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haruka037
2025-03-13 22:13:48
1488文字
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捨て駒
マフィアパロ。
敵対勢力のリヴァイを殺しに来た鉄砲玉エレンでリヴァエレ。
R18。
⚠️無理矢理表現あり。苦手な方はご注意ください。
ギシギシと音を立ててベッドが揺れる。
オレを背後から貫いている男は、愉しげに笑った。
「随分と大人しいじゃねぇか。もう抵抗しねぇのか?」
「ああっ
……
!あ
……
!やあっ
……
!も
……
、やめろっ
……
!ひあっ!」
抵抗なんて出来る筈がない。
先程から弱い所ばかりを突かれて逃げる事もままならないのだから。
自分の口からは、次から次に甘ったるい嬌声が零れ落ちた。
ボスに抱かれていた時はこうではなかった。
むしろあまり気持ち良くなくて、感じている演技をしていた程だ。
それがこの男相手にはどうだろう。
ベッドに突いた手がガクガクと震えて、力が入らない。
自分の身体を支えているだけで精一杯だ。
どうしてこうなった?
頭を必死に働かせてみるものの上手く行かない。
分かるのは自分が失敗したと言う事だ。
オレは今自分を抱いている男、リヴァイを殺す為にここに来た。
なのに、今オレは無様にも敵の前で醜態を晒している。
殺すにも手元にあった拳銃は取り上げられてしまった。
流石に素手で殺す程の技術は持ち合わせてはいない。
「はなせっ
……
!あぐっ、あ、ああっ
……
!」
逃げようと抵抗すると腰を掴まれて奥まで貫かれた。
「そろそろ話す気になったか?お前のボスは誰だ?」
「だれが、話すかっ
……
!」
リヴァイを睨み付けると、その目がギラリと光る。
「そうか
……
。話さねぇなら仕方ねぇな
……
。お前が話したくなるようにしてやるよ」
そう言ってリヴァイは懐から注射器を取り出した。
「なんだそれは
……
!やめろっ!!」
逃げようとするものの弱点ばかりを突かれたせいで身体に力が入らない。
「そう怯えるな。死ぬほどヨクなるぞ
……
」
リヴァイは笑いながらオレの腕に注射器を刺した。
抵抗しようにも身体を押さえ込まれて身動きが出来ない。
注射器の中身がなくなって行くのを、絶望的な気持ちで眺めた。
空になった注射器を引き抜いて、リヴァイはそれを無造作に床に放り投げた。
「さぁ、ここからが本番だ。楽しもうぜ、エレン」
そう言って男は嗤った。
「こいつを殺して来い」
ボスはそう言って無造作に机の上にターゲットの資料を放り投げた。
オレは机に近付いてその資料に目を通す。
ターゲットは敵対勢力のマフィアのボス、リヴァイだ。
まさかそんな男に一人で挑めと言うのか。
ボスに視線を向ければ、ボスにしなだれかかっている愛人の姿が視界に入る。
それは馬鹿にしたような目でオレを見た。
少し前まで、その立場はオレのものだった。
ボスはオレに飽きて他の男に手を出したのだ。
今はその愛人が酷くお気に入りらしい。
だが、それも果たしていつまでだろうか。
飽きたら捨てられる。
オレのように。
オレは捨て駒だ。
リヴァイを殺せるとはボスも考えてはいない。
奴に挑んでオレが殺される事こそがボスの望みだ。
それを叶えてやる義理などないが、逆らえば命はない。
従うしかないだろう。
「分かりました
……
」
そう返事をして部屋を出ようとすると、「待て」と声をかけられる。
ボスが部下に合図をすると、部下が黙ってオレに拳銃を渡して来た。
『これで自殺でもしろってんですか?』
そう言いたかったが我慢して微笑んだ。
「今までありがとうございました」
頭を下げて部屋を出た。
ボスの顔は見なかった。
自分の死を望む者に未練などある筈がない。
「オレの居場所はどこにもねぇんだな
……
」
ポツリと呟いた言葉は誰にも届かなかった。
続く
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