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ortensia
2025-03-11 05:40:45
1008文字
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傭リ
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謎時空。自分の姿が人間だと思って居る人外リと無理に自覚させようとは思わない傭。+ぱぱ。【2】
ガーテンオブバンバンのバンバンが、聡明な筈なのに自分が人間では無いことに気付いて居無い、って指摘されてるのが感慨深くて…。
なんやかんやあってリッパー人形を手に入れた。いや、なんでだ。
あいつの姿はぬいぐるみには向いていないと思っていた。細長くて綿を入れる所など無いだろうと。それに左手は尖って居るし。
けれどなんやかんやあって受け取って仕舞ったリッパー人形は柔らかく、つい受け取って手離せなく成って仕舞ったのはそのせいだ。入れる所の無いだろうと思っていた綿は頭にたんまり入れてあったのだ。少し力を入れると皺を寄せながら歪む顔が可笑しかった。
「君が笑っているのを見るのは、そう頻繁なことでは無いな。」
「え?」
「気に入ってくれたみたいで嬉しいよ。」
「いや」
「いつも娘と仲良くしてくれてありがとう。」
そう言って大柄な製作者は、縫い目と焼け焦げた匂いの手を振って立ち去って仕舞った。父一人娘一人の彼が忙しいことは承知しているので、仕方無く手を振り返す。人形の手だ。自立してぴんとした左手は、しかし触れれば柔らかいのだった。
そうして見送った背も人外だったが、手の中のぬいぐるみもまた、人外なのであった。
そう、リッパーは鋭利な左手を持ち骨のように痩せ痩けた痩躯を持つ人外なのだ。
人外の人形は、抱いて寝ると心地良く、睡眠導入に丁度良いので、なんやかんや寝台、もしくはソファが定位置となった。
「おや。まさか肌身離さず連れ回しているのですか?」
「家に居る時間のほうが少ない以上、連れ回しているとは言い難いな。」
「それって肯定ですね?」
笑う人外はリッパーだ。
大きな手でためつすがめつ、くるくると手遊ぶようにもてあそぶ。
「しかしおまえ、こういうみてくれがお好みなんですね。」
「
……
ジャック、そいつをそんなに振り回してやるな。」
「おやまあ。本当に大事になさって。」
ただ、リッパーは自分のみてくれが人外であることを認識して居ない。この男が鏡の中に何を見ているのか計り知れない。
「ひょっとして、この子にお名前を付けていたり?」
「名前
……
あー。
……
りっぱー。」
「?へえ。」
ただ、リッパーをそう呼んだ時に、自分はジャックだと、こいつが言ったから。リッパーをジャックと呼んでいる。それだけだ。
リッパーが鏡をどう認識しているかは知らないが、今この目の前にはリッパーと小さいリッパーが一緒にいる。それを悪くないと思って、いつ迄も見ていたい気持ちになるんだ。
良い気分で、なんだか、眠たくなって来た。
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いつもリアクション絵文字等ありがとうございます。
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