


――次は結婚の儀をしますか」


眠る彼女の額にキスをして、心地よい充足感でゆっくりと瞼を閉じた。
目が覚めたら、家に連絡して学長に報告して―――

これからの手筈を頭の隅で考えながら、五条も幸せな眠りに落ちていった。