lifelongyouth
2025-03-02 02:42:53
5305文字
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呪術廻戦27-30巻感想 まとめて書いたので長い

自分メモです

27巻

・裏梅と宿儺の会話「教えてくれ、強さとは孤独なのか、強者に課せられた罰なのか?」「贅沢者め、強欲なことだ」という会話、よかったね 悩むことができる対象があるということ自体が恵まれていることの表れなのかもしれん。同じことについて悩むことができるから他人の気持ちを理解できるし、分かろうとすることや誰かと繋がることができる側面があるからね

宿儺が「愛を理解した上で愛などくだらん」と言っていたけれど、「自分たちは強いということだけで愛されていて、愛に応えている、双方向につながっている部分があるのに他の部分に孤独を感じてしまう、その傲慢さが”贅沢”である」そういう考え方もあるのだな〜へ〜〜おもしろいな〜〜と話を聞きながら納得した

宿儺ってわりと相手と会話をしてくれるし自分の考えも共有してくれるので好きなんだよな

にんげん誰しもが持っている「わかり合いたい」という欲望を持っていないことによって独立している部分が宿儺にはあって、それが”持っている”側からすると途方もなく強く見える瞬間がある

技術とか戦闘力とかだけじゃなくて、精神的にも揺らがない強さ、というものがあるからな


・黄櫨を友達勧誘する羂索の友達条件「私を退屈させてはならない・私と対等であること」に笑った 

いい具合に傲慢でそこが好き でもこの条件って最初に提示されてるからなんだこれウケる、ってなるだけで、じつは友達みんなに共有することなんじゃないかなと思う 友達といる時いつも楽しいし、対等じゃない、と思うことがないということは対等だ、ということだと思うので………


・高羽と羂索の会話もおもしろかった 羂索今までこんなに長く楽しそ〜に会話してたことあったっけ?あったらごめん でもめっちゃイキイキ会話してたよね

そんでもって会話進行しながら戦闘的にも少しずつ打開策を練ってトライアンドエラーしていくのもよかった たしかに追い詰められているのは高羽で、それは変わりないのだが高羽に感化されて「いや私は何を言ってるんだ?」と羂索が自問する、これはすごいことだよ バトルでは優位に立てていたわけではないけど、だからといって全てが負けということではなく、しっかり自分を相手に刻んだ、相手を変えた部分があるというのはさ

26巻の宿儺と五条悟の戦闘もそうだけど、最近の戦いは良い意味で勝ち負けで結果が表せない結論に至ってて、しかもそれにバリエーションがあって読んでて楽しいなと思う

・術式も毎回楽しみにしてるんだけど裁判形式おもしろかったな 

宿儺は被告人の立場のくせに罪状説明を「長い 俺がいつ何したかなどどうでもいい」と遮っており安定のワールドイズマインすぎた 有罪、死刑!と言われてもニタニタしてるのも最強、という感じで良かったよね


28巻

・宿儺が心の中でちゃんと虎杖ふくめ他メンツの能力向上についてきちんと認めているのも強さの所以だよなと 自分より弱っちいからと言って、それは測っていないのではなく、測って認めたうえでのソレだとわかるので

あと日車の成長スピードから鑑みる才能の原石感に魅せられている、というのもよかった このまま生かしておけばもっと”良いもの”が見れるかもしれない それが成長したら脅かされる自分があるかもしれない、でも見たい そんな相手を生かしてやれるほどに余裕を持っている状況が最強すぎる

あと相手の名前を呼ぶことで興味があると周囲にはっきり通告できるというのもすごいよな あの両面宿儺に名前を覚えられちゃった!?!?というレア感よ……


・虎杖と戦う宿儺、いつも絶妙にイライラしていてそれが良い 馬鹿にはしてるけど虎杖の上がった能力はちゃんと理解していて、それが宿儺の心の中だけで描写されているのもいい


・宿儺が自分で日車を殺しておいて、自分が落胆していることを自覚しているシーンとてもよかった、虎杖に「アレ?宿儺がぼーっとしてる」って思われてるのもウケた

自分とは違い「理想に殉ずる」ができる者に対する嫉妬心というか、それを持ち得ない自分、持ち得る相手だからこそ楽しめる、満たせる領域に興味や意識を向け始めているのがわかり、しかもそれが虎杖を起点に始まっていると、虎杖がボーッとして見えている宿儺が考えているのが好きすぎた ここはラストのほうで別シーンに補完情報が出てきてるのもよかったね

戦闘だけが強さじゃない、それだけが能力じゃないと宿儺は知っているので意志の強さをもって自分と同格に並ぶ虎杖を不快に思う、その気持ちで自分の身の丈の大きさと理想を知りうる、宿儺にとってめっっっっっちゃ嫌な自覚を促されており笑った そしてそれを「切り刻むことにした」という部分だけ虎杖にシェアするのもウケた


・乙骨(+虎杖)×宿儺の戦闘も新鮮で良かった 宿儺は笑っていても余裕ではなく焦りの現れの場合もある、と五条との戦闘で学んだのでそれがじわじわと滲み始めていた気がする

自分でここまでの戦いと相手の能力向上に対する考察をして、わからなかった部分を腕組んで余裕ぶっこいて「この一月なにしてたの?」と宿儺が聞くのも、血でダラダラの乙骨と虎杖がバラバラの答えを出してチームワークグデグデなのもおもろかった


・宿儺が真希(呪力を持たないもの)に致命傷を与えられるという痛恨かつ爽快な展開を用意してくれた芥見せんせーグッジョブすぎたな最近見た呪術シーンでいちばんスカッと場面だったんじゃなかろうか


・先生ズが一級呪術師で一番強いのは?という問いに対して口を揃えて日下部、と答えてその理由を「優しいんだよね」と回答するの、呪術廻戦っぽいなと思った いつもめちゃくちゃやってるけどこういうところで暖かさを出してくる漫画だよなあ……


29巻

・ミゲルに対してラルゥが戦う理由を「一緒に弔おう」というのめっちゃ良かったぁ〜〜〜「友人は多いほうがいい」から先になくしなくないよ、と言ってるのも含めてよかった


・虎杖が覚醒して、意志の強さだけでなく戦闘的に「俺に並ぶ」を予感している宿儺のシーンはドキドキした

黒閃を連発し自分が打撃と斬撃を混ぜた術もものともしない、それに対してヤベ〜〜〜形相で叫ぶ宿儺を見れただけでもうこの巻のモトは取ったなと個人的に思った

宿儺が虎杖の中に入って情報を共有されていたように、虎杖も宿儺と同居していたことにより、それを逆手にとって戦術を組み立てることができる、お互いがお互いを強くしている


・虎杖がピンチの時”兄”との会話が戦闘を助けるのもいいよね 本人が一緒にいなくても心の中にあり続けてそれ以降も相手とともにあり続ける、という概念がとても共感できる。



・乙骨が五条の肉体をつかって戦うくだりを話し合ってる最中に「みんなお前が大事だから迷ったり怖いんだよ」と言われブチギレるのよかった

「五条先生は大事じゃないの!?押し付けてた怪物の役割あったよね!?怪物に誰もならないなら僕がやるよ!!」、あまりに乙骨憂太すぎた


・五条悟が夏油に「置いて行かれた」と認識していることも、「追いつかなきゃ」と思っていることもこの期に及んで分からされてしまい情緒がどうにかなるかと思った え?追いつかなきゃって思ったの?????????も〜〜やだ〜〜……



262話表紙、あまりに良すぎて思わず五度見した これはすげ〜〜〜表紙だ………

五条悟と宿儺の体の厚みが微妙に違うのもよかった 五条も体格いいけど宿儺はそれ以上にいい 骨格も関係あるのかね??

宿儺は骨格ストレート感あるよな 胸板の厚みとか……

バトルで五条の体を使いながら手足の長さに文句を言う乙骨に笑った いい体とポテンシャルつかってもすぐにそれを使いこなせるかは乙骨とはいえど至難の業、というのがなんかリアルだなと

側から見ると「万能で完全無欠な無下限呪術」も大丈夫、僕最強だからと笑って言えるまでにどれほど時間と努力を重ねたのか!と顔を歪ませて案じられるのは乙骨憂太だけですよ。きみのそういうところがわたしはどうしようもなく大好きなんだ……

五条は五条で指導時に乙骨にだけちょい厳しくてほかの2年ズにジェラシーを抱かせてるのも可愛かったナ


30巻

・ここに来てもなお、五条悟が他キャラの戦闘にリアルタイムで関与していていいな〜〜と思った 五条悟がここにいないからと言って、一緒に戦っていないわけではない。五条悟が繋いでいるみんなの連帯感みたいなものはうっすらとある。だからこそ、後半の五条悟が希う未来の姿「つか五条悟なんてどうでもいい」のくだりがより一層愛おしいものに思えるわけだが……

この作品、生もだがめちゃくちゃ死を大事にしてくれるので好きなんだよな


・最終巻にして宿儺と虎杖が同じ格好でふつうに会話してるシーンが見れてうれしい

宿儺が虎杖にちゃんとついてきて、しかも言ってることちゃんと聞いてところどころ突っ込んでるの普通の高校生の会話感あってかわいいな

お花の名前は恵の記憶が出典、ということになってるのもベリーキュートです

いっしょにザリガニとりして大きさと種類でマウント取り合うのも好きだった


このやり取りで、「相手の言ってることは理解できるが、その上で理解できない、というスタンスの宿儺」に「オマエが価値を見出せないオマエ以外の人間を知ってもらいたい」虎杖の歩み寄りと、今まで出会ってきた人間たちに対する愛に感無量でしたね。

かつ、それを理解できない宿儺を憐れむことで宿儺を怒らせてしまう、虎杖に大事で雑に扱われたら嫌な領域があるように、宿儺にもそれがあると分かるシーンでよかった


・虎杖が「宿儺、オマエは俺だ どんな化け物になるかは運次第だった、俺には爺ちゃんがいた 誰にも受け入れられなくても、俺だけはオマエと生きていける」という流れ、あまりにも虎杖悠仁の結論で泣いた

それに対するコメントもめちゃくちゃ宿儺だったけど………

この二人は程よい距離感があるからこそ締まりと面白みがあっていいよな でものちのち宿儺がほかのキャラとやりとりしている内容を見ると、虎杖にもらった「一緒に生きてやれる」の部分がけっこうデカく宿儺に影響して今の彼があるのでは?と思うシーンが出てきて拍手した こういうの大好き


・五条先生がめぐとのばらに手紙(キュートお絵かき自分の似顔絵付き)残してるの可愛かった

虎杖は直接話したから、話してない二人には文字で残そうと考える五条悟が大好きですよ。

あと手紙で恵をこんなかわい〜表情にさせてしまえる五条悟、うらやましすぎるな……


・戦闘を振り返る下でまきちゃんが乙骨くんを慮って怒るくだり、乙骨くんはわかってないけど2年ズふたりはくすくすソレを見てるのキャワイイがすぎた


・来栖に対して「責任は取る これからは俺が来栖の右腕になるよ」と言う伏黒好きすぎるし、式はいつに……と言われてカタコトになっちゃうのも好きすぎた なんでこんなにかわい〜の……私も混ぜて、三人で結婚しよ……


・虎杖と五条の「五条悟なんかどうでもいい、一人くらい僕を忘れて僕とは全く違う強さを持つ人間がいたほうがいいと思うんだ」の会話、あまりに未来を明るく照らす光すぎた

虎杖は弱気と表現したそれを五条悟が「これ以上なく強気」と言うのもよかった 五条先生が描く未来、あまりに明るすぎるんよ というかいつも未来のことを考えていてほんとうにこの人は教師の素質がありすぎる


・宿儺が「ほんとは自分にも他人にも嘘ついてたでしょ」と指摘されるくだりで本当は復讐だったんだよね?と問いかけられて「それが俺の身の丈だった」と笑って言えちゃう宿儺、やっぱり好きなんだよな

違う生き方を選ぶ機会が二度あったことを自分でわかってるのもいい それを認めた上で、それはそれでいいから「次があれば生き方変えてみるのもいいかも」という結論になるの、自分だけは自分を否定も後悔もしないのよかった そういう精神性にいつでも惹かれるよ、わたしは……


・エピローグで小沢ちゃんと話す虎杖くんが見れるとは思わず、小沢ちゃんと並ぶ虎杖くんが目に入った瞬間にただしい姿勢に座り直してしまった現金なオタクはわたしだけじゃないですよね???

バッタリと会いたい人なんて虎杖しかいない小沢ちゃんの願望を叶える男、虎杖 あまりに出来すぎている

良い未来、つか明るい未来を歩いてくれよ、ぜひ。



・裏梅のエピローグに登場する宿儺が裏梅の世話を焼いててかわいかった 手ェつないでる カワイ〜〜〜〜




なんか後半可愛いしか言ってなかったけど本当に楽しかった 

愛と死の話が好きなので呪術廻戦は初期から本当に大好きで、30巻まで無事全て読み切らせてもらえてありがたかったな

愛してるよ、またな。