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sn🪼
2025-03-13 00:20:23
685文字
Public
🪨短いdcst夢
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ある日の見張り交代
🥇
物見台にすっと背筋の伸びた後ろ姿。もう少し見ていたいなと思うけれど、仕事は仕事、ヨシと気を引き締めてハシゴを登る。
「お疲れさま! 見張り交代の時間だよ」
後ろから声をかけると、金狼は「そうか」と振り向いた。ずっと目を凝らしてたんだろう、少し疲れた目をしてる。真面目。
銀狼は待ってましたとばかりに立ち上がった。
「長かったぁ〜! やっとお昼休みだよぅ」
「お腹すいたでしょ。これ二人のお弁当とお茶、どうぞ」
銀狼は嬉しそうに包みを受け取ると、早く行こうと金狼を急かす。でも金狼はそれを制して私の後ろに目配りをした。
「二人一組だったはずだ。もう一人はどうした」
「うーん、どこにも見当たらなくて。でも昼間だから一人で平気だよ」
双眼鏡を受け取ろうと手を伸ばしても、その手は空のまま。ん? 貸して?
「
……
銀狼、その弁当、一人分ここへ置いていってくれ」
「え〜なんで
……
あっ! 〇〇ちゃんのそばでお昼食べたいとかぁ?! そうだよねぇ、いい天気だしせっかく念願の二人っきりだもんねぇぇ!」
「へ? 何言ってるの銀ろ
……
」
あっという間に行ってしまった銀狼を見送って、物見台にふたり残された私と金狼が顔を見合わせる。
「えっと、
……
残ってくれるの?」
「二人で見張らねばならん決まりだ! ル、ルールはルールだからな!」
「ありがとう金狼。とっても心強いよ」
今度こそ望遠鏡を受け取って、森の入り口、集落の裏手、海のかなたへ順番に目を凝らす。
────異常なし。
遠くばかり見ていた私は、この時金狼がどんな顔をしていたかなんて、わかるはずもなかった。
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