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A4
2025-03-04 00:06:34
1007文字
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助手2号のお兄ちゃんのイトアキ
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無題
お兄ちゃんが助手2号のイトアキの幻覚ピロートーク、事後です
「犬のにおいがする」
横に倒れるなり、灰色の髪の男はそう言った。
思い当たることがあり、ライトは鼻を鳴らす。
「そういや、今日、遊んでやったな」
「ルミナスクエアの犬?」
「よく知ってるな」
「リンから聞いたことがある。犬はあなたと遊びたがっていたのにちっともわかってなかったって」
「
……
こいつのせいか、何かと誤解されるんでね」
ライトはサイドテーブルに置いたサングラスをちらりと見やった。
うつぶせに寝そべっていたアキラは身を起こすとライトの体をまたいで、サングラスを手に取る。そして、何を思ったのかおもむろにそれをかけた。
「シャワー浴びたのににおうか?」
「犬と遊んだって知らなかったから。当てずっぽうに言っただけだよ。獣くさいっていったらいいのかな」
「余計に悪かないか」
「そう? 嫌いじゃなかったよ。興奮したかもしれない」
「ほう」
「汗のにおいもフェロモンの効果があるらしい。それかな」
サングラスをずらして、たまにライトがそうするように目線だけをこちらに向ける。
アキラは裸だった。さっきまで組んず解れつベッドの上でドタバタしていた。ぺたんと膝を曲げて座る姿は無防備だ。体は薄く、自分の体と比べるとあまりに華奢だ。
「誘ってるのか?」
「まさか。もうお腹いっぱい。おかわりはできないな」
アキラはサングラスを外すと、つるを折りたたんで再びライトの体をまたがり、サイドテーブルに戻した。
腕を腰に回す。アキラの体はいともたやすく腕の中におさまる。成人男性だというのにちっとも重くない。
「ライトさんはしたいんだ」
「いいや? あんたがその気になってくれやしないかと待ってるだけだ」
アキラは腕をマットレスについて体を支えていたが、どさりと倒れてきた。そして半眼になってぼやく。
「待てが上手なんだ」
「犬に好かれるくらいだからな」
「
……
1時間休んだら、できるかも」
あくびを噛み殺して、アキラは言った。
「でも今は寝たいかな」
「もちろん待つとも」
こめかみにひとつ口づけを落とすと、アキラはくすぐったそうに身をよじった。そのままライトの胸を枕がわりに目をつむってしまう。すうすうと寝息が聞こえてきた。
無茶をさせたつもりはないが、全身運動はどうにも運動不足の体にはこたえるらしく、毎回短い睡眠が入る。無防備な姿に襲いかかりたい気持ちをぐっとおさえて、手はアキラの体を支えるだけにとどめた。
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