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akirara
2025-03-02 14:59:32
977文字
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ライアキ
ライアキのSSS書きなぐり
寒いからおててを出したくないんだって?
かわいい貴方の手が冷えてしまってはいけないからね。ちゃあんとないないしておいて。
【お手出しご無用】
「ふふ、やっぱり絵になるね」
かしづく姿がこうも様になるのかと青年は感嘆の声を漏らす。半円ほどの月明りが差しこみ狼の毛並みをきらきらと色づける。自らのものとは似ても似つかない体毛に覆われた大きな耳へと指先を這わせれば温かな血流が伝わった。つややかな体毛に覆われた耳は柔らかく、青年はつい癖のように揉み込んで触れてしまう。尾であれ何であれ他者の身体に触れることは積み重ねた信頼の証であった。
昼間、オオカミの同僚である彼女のあまりに独創的すぎる料理を適切に処理した頃から青年の脳裏には、ある一言がこびりついていた。
彼女が口にした彼の様子があまりにも可愛らしくて。あの大きな体でおててを出したくないだなんて!ああ、オオカミのシリオンがこの程度の気温を寒いなんて言ってのけるのを想像したら可愛らしさおあまり思わずその場で身悶えてしまうところだった。
そんなかわいい恋人へのささやかないたずら心。その芽がゆっくり育っていくのを抑えきれなかったのだ。
形のよいマズルが青年の下腹部に押し当てられる。ぐる、という唸りと荒い息遣いに期待でのどが張り付く。手を使わないように、と言いつけたのは日頃まるでガラス細工を扱うように丁寧に、刃を研ぐように丹念に、あふれんばかりの思いに乗せた幾度となく繰り返される愛撫がもたらす快感をお返ししてやろうと思ってのこと。あくまで主導権を青年の側に置くためだった。しかし青年の目論見は思わぬ形で打ち崩される。
オオカミ執事はかの言いつけを「手を使わず奉仕せよ」と解釈した結果が、これだった。
口を使いなんとも器用にベルトを緩めたかと思うと、そのまま留め具を外してしまった。
ずるりと肉の少ない太ももはずり下がる下履きを止めることがかなわず、重力に従ってベルトの重みで床を鳴らす。
「こ、れは
…
予想してなかったな」
手出し無用と言いつけた恋人に触れて、撫でて、焦らして、限界に達した性器を身体の奥で迎え入れてやればきっと極上の表情が見られると思っていた。
「
…
手を使わず、でしたね。あなた様の望みとあらば。こちらで十分に愛でさせていただきます」
オオカミは大きな口をばくんと開けた。
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