零ミリ
2025-02-23 23:25:29
961文字
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お前が悪い

むてらん ちんイラして藍桐を「お前」と言ったり俵抱きして雑に扱う无諦

「むてぇー、もう寝よ?」
 据わった目で猪口を傾ける无諦に真っ赤な顔の藍桐がしなだれかかる。
 无諦が清酒を一升瓶三本も人から貰ってきたということで、この日は二人して深酒をしていた。藍桐だけでなく无諦の酔いも回り、藍桐は辛うじて残る理性で布団の用意をしてきた。しかし藍桐の真っ当な呼びかけはすっかり酒気の虜になっている无諦には届かなかった。
「まだいける」
「もー! 无諦!」
 藍桐はぷく、と頬を膨らませる。頬を膨らませたまま潤んだ目で无諦をしばらく見上げていたが、ふう、と息を吐くと无諦の胸に自分の顔を埋めた。藍桐は赤い頬を无諦の胸に頬ずりし、无諦の裾を暴き太腿をさわりと撫でる。
「无諦、一緒に寝よ?」
 无諦は藍桐の色仕掛けも意に介さず酒を煽り続ける。藍桐は无諦の身体をべたべたと触り露骨に无諦の情欲を煽る。
「ねえ、无諦、もうこんなになってるよ?」
 藍桐は无諦の股間もまさぐり、緩やかに立ち上がった无諦自身を指摘する。无諦はそれでも猪口に酒を注ぎ続ける。藍桐はそれでも无諦の身体をまさぐり続けるが、いきなり動きが止まる。
「?」
 无諦が不審に思って藍桐の顔を覗き込むと无諦の胸にもたれかかって眠りの世界に落ちていた。
「お前、なあっ!」
 无諦は今まで藍桐を無視していたことを棚に上げて寝落ちしたことにいきなり怒りが沸いた。藍桐の頬を片手で挟み、もう片方の手で額を弾く。
「煽るなら最後までやれ!」
「お、おお? 寝ちゃってた!」
 无諦の声に藍桐は目を覚まし、ふへへ、と笑う。煽られるだけ煽られておあずけをくらった无諦はすっかり劣情混じりの怒りに支配されており、藍桐の呑気な反応で更に劣情が増し、遂に行動に出た。
「わ、わわっ!」
 无諦は立ち上がり藍桐を俵抱きにするとドカドカと大股で寝室に運ぶ。寝室に入ると藍桐が用意した布団の上に藍桐を投げつける。
「いった!」
 藍桐が雑に放られた痛みを訴えても无諦は無視して覆い被さり、藍桐の胸元をはだけさせ、手を滑り込ませる。
「あれだけ煽ったのならもう何をされても文句はないな?」
「ふふ、无諦、やっとお酒じゃなくて僕を見てくれた!」
 藍桐は无諦の豹変ぶりにも怒るどころかむしろ喜び、无諦の首に腕を絡ませる。蕩けるような藍桐の口元に无諦は深く口付けた。