lifelongyouth
2025-03-09 20:24:51
4502文字
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氷の城壁14巻の感想 


氷の城壁14巻よんだ

⚫︎開幕早々「ねえこゆ、」と呼びかける湊くんで仰向けに倒れた こゆ?ねえ今こゆって言った?呼び方がより親しみのあるものになっており歓喜した 呼び方がすべてではないが、それは呼び方の変化に萌えない理由にはならんのよな どんな変化であれ、二人が地道になかよくなっているのを目の当たりにするのはやはり嬉しいし、充足感がある

イチャイチャしながら湊と小雪がお家デートしてて、あろうことが湊が小雪にチューをおねだりする展開が来るなど、誰が予想できただろうか……え?いまわたしが見てるのって『氷の城壁』で合ってるよね?と見慣れた登場人物の顔をもってしても疑惑が晴れず思わず表紙を確認してしまった

思い出写真を湊と小雪のふたりで振り返るシーンで、ほぼ全ての思い出に同居する美姫に「早く美姫を追い抜きたい」「小雪の一番じゃないと嫌なの」と言う湊、とても良かったです 一番が良いと思える相手ができて、かつそれを当たり前のように伝えられる相手ができて良かったね湊

(美姫と湊では)ランキングのジャンルが違うのではと小雪が突っ込んで「全ジャンル独占する」と言い放った湊がかわいすぎたな 小雪の全ジャンル独占したいんだ 美姫追い越して一番になりたいんだ へえ………(歓喜)

湊のほうはめちゃくちゃ小雪の名前連呼するけど、小雪のほうはまだ慣れてないんだなというのが「ミナトくん」のくだりで分かってニヤケ散らかした 呼び方が慣れない時期、春夏秋冬の秋のように気づいたら過ぎ去ってしまうprecious時期すぎるので大切に噛み締めたい


湊くんの手紙(こゆちゃん呼びかわいい つか色んなあだ名で呼んでて相当好きすぎるの伝わってきてまたにやけた)読んだ後に、いつも当たり前だったはずの「家に一人」という状況に寂しさ心細さを自覚する小雪のシーン、めちゃくちゃ心に刺さった

淋しさって、寂しいとき(それが当たり前にある時)は自覚できなくて、寂しくない状況に身を置いて初めて自覚できるものなんだよなというのを、このシーンを見ながら考えていた

なので、「寂しい」と感じた時、それはとても悲しく切ないのだけれど、同時に寂しくないを知っていることだと言えると思うんだよ。そういう意味では愛おしい感情だよなと



⚫︎小雪が言う、「そのときは意味わからなくてただ言葉だけを覚えていて、後からピースがハマる」ということってあるよなと思った 

この話のあとで湊くんが小雪ちゃんの家に泊まること確定→アレこれ大丈夫かと不安がる小雪ちゃん→湊の「大丈夫」「今度は俺がこゆの換気する番」とハグする流れ、あまりに全てが暖かくて祈りを捧げた

小雪が「自分なんて最初からいなければ良かった」と言った時に、それを言ったら湊が悲しむと分かっている小雪が、「俺は大切に思っているよ」と伝えられるくだりで、それを言うにとどまらず「俺が小雪を好きなのと同じくらい小雪も小雪を好きになって」と愛あるお願いを合わせて伝える湊、めっちゃ良かった〜〜〜〜〜〜 自分にとって価値あるものを同じように価値があると思ってほしい、ってけっこう干渉的な感情なのでかなり伝えるのに勇気がいるけど、それを伝えられる関係性だからこそ言えることでもあると思うので、もう会話の内容を追ってるだけでア〜〜このふたりマジで仲良くなったなァ……を感じられて心が満たされた


⚫︎『正反対な君と僕』の山田×なつみペアもヤるヤらないの話が出てきたけど、『氷の城壁』でもついにそのやりとりが出てきてドキドキとかときめきより「おお……!ついにこんなやりとりが!」と感慨深くなってしまった 場違い感想ですまんけど

めちゃくちゃ緊張感高い場面なんだけど「ゴム持ってきてないから無理だワ」になるのもなんか良かった ゴム持ってくか持ってかないか一人で葛藤してたことを小雪に全部ぶちまけちゃう湊も可愛くてウケた ほぼ寝れない湊をさしおいて隣でよく寝る小雪もウケた


⚫︎小雪と湊をぐうぜん見かける五十嵐の感想「ゲボ吐きそう」めちゃくちゃ直接的すぎて声出して笑った 「俺がこの世で一番キショイと思う奴第一位、改札前でグタつくカップル」は流石にウケる あと”朝帰り”に気づいてしまいあらぬ想像を五十嵐の中に掻き立てて余計悶々とさせてしまう無自覚な罪作りこゆんにわろた 五十嵐かわいそうに


⚫︎”湊に満たされたことで別の問題を溶かす”ということをしないで、それはそれとして向き合う時間を取る、というのがこの作家さんの良いところだよなというのを、湊が泊まったことが母親にバレるシーンで感じた

“お母さんは昔から悲しいこと、怒っていることを自分に言わないし、耐えて、少し経った後にやさしい顔に戻る”

“それは決して消化しているのではなく、じわじわ溜まって抱えきれなくなったタイミングで溢れ出る”

“感情が出るときは今起きた出来事に怒ってるんじゃなくて、「今までの蓄積」に怒ってる”

これ本当に辛いよな ぶつける方もぶつけられる方も

小雪はそれに自力で気づいたけれども、これ気づかないまま、分からないままのことだって全然あるよな

また、気づくまでの間何が何だかわからなくて怖かった、と小雪が言っているくだりがあることによって、マイナス感情を自分が出すことによる相手の不安・ストレスってあるけれども、その場その場では出さないで決定的な瞬間にものすごい量をドカッと提供する、というのだって相手に強いストレスを感じさせてしまう行為であるというのを分からされた気がした

自分の感情をうまく処理できないことによって、ほんとうに思いやりや優しい心を向けたいと思っている相手にそうできない苦しさってあるよね、、、

ここで相手が話してくれないからじゃあもういいや、となるのではなく、「話さなきゃいけない気がする」「もっと言葉を交わさなきゃ」になる小雪が次のステージに進んでて、しかもそれを自分から出来るというのがほんとうにすごいな〜〜と思った お母さんですら難しくてなかなかできないことを、怖いけど勇気を持ってしてみようと思えるその心があまりにすごいよ……

「お母さんのなかに私って、いる?」って聞くほど自分の存在意義を見出せない立場にたっても相手に向き合えるのがすごいと思った そしてこの会話をもっておたがいがお互いに「言わないなら聞かないほうがいいかな」で立ち止まって言葉を交わすに至らなかったと気づくのが、そしてそれはお互いに同じであるとわかるのが親子っぽいやりとりだなと思った

なんというか、「言葉を交わす」って、それをした人だけが得られる特権みたいなのがあるような気がしているのだが、それを改めてひしひしと感じるシーンだったな 交わさなきゃダメ!ってことはないと思うんだ それが出来るタイミングと心の余裕とかいろんな条件状況ってあるから でも、それを出来る・しようと思える瞬間があるのなら、一度チャレンジしてみてもいいのかなとは思うよな 相手の気持ちを理解したいとき、自分の気持ちをつたえることで拓ける場、というのがめちゃくちゃある気がしているので


⚫︎ヨータが母親に「ねえ今度家に人連れてきていい?」と聞くくだりで「あの彼女なんだけど………」と言って母親がキャ〜〜〜〜〜!!!!になるの、あまりにテンション感が自分と同じすぎて祝杯をあげた ヨータが!あのヨータが!ついに彼女を家に呼ぶイベントを催すことになりましたよ!!!どうもおめでとうございます!!!!!!!でしかない

というか彼女できて報告してくれる息子、親目線で見るとあまりにかわいすぎるな?

美姫が自分の家に来て、隣に座ってなおかつ自分にピトッてくっついてきたことによりヨータが今までにみたことない金剛力士像みたいな力の入った表情をしておりわろた それは彼女がくっついた時の反応ではない ドギマギしてるヨータかわいいなほんと 

進路の話になり、美姫がいるから近場の進路にしようとするヨータの話を聞いてそれは良くないことだ!嬉しくないよ!とはっきり伝える美姫も、それを聞いて「好き」「思ったより俺重いかもしれない」と伝えるヨータもかわいかった

美姫が「私軽い布団より重い布団の方が好きだよ ズシっときてよ!!!」と満面の笑みで伝えるシーンで、ヨータのリアクションを確認する前にわたしが嬉しくてフライング泣きした も〜〜本当幸せすぎるが??ずっと仲良しでいてね


⚫︎終業式についての言及とばしてすまんけどこゆんがお父さんと会ってる〜〜〜〜〜!!!?で再歓喜した 最終巻って手放しで喜べる展開がてんこもりでマジで助かるありがとう 

話を聞いていて思ったが、「結婚」が関係性の全てにおけるピークじゃないんだなというのを感じた 「一緒に住んでいたときはすれ違いがあったけど、今は別に仲が悪いわけではないよ」って、良いことだよな 距離がない方が仲良しに見えるけど、距離と時間がある方がうまい関係を続けられるパターンてあるよな わたしもある この漫画ほんとうに人間関係における気づきを得られるのでありがたい


⚫︎気の聞いた最高読者のリクエストにあやかって「付き合ったあとの美姫とヨータ」がおまけ漫画で見れたのさいこ〜〜〜の極みだったナ?

自分はサラッとスキンシップ取るのにいざ相手から取られるとエェ???!?!?、になる美姫かわいすぎる


制服ディズニー小雪×湊がシャッター切るタイミングでチューショット撮っててニコニコになってしまった 高校生ってなんでこんなに可愛いんだろう?「こんな人前で」と般若のような表情になる小雪、彼氏にチューされた彼女の反応ではなくてわろた





なんかこの話が終わる実感がなくてワッハッハとふつ〜〜に笑いながら読んでたら最後のページになってしまい、ア〜もう終わりなのか……ととてもしょんぼりしてしまった

氷の城壁はそれぞれのキャラクターの悩みを深く分解してくれていることで私が抱える・かつて経験した感情や体験がリフレインしてかなり心を揺さぶられるところがあった

全くおなじ体験をしていなくても、同じような感情を抱くことってあるから、そういう描写によって自分の持っている事実たちを受け止めたり、振り返ったり、内省する機会をもらえて良かった ほんとうに考えさせられる部分の多い話だった

途中マジで重すぎてウエ……(語弊)になりかけたがまさかこんなハッピーエンドしか詰まってない最終巻がみれるとは思っていなかったのでマジで嬉しかった やっぱり最終巻は見るべき 

多分そのうち落ち着いたらまたこの作品に戻ってくる気がするけど、いったんキャラと先生に労い送るという意味でさよーならまたいつか!を伝えさせていただきたい

ありがとう氷の城壁
ありがとう阿賀沢紅茶先生

ほんとうに読めて良かった、みんな息災で
私も頑張るね!!!またな。