Privatter+
Font
Serif
Sans Serif
Color
Light
Dark
auto
Font size
Large
Medium
Small
Language
Japanese
English
Sign in with Google
Sign in with ID and password
Account ID
Password
Sign in
Forgot password?
Create account
nuka_boshi
2017-12-13 00:58:55
8216文字
Public
Clear cache
APH没ネタ〜ふぁんたじー系プロローグみたいな〜
唐突に始まり唐突に終わる。続かない。
――
『なんだか淀んだ感じの小さなお店』。店内に足を踏み入れた時、真っ先に浮かんだ感想は、そんな漠然としたものだった。
とは言っても彼女がそうした感想を抱いたのは、彼女自身の人生経験の浅さ故であって、その店が悪かったわけではない。実際、彼女以外の冒険者がこの店を見渡したならば、小綺麗で比較的大きな酒場だと感じただろう。
六人用のテーブル席は八つあり、カウンターには十前後の椅子が並んでいる。料亭を兼ねている為か、訪れた客たちに注文を急かすように香ばしい肉の香りが客の間を漂っている。まだ日が沈み切っていないというのにその半数以上の席が埋まっている事を考えても、かなり人気のある酒場なのかもしれない。薄く闇を溶かしたような店内を、少し早めに火を灯したランプが暖かく照らしていた。
にも関わらず、『淀んだ感じの小さなお店』などという評価が下されたのは、この店に訪れた少女
――
エリカにとって、酒場という物が未知の世界であったからに他ならない。安酒と肉の香りによって湿った空気、薄く闇に包まれたような景色、最早公害ではないかと思われるほどの喧騒、その全てが作り上げた独特の雰囲気と閉塞感
――
。それらは、公家のお嬢様として蝶よ花よと育てられたエリカがこれまでの人生で触れて来たものとは正反対のものばかりであった。
(なんだか
――
、まるでここだけ夢の中のようです)
ただし、悪夢の中かもしれないのだけれど。
なんとなく髪に手を伸ばして、そしてその手が空を切った事にエリカは少しだけ驚いた。
そうだった、あの長い三つ編みは数日前に切り落としたばかりだった
――
。
密かな自慢だった長い三つ編みも、沢山のフリルをあしらった丈の長いスカートも、今となってはもう無縁なものだ。旅の邪魔にならないようにと用意してもらった新たな衣服は、とてもかつての『エリカお嬢様』と結び付けることはできないだろう男物の服だった。
脚のラインがはっきりとわかるズボンを履いていると、どうも自分が下着姿で歩いているかのような心細さを感じてしまう。いいや、下着姿の方がマシかもしれない。スカートの下に履くドロワーズでさえ、もう少し脚のラインを誤魔化せるのだから。
エリカがこうした心細さや不安を強く感じながらも慣れない酒場に訪れたのには、勿論理由がある。そうでなければ、エリカにとっては『未開の地』でしかないような魔窟に、一人で訪れるような事は絶対にしない。
カウンター席に恐る恐る腰掛けて、エリカは酒場の主人に注文をする。とりあえず全く知らない酒よりは良いかと考えて安物の葡萄酒と、
……
勧められるままにヴルストをパンで挟んだ料理をひとつ。多くの客は葡萄酒ではなく麦酒を飲むらしく、酒場の主人は眉根を寄せたがエリカは気付かないフリをしておいた。
エリカは料理が来るのを待ちながらそっと酒場を見渡した。
「どうした、坊主。人探しか?」
「
……
いえ、特定の人を探しているというわけではないのですけれど。ステルンベルギア領へ向かう為に、同行者を探しているのです」
突然話しかけて来た男に、エリカは戸惑いながらも素直に答えた。冒険者風の快活な男。それ以外に取り立てて特徴はない相手だった。
(
……
本当は坊主ではないのですけれど
……
、ここは訂正しないほうが賢明ですよね)
服装のせいもあるのだろうが、髪を切ってからというもの、どうも男と間違われることが多い。女性としての魅力が欠けているからなのか、もしくはあまりに平坦すぎる胸部のせいなのか。面白くはないものの、こういった場面ではある意味救われているのは確かだ。女性が一人で、このような時間に出歩いているというのは、実際のところかなり危険である。少年だと勘違いされていることで無用なトラブルが減るのなら、旅に不慣れなエリカにとっては歓迎すべきことなのだろう。かといって、女としてのプライドが酷く傷つくことには変わりないのが辛いところだが。
「ステルンベルギア領とはまた
……
山向こうまで行ける
力量
(
レベル
)
のある冒険者なんて、そうそう居ないぞ? なんだってまたそんな所に
……
?」
「兄を探しているのです。わた
――
僕と同じ髪型の冒険者なのですけれど、ステルンベルギア領でよくら似た人を見かけたらしいと聞いたので」
エリカはうっかり私、といいそうになって慌てて言い直した。相手が誤解しているならば、わざわざ女性であることを仄めかす真似をする必要もあるまい。
「兄に会いたいのですが、僕は旅をするのは初めてで。ですから、旅に慣れた方に護衛を頼みたいのです。
……
ギルドにも依頼を出してはいるのですけど、今の時期だと直接探して交渉した方が早いと言われてしまって」
青年は、「そいつぁ大変そうだな」と肩を竦めてみせた。
「そういやマスター、昨日来てた怪しい旅人もステルンベルギア領へ行きたいって言ってなかったか?」
差し出された料理を受け取るエリカの隣で、青年が主人に問いかける。
「ん?
――
ああ、あの変な兄ちゃんか。確か黒と白のなんとかって名乗ってた、ビール好きの客だろ?」
「そうそうそいつ! アードラーシュヴァンツとかいう傭兵団にくっついて行動してた、落ち着きのない悪人顔の奴!」
酒場の主人と青年がそう言うと、他の客たちも「あー、あのビール吹き出してた奴か!」「酔っ払って鳥に話しかけてた奴だろ?」などと便乗し始める。話題に加わることが出来ないエリカは若干困惑しながらも、そんな変わった客がいたのかと妙な関心をしてしまった。
(
……
なんにせよ、とても印象的な方なのでしょうね)
料理をもぐもぐと口に運びながら、エリカは密かに考える。その場に居合わせた客たちは、酷い言い様であるものの、決して嫌そうな顔はしていない。むしろ心から楽しそうな笑みを浮かべているものさえ居る。それは酒場に集う者の多くは娯楽に飢えているせいでもあるのだが。
「そういや通行証を出してもらえないって嘆いてたな。坊主は通行証はあるのか?」
「え? は、はい」
「じゃあ例の旅人にダメ元で交渉したらどうだ? 変な奴だけど腕は確かなようだし」
「おいおい、そんな純真そうな坊主に妙な奴勧めるなよ。取って食われたらどうすんだ?」
ドッと笑い声が上がったその瞬間、「食わねーよ!」と誰かが叫んで客たちが浮き足立った。
「ったくよー、人の事散々好き勝手言いやがって。っつーか俺様の格好良さがわからないとか、お前らの目は節穴かってーの!」
扉を潜って現れた青年を見て、客たちは気まずそうに顔を見合わせた。どうやらこの青年が件の妙な旅人らしい。
しかしエリカはその青年を実際に見た事で、変、だとか妙、だとかそういった評価が成される事に思わず納得してしまった。
黒い色で紋章が描かれた白いマントを身に纏ったその人物は、動きやすそうな黒い衣服を着込んでいる。しかし、それよりも目立つのは、顔に巻き付けられた布である。包帯のように見えるそれは衣服と同じ黒色で、白い紋様が縫い付けられている。
(
……
ええと、あれは古代魔導語でしょうか。一般的とは言い難い単語ばかりで効果はわかりませんが、何かから身を守る呪文のような
……
?)
なかなかに異様な風貌である。黒い包帯の間から窺える深い赤色の瞳も、また異常といえば異常だった。血のような色の中に、まるで青空を写したように澄んだ
水色
(
ライトブルー
)
の光が差し込んでいるのだ。異質な存在であることは疑いようがなかった。
もしエリカ一人でこの男に対峙していたならば、恐らく彼の持つ独特の雰囲気に威圧されてエリカは何も言えなくなったに違いないだろう。しかし、幸いにもその場には彼女一人では無かった。客の一人が「おっ、兄ちゃん! 傭兵団に置いてかれたのか?」と声をかけると、店内にドッと笑いが沸き起こる。件の旅人はそれに対して「元々この町までの契約だっつーの! そもそもあいつらだって、小鳥のようにカッコいい俺との別れをそれはもう心から惜しんで
……
」などと大袈裟に嘆いてみせるから、余計に皆が野次を飛ばしている。完全に酔っ払いのノリである。
「あの
……
貴方もステルンベルギア領へ向かう予定だとお聞きしました。もしよろしければ、お願いしたいことがあるのですが」
不安が無かったわけではない。ただ、今のエリカにとって、選択肢は殆ど無いに等しい。
勇気を振り絞って声をかけたエリカを一瞥し、旅人はため息を吐いた。
「
……
こんな所じゃ込み入った話はできねーな。外に出るぞ」
その言葉を聞いて、エリカは慌てて残りの食事と葡萄酒に取り掛かる。流石に食べかけのものをそのまま放置して帰るような真似も出来ない。
「今日は飲んでいかないのかい?」「ああ、悪いな」酒場の主人と旅人が会話している中、エリカはようやく食事を終わらせた。
「お待たせして申し訳ありません。
……
ええと、
――
失礼ですが、お名前を伺ってもよろしいでしょうか?」
エリカはそこでようやく、目の前の彼の名を知らないことを思い出した。尋ねておいて名乗らないのも失礼だと気付き、慌てて付け加える。
「わ
――
僕は、エリアスといいます」
勿論、エリアスというのは偽名だ。本当の名前と近い雰囲気の名なので、うっかり言い間違えそうになった時に誤魔化しやすかったりする。
「
……
ギルベルト。ギルベルト・バイルシュミットだ」
「ギルベルトさんですね。よろしくお願いします」
エリカは頭を下げると、代金を支払って店を出た。
ギルベルトが何かに警戒するように一瞬空を見上げ、小さく息を吐き出した。エリカが疑問を口に出すよりも早く、彼は歩き出す。
「
――
バイルシュミットというと、エーバーエッシェ領の塔守をしている家系がそのようなお名前だったと記憶しております。もしや、縁のある方では?」
声を落として尋ねたエリカに、ギルベルトは小さく「よく知ってるな」と呟いた。
「あぁ、その通りだ。尤も、事情があって今は弟に任せてるけどな。
……
ところで、お前めちゃくちゃ演技下手だな?」
その問いかけにエリカは思わず肩を震わせた。
「
……
え、演技
……
ですか?」
「ああ、どうせどっかの貴族のボンボンなんだろ? 口調と態度で丸わかりだ。あんまりああいう場所に長居してっと、襲われかねねえぞ」
エリカの背中を一筋の汗が流れ落ちる。ギルベルトはかなり勘がいいのかもしれない。もしや、女であることも気づいているのだろうか。
「金持ちのぼっちゃんが護衛も付けずに酒場をうろついてりゃ、良からぬことを考える輩だって出てくる。それにお前、見た目もそこそこ整ってるからな。世の中には女じゃなくても良いっていう変態もいるからな、そういうのに襲われないとも限らねーんだぜ」
……
訂正。全く気付いてないようである。ホッとしたような、悔しいような、複雑な気持ちである。ギルベルトが語る『男でも女でも美しければ襲う酒好きの知り合い』の話を右から左へ聞き流しながら、エリカはちょっとだけ泣きたくなった。
「そもそも、一人称が『私』の男なんて珍しくはあるが居ないわけじゃねえからな。わざわざ言い直したら余計怪しまれる。もう少し堂々とした方がいいぜ」
「
……
では貴方はどうなのですか? そのような包帯を巻いて、怪しく見えないとは言わせませんよ」
少々恨みがましくなってしまったのは、散々男扱いされて心が荒んできたからかもしれない。そんなに女に見えないのか。その目は節穴なのか。
……
尤も、女だと気付かれればそれはそれで厄介なのだが、エリカは都合よく忘れていた。
「あー、これは
……
ファッションって事で」
ギルベルトは少し後ろめたそうな様子でそう答える。エリカは内心で首を傾げた。
(
……
あれ? もしかして、なにか誤魔化された
……
のでしょうか?)
不思議には思ったが、あまり詮索されたくない事なのだろうとエリカは自分を納得させた。そもそもエリカ自身とて、名前も性別も偽っているのだ。相手が同じ事をしたところで、怒るような真似はできない。
「
……
まぁ、それはともかくとして。貴方はステルンベルギア領に用事がある、それは間違いないですか?」
「
……
ああ、間違いは無いぜ」
「ならば、貴方と貴方の同行者に依頼があります。私も彼の地に用事があるのです。
……
私の持つ通行証なら、殆どの地に無条件で入れます。しかしながら私は貴方が指摘したように、旅に慣れない貴族の身。そこで、貴方がたを護衛に雇いたいと考えています」
可愛らしい『お願い』に、この人が動くとは思えない。エリカは自分の知り合い
――
遠縁の親戚であるローデリヒの口調を意識してみる。
「報酬なら払います。私の手持ちのお金で足りないようならば、屋敷に戻ってから後払いで支払う事もできます。最悪の場合、ステルンベルギア領までの間で構いません。
……
私に雇われなさい」
有無を言わせぬ物言いに、ギルベルトは軽く目を見張った。
「
――
断ったら?」
「断る事は許しません。良いですね?」
こちらを試すような問いかけに、エリカは高圧的に言い返す。虚勢である故にエリカの身体は微かに震えているのだが、幸いにもその事に気付く者は居なかった。
「
――
そうだな、聞いてやっても良いが
……
許さなかったらどうするつもりなんだ?」
それは考えていませんでした。エリカは思わずそう答えそうになって慌てて口を噤んだ。
そもそもこの態度はただのハッタリである。荒くれ者の冒険者にどう接するべきなのか、エリカは全く掴めていないのだ。
公家の『エリカ・ツヴィンクリお嬢様』ならば涙でも流しながら必死に縋り付いただろう。弱みを見せて同情を乞うのが正解なのかもしれない。だが、そうした対応だけはしたくなかった。
……
兄や強い誰かに守って貰うだけのか弱いお嬢様で居るつもりならば、そもそもこのようなところに来たりしない。『自分を守ってくれる優しい兄の代わり』が欲しいわけでもない。だからこそ、弱いところは見せたくなかった。
「そ、その時は
――
、引っ叩きます!」
エリカが真剣そのものの顔で宣言した為、ギルベルトは間抜けにもぽかんと大口を開けて固まった。そんな彼の様子に気付いたエリカは、慌てて身振り手振りをしながら付け加える。
「ええと、貴方の頬を、こう。三往復くらい?
……
ねっ、困るでしょう?」
小首を傾げたエリカの前で、
「ぶっ!」
ギルベルトが思い切り吹き出し、
「ぶひゃひゃひゃひゃひゃひゃ! 引っ叩くって! ぶはは、あははははははは! あーっはっはっはっ!」
まるで悪いものでも食べたかのように勢いよく笑い出した。
「え?
……
え?」
「ははは、ひーっ!ぶふわあはははははッゲホッごほッ!!」
笑いすぎて噎せるという間抜けっぷりに、エリカはただただ困惑する。自分は何かおかしな事を言っただろうか、それとも目の前のこの男がおかしいのだろうか。エリカが真剣に悩み始めた頃、ようやく落ち着いたギルベルトが右手を差し出した。
「ぷ、くくく
……
引っ叩かれちゃかなわねえな。俺もステルンベルギア領に向かう用事があるし、行ける所までは雇われてやるよ。
……
尤も、同行者にも確認取らねーといけねぇがな」
「あ、ありがとうござ
……
」
「ただし!」
ギルベルトはビシッと左手の人差し指を立ててエリカの発言を遮った。
「陽が落ちてからの護衛は、お断りだ。一緒に旅してる奴がいるから、夜はそいつを頼るといい」
ギルベルトの出した奇妙な条件に、エリカは小さく首を傾げる。
「安心しろ、そこそこ強いし真面目で律儀な奴だからな。良い所のお坊っちゃんからしてみりゃ、俺みたいな荒くれ者よりはよっぽど付き合いやすいはずだ」
「あ、ありがとうございます
……
」
ギルベルトに改めて礼を言い、エリカはほっと息を吐いた。まだ気を抜いてはいけないことは重々承知していたが、それでも、どうにか旅を続けれそうでホッとしたのだ。
「
――
あの、ギルベルトさん。ひとつだけお尋ねしてもよろしいでしょうか? なぜ、夜の護衛は駄目なのでしょうか? 何か用事でもあるのですか?」
エリカは思わず尋ねた。するとギルベルトは、「別に用事は無いんだが」と前置きしてから静かに答えた。
「
……
この辺りの月は、眩しすぎるからな」
(
…………
月?)
エリカはその言葉に何か引っかかるものを感じた。感じたのだが、
「
――
おや、ギルベルトくん。随分と早かったですね。
……
ところで、そちらの方は一体
……
?」
ふと現れた男に思考は遮られた。
「おっ、菊か。ちょうど良かった、通行証はどうにかなったぜ。このちっこいのはエリアス。お忍びの貴族の坊っちゃんで、今回の旅の護衛対象だ。エリアス、こいつは菊。魔術とかに対する知識がそこそこある。旅の仲間だ」
「本田菊と申します。
……
ええと、エリアスさん
……
ですか? はじめまして。よろしくお願いしますね」
「こっ、こちらこそよろしくお願いします!」
闇そのものを思わせる黒い髪に、同じ色の瞳。静かな声といい、なんとなく夜のような印象を与える男性だ。エリカはこっそりとそう考えた。
「
……
さて、明日の朝には出発するぞ。ところで、買い物は終わってるか?」
「はい、薬草や食料の買い出しは終わりました。武器は先日買い替えたばかりですし、このままで問題無いでしょう。
……
エリアスさんは、旅支度は出来ていますか?」
「え? は、はい。
……
あ、でも武器に関しては全然です。屋敷を出てからずっと同じものを使っているのですけれど、新しいものを買うべきなのか否か
……
というよりは自分に合った武器が何なのか、わからなくて」
「そうか、ならまずは武器屋だな」
エリカにとっての手探りな旅路。兄を探す為の旅が、本格的に始まろうとしている。
だが、本当の意味での物語を語る前に、もう少しエリカ自身のエピソードに触れておくべきだろう。
公家のお嬢様として何一つ不自由なく暮らしていた少女が、こうして旅を始めた理由。それが分からなければ、ギルベルトの受けた呪いの話や彼らが今後直面する問題が、あまりにも唐突で理不尽なもののように思えるだろうから。
――
物語は、数週間前に遡る。少女の運命を変えたのは、一通の手紙だった。
◇補足?◇
ちょっと前に考えて放置してた没プロットが見つかったので、プロローグだけ書き起こしてみた。男装のつもりは全く無い男装リヒちゃんがお兄様をさがしてプーとにっさまと一緒に(途中でメリカとかロマとか髭とかを拾ったりしてメンバーがたまに変わる)旅をするお話。細部とか続きとか全然考えてないので単なる没ネタ。
▽読み取れた範囲での設定(多分没にした設定)
エリカ
……
兄が行方不明になった為探して旅をしている少女(元お嬢様)。旅の邪魔になりそうな髪を切ったら何故か行く先々で男の子と勘違いされて辛い模様。カランコエ領という土地に住んでいた。割と世間知らずで本家のリヒテンより結構強情というかちょっと荒んでるような気がしなくもないというか。
ギルベルト
……
弟を庇った結果、月を見ると狼になっちゃう呪いを受けちゃった。呪いを解く為旅をしている。エリカのことは男だと思い込んでいる。エーバーエッシェ領という土地から来たらしい。麦酒大好き。
菊
……
ギルベルトの呪いの進行を抑えるために同行している魔術師。呪いの治療や補助系の魔術を得意とする。エリカが女の子だというのは気付いているが、ギルベルトが『男だ』と主張している為内心困惑している模様。
エリザベータ
……
実はギルベルトとは腐れ縁。旅立つエリカに男物の服をくれた優しいお姉さん。右も左もわからないエリカに親切に旅の心得を教えてくれたが、叶う事なら自分が旅に出たかった。
ローデリヒ
……
エリカにとって遠縁の親戚。通行証を用意してくれた貴族。
バッシュ
……
行方不明になっているエリカの兄。エリカ曰く『とても強くて優しい人』。
アルフレッド
……
ギルベルトが追っている相手。何らかの形で彼の呪いに関わっていた模様。
Reaction
If you make a mistake, you can cancel it by pressing the reaction.
Custom color
Reset color
広告非表示プランのご案内