はなおぼろ
2025-02-20 18:57:32
2104文字
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縁巌覆面作家企画5:Aグループ感想

作品の雰囲気に引っ張られてテンションが上下左右しております。予めご了承ください。

A-1:戦力外通告の男

 現実の野球にお詳しい、または高校野球だけではなく少年野球チームからプロ編までも描かれているような野球漫画がお好きな作家様なのかな? といった印象です。
 憧れと初恋。巌勝のリハビリを切っ掛けに交流を深めていく二人、すれ違いそうになったときはドキドキしましたが、しっかりと結ばれてHappyです! 告白の場所が縁壱なりに気を遣った末にスーパーの駐車場なのも可愛い。
 巌勝の元婚約者さん、他の相手ならともかく縁壱相手だと引き留められないって解っているの切ないです。本当に好きだったから巌勝の幸せを思って背中を押すんだ……。彼女の今後に幸あれ。



A-2:幸せは小さな積み重ね

 大きな体でハート形のドーナツを大きな口で丁寧に食べる弟も、期間限定商品をご馳走するという名目で弟にチョコドーナツをプレゼントしようと画策してそれがしっかり弟にバレている兄も可愛いです。ホワイトデー当日の二人もきっと可愛いんだろうな~♪ 追加小話とか、ホワイトデーのお話も読みたいです。
 弟の細かな表情の違いがしっかりと判り、そのことに優越感を抱いているところとか、表情の変化を楽しんでいるところとか、会話のやり取りに、この二人は良好なコミュニケーションが取れているんだなぁ、それこそタイトル通りに積み重ねてきたからこその幸せな関係性なんだなぁと温かな気持ちになりました。



A-3:愛しの困ったちゃん

 兄さんが風呂キャンセル界隈なのは解釈違いの弟。但し兄の匂いが濃いとしっかり興奮するところに思わずクスッとしました。
 兄の怪しい行動が気になり、不安になる弟。まるで不倫に気付く前触れみたいな流れだな……と思っていたら縁壱も同じこと思っていた。ちゃんと寂しいって言えて偉いぞ。杞憂で良かったね。
 ジャンクフード食べるのも、無意味な時間を過ごしてみるのも、風呂キャンも、一度怠けてみたかった兄が全力で怠けた結果だったのかと考えると、可愛いなぁ。どんな兄も大好きな弟と、ちゃっかり弟の好みを見抜いている兄の、これからも続くラブラブな日々に幸あれ~!



A-4:恋愛談義

 高校生ものだ! C-7も同級生に炭吉がいましたね。縁壱が炭吉と学校生活を送っていると何だか安心感を覚えます。
 恋愛相談している縁壱可愛いし、真摯にアドバイスしてくれる炭吉は本当に素晴らしい親友ですね! 青春していてキュンキュンします。読者視点では縁壱の想い人が誰か察してしまっている状態なので、炭吉の微妙な勘違いにニヨニヨしたり、心でツッコミ入れたりしながら読み進めていました。
 告白が成功した後ってつまりそういうことですよね!? あの、縁巌がお付き合い始めたその日の、熱い聖なる夜編はどこに行けば読めるのでしょうか!?



A-5:春の通りみち

 霊が視えない縁壱と、借家の書斎で本を開くと現れていたという縁壱そっくりの幽霊。かつて織りなしていた、会話もなく相手も見えない日常に哀愁が漂います。一度閉ざされてしまった通り道。パンフレットに載っていた写真が、数年越しの新しい通り道なるのでしょうか。凄く気になる部分で終わっていて、続編が読みたくして仕方がありません。幽霊と写真の彼がどう関わっているのかも知りたいです。
 『~見事なまでに陰キャになった』の掴みの強さ。ここからぐっと作家様に作中へと引きずり込まれたような感じがしました。善逸と獪岳がセットで行動しているところも微笑ましかったです。



A-6:例のあのハンカチーフ

 そういえば曲の一部しか知らないなと思い、作中の猗窩座よろしくスマホで歌詞を検索しました。迂闊に歌詞引用すると怖いもんね、ジャ
 童磨と猗窩座と縁壱がわちゃわちゃしていて、読んでいてとても楽しかったです。また歌詞に対する見解の本当にそれ感。ナイス(?)アシストもあって兄上とのオフィスラブ(ではない)を目指すことになった弟。兄も弟が都会に来る(文脈的にお祖母様も都会に施設に移る感じかな)を了承してくれてハッピー。そして蓋を開けてみると、あらまぁ! 弟から若い女性を牽制したかった兄上の掌の上だったということ?! フフフ(満面の笑み)



A-7:卒業式

 桜の花ってなんでこんなにもノスタルジーに浸らせてくるのか。卒業式を終えた二人のやり取りが、縁壱の回想も合わさって、穏やかで柔らかでありながらも切なく胸を締め付けてきます。
 離れて暮らしたからこそ、あの日伝えることをやめてしまった思いを兄は伝えられるようになったのかな。10年ぶりの再会は、互いの愛を秘密する日々からの卒業式。バーで抱擁する二人に、そっと拍手を送るモブになりたい。
 キャロルのカクテル言葉は『この想いを君に捧げる』だそうです。マスター(無惨様かな?)の粋な計らい。因みに度数25度以上あるそうです。二人の酒に強い描写はこの為だったのかも。





 ピュアとキュンが沢山詰まっていました。
 作家の皆様、素晴らしい縁巌作品を生み出して下さり、本当にありがとうございました!