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nrchan_08
2023-12-16 17:58:51
3316文字
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日記
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【観劇感想】The Nature of Forgetting 네이처오브포겟팅
The Nature of Forgetting 네이처오브포겟팅
劇場 大学路アートワンシアター
12/9 昼夜 トム役:チョンソンウさん
小さい劇場で一階席後方でも十分よく見えました。
ネットで予習していった舞台の概要>>
若年性認知症を患うトム。彼の55歳の誕生日に、衣装の中から学生時代のブレザーとネクタイ(に似たもの?)を発見して記憶にある過去の日々の中に入り込んでいく。セリフは人物の名前を呼びかける程度でほぼなし。音楽に合わせた体の動きのみでストーリーが表現される。もともとイギリスの舞台?みたいです。
とにかくよく動く
…
ずっと動きっぱなし。あと記憶がグチャグチャになって、正しい記憶を取り戻そうと足掻くように走り回ったりするんだけど、結構よく転ぶ。心配になるくらい転ぶ。転ぶのがうまい。
最初はあんまり声が聞けないの残念かも
…
と思ったけど、全くそんなことなく引き付けられた。音楽と一体になった演技のおもしろさと気持ちよさ。狭い舞台上で大きく全身を使った表現が素晴らしくて
…
なんだか得した気分になった。
セリフがなくてもここまで表現できるんだなあとおもしろい体験だった。
認知症の55歳の虚脱した表情や動きと、生き生きした10代のころの表情の切り替えがすごい。
↓↓以下ストーリーに関することも含めて自分の備忘録。
メインとなる2人の役者さん+2人の役者さん+ヴァイオリンとパーカーッションのお2人(ヴァイオリンの方は一部役者も兼任)で舞台袖に一度も入ること無くノンストップで展開される。
グチャグチャの記憶の渦に見てる側も飲み込まれるみたいな舞台で、見てるこちらも記憶が曖昧
…
。忘れていく時系列とかバラバラかも。
猫背でぼんやりした顔で椅子に座るトム。ぼんやりした表情、現れた女性に話しかけられても反応が鈍く、認知症がそこそこ進行しているのだとわかる。
誕生日なのでジャケットとネクタイを着るように勧められ、女性が去ろうとすると「イザベラ」と呼びかけるトム。女性は「ソフィア」と言い返す。ここで女性はおそらく彼の娘ソフィア(ソフィー)だが、トムはイザベラだと勘違いしててそれはおそらく妻だろうとわかる。そしてもしかしてイザベラはもういないのではないかとも推測される。
そこから学生時代の服をきっかけに10代の記憶の中に戻るトム。
常に流れる音楽に合わせて4人の役者さんが机と椅子を踊るように出し入れして教室を再現。
トムの机の上にあるメモの手紙。
イザベラから送られたもので、たぶんこれが初めて彼女から好意を告げられたトムにとって大事な手紙だと思われる。
母親に髪をといてもらい自転車で学校に向かう途中、イザベラと親友のマイクと合流して学校に向かう。
学校で先生に挙手して当ててもらう
…
かわいい
楽しい学校生活の模様が描かれたあと、同じ場面を再現するような構成になっているが再現時にはそれがおかしくなる。人物たちが違う行動を取り始める。記憶が曖昧になってバラバラになる感じが表現されていておもしろい。時々トムが頭の方に手を持ってきて前に下ろす仕草をする。これが記憶を取り出す仕草に見えるが、うまく抽出して修正できる時と何回やってもうまくいかない時がある。
大事な手紙が手からすり抜けて取り戻そうとするトム、イザベラの思い出を取り戻そうとするみたいで悲しかった。
舞台中に何度か再現される事故のシーンが印象的。
楽しいイザベラとのシーンのあとはどの時代や場面でもだいたい最終的に二人が車に乗っているシーンに切り替わる。
どんなに楽しい場面でも切り替わったら表情が一瞬でごっそり変わる。すごい。
トムが一方的に運転席(たぶん)のイザベラに怒鳴る。セリフは壊れたラジオの音が被せられ、何を言ってるかはわからない
…
というかトムが何を言ったか覚えてないということだろうと思う。一方的にイザベラに怒鳴っていたら、我慢できなくなったイザベラも言い返し前方が不注意になったところで、おそらく対向車がやってきて
…
トムが「イザベラ!」と叫んで場面が終わる。トムがイザベラの前にかばうように飛び出るが実際はイザベラだけこの時の事故で亡くなったと思われる。
楽しい思い出のあと急にこのシーンに変わるので、それがトムの深い後悔を表しているように感じた。
中盤くらいかな?グチャグチャの記憶の中からはじき出されるみたいな感じで地面に転がり立ち上がれないトム。あれ下手座席1列〜3列目くらいの人とか顔が目の前じゃないですか
…
気絶しん?
二人の結婚式のパーティーシーン。
ここも最初は幸せなシーンだったと思う。それが徐々におかしくなる。
列席者にスピーチしようとするトムだが、言葉がまったく出てこない。覚えてないから。
それでも乾杯だけでもしようとするが、周りのイザベラや友人たちがぐにゃぐにゃした動きをする、記憶が歪んでるような不気味さがある。必死にそれを戻そうとするトムだが、修正できない。おもしろい
…
学生時代の二人が初めてキスしたシーン。ここ可愛かった。
時系列めちゃくちゃかも
…
。でも舞台中の時系列もごちゃごちゃになってた気がするからまあ良い。大学卒業して先生になったトム。授業を軽快に行うが途中で講義が止まってしまう。何回やっても止まってしまう。苛立って教鞭を机に叩きつける。ここも良かったな
…
結婚式のシーン、神父が誓いの言葉を言うんだけど神父がぐにゃぐにゃした動きをする。この時の言葉を守れなかったトムの後悔みたいに思える。ぐにゃぐにゃの神父に焦ったトム、それを無視して誓いのキスをする。
なんかここも好きだった。
結婚式パーティの夜、二人で愛しあう場面が表現されるんだけどそのダンスのような動きが本当に良かった。美しかった。
まあそういうのもたしか全部事故シーンに繋がるんだけど
…
生まれたソフィアを2人で見つめるシーン。ここは再現はなくて一回のみだったし事故シーンにも繋がらなかった
…
気がするけどどうだったかな
…
?
このへんだったかの忘れたけど、トムが男性俳優さんに横抱きされて回されたり、逆に男性俳優さんを抱えたり、イザベラを抱いてクルクルしたりするシーン何度かあって良かったねええええ。
事故シーン何度か出てくるけど、最後に再現された事故シーンだけ少し変わる。通常はイザベラと喧嘩しながら事故に合うけど、最後だけはイザベラともう一回愛情を確認し合って事故に合う場面に変わる。
実際は喧嘩しながら事故にあったんじゃないかな
…
?と思うけどトムのグチャグチャの記憶がこのようにすり替えたんじゃないかと思った。でもこれでトムは少し幸せなのかもしれない。
今までの学生時代から就職、結婚式、現在の記憶のすべての記憶が役者さん皆バラバラに演じてグチャグチャの記憶の渦にみたいな感じになる。
結婚式のジャケットを着ようとするが、現実の自分のようにジャケットを自力で着ることすらできないシーンなんだか印象的だった。
ふわふわ笑ってるのもかわいいけど苛立ち怒り狂うチョンソンウの演技良いな
…
思い出せない記憶、バラバラになる記憶に頭を叩いて苦しみながら泣くトム。
昼公演は席が遠めで(泣いてる
…
?)だったんですが夜は少し近くて(泣いてる!!!!!)でした。泣いてた
…
美しかった
…
私も泣いた
……
ソフィアと母親、マイク?が誕生日ケーキを持って現れる。
お誕生日おめでとうトム
と告げられて
少し間をおいたあと「ソフィア」と呼んでろうそくを消すところで舞台は終わる。
ここの優しくて柔らかい名前の呼び方めちゃくちゃ良かった
…
ここで過去の記憶に生きていた55歳のトムが現実に帰ってきた感じがする。微笑んでるのが声だけでわかる。
グチャグチャになった記憶を失った痛みがあるから涙が出てるけど、その涙の理由ももう忘れてしまっているのかもしれない。でもソフィアの名前は取り戻せた感じがして泣けた。
カテコもまだ涙が残ってて、目がキラキラしてて美しかった
…
。きれいだよ
…
観に行けて良かったです😭😭
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