いしえ
2025-03-15 18:40:04
1019文字
Public 幽白腐
 

仙樹語り250315

樹という“しにかた”を求めたペシミストにとっての忍との出逢いの意味とか、仙樹の永遠のエピローグを構成するものとかについて

若忍と出逢うまで、樹は納得のいく死に方をぼんやり求めていた悲観主義者なので、襲われても亜空間には逃げなかった
ただ、毎週見てるTV明日はこうなんだよなぁ、というのがほんとになんとなくよぎって、悪あがきというかね
どーせ死ぬなら、どーせなら、やはり納得がほしい、と思ったわけで だって納得のいく死に方を求めていたけど見つけてなかったから
その納得が、実際その場に立ってみると、毎週みてるTVの次回を見届ける、でいいか、というささやかさだったんだけど、それがたまたま、忍の琴線にめちゃめちゃ電撃的に触れるもので
それは、ほんとうに、電撃の走るようなセンセーショナルな出逢いで 惹かれ合うのも自明なわけで
忍にゆるされた“明日”を生きる権利を、樹はほんとに本気で、本気で明日のTV見届けたらそれで終いでもいいくらい、そのくらい、忍との出逢いで、刹那の小一時間で、一生分満たされちゃったんですよね
だからこそ、だからこそ、樹は、自分の“死に方=生き方”を全振りで忍に尽くせたんですよね
樹にとっての”明日”が、忍との永劫となるのが尊すぎるんですよね
樹には、“明日”の長さなんかどうでもよかったんですよ 忍と出逢えたことで、満足しちゃったんだから そのために生きていると、思えたんだから 樹は、忍のためだけに生きることができたし、忍のためだけに、死ぬことができる
忍に余命が限られたとき、忍のやりたいことに全力で付き合って、そして、果てたさきの遺言を永劫かけて護ることが、樹にとっては、忍と出逢えた意味=納得のいく死に方(生き方)を見いだせたこと、なんですよね
樹が桑ちゃんたちに語ったことは、本音交じりの誇張交じりだと思っている(次元刀を引き出すためと、ヒールになり尽くすため) 本音もあるけど、誇張がかなりあると思っている
結局、樹という悲観主義者にとって、樹の生きるべき”明日”の長さを決める権限は、ほかのだれでもなくただひとり忍だけにあって
そして、忍の果てたとき、初めて、樹は、自分の生きたい“明日”の長さを、自分が”明日”をどう生きたいかを、表出として、自分の意志で、忍のなきがらとたましいを霊界からまもり永劫たゆたう、という選択として、明確に定め、余生を生きることを決め、出来たと思うんですよね
樹の求めていた”死に方”は、忍に尽くし、忍のために永劫生きることだった それが、仙樹の永遠のエピローグを構成するすべてだと私は思う


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