ゆきと
2025-02-19 21:54:05
1439文字
Public DQ3(その他)
 

戦闘シーンの練習

みんなバラモスの外見とか知ってるから描写省略していいよね!?
それにしたって描写が薄いね!?前衛職じゃないとアクションが書けねえ!

 唸り声とともに振り回された爪の一撃に、盗賊の少年の体が軽々と舞った。床にたたきつけられる前に受け身を取るも、肩から腹にかけて深い傷を受けていた彼はそのまま倒れこむ。僧侶が駆け寄る足音が後ろから聞こえたが、<メラゾーマ>の轟音にかき消されてしまった。視線だけで背後を確認すると、レナーテは魔法の盾を構え、ひどく憔悴した表情で膝をついていた。
 直撃をさけたとはいえ、先ほどの極大爆発魔法の連撃のダメージがまだ残っている。追撃をされれば、どちらも力尽きかねない状態だった。自分の手数はおそらく一回。差し伸べられる手はひとつだけ。分の悪い賭けだ。ならば、信じるべきはあと一人の仲間だろう。アルスの判断を信じて、ルフェはめったに組まない印を切った。
「神よ、全知全能たる我が主(あるじ)よ」
 呼びかけ、神の気配を手繰り寄せる。体内に満ちる気の快不快はこの際置いておく。眼前の敵、魔王バラモスは大きく右腕を振り上げていた。ルフェは少しずつ歩みを進めながら、詠唱を続ける。
「汝が威光、悪しき息吹をことごとく退ける輝きなり……
 バラモスと正対していたアルスは、盾の後ろで印を組んでいた。信じてたよ勇者クン。確信をもって床を蹴る。
「聖なる光よ――
「<マホトーン>!」
 アルスの練度、しかも魔王相手では一瞬の妨害にしかならないが、可能性をつぶしてくれただけで十分だ。魔王はにたりと見下すような笑みを浮かべると、大きく息を吸い込んだ。
 ルフェは一行の最前へ躍り出ると、手にした杖をくるりと回して呪文を唱え切った。
――我らを包め!<フバーハ>!」
 魔王が激しい炎を吐き出すのと同時に、ルフェの呪文が完成する。掲げた杖先から広がる虹色のオーラが、球を為してパーティを包みこんだ。あたり一面を覆うほどの業火といえど、その結界を侵すことはできない。
 神の護りの中で、僧侶が祈りを重ねる。
「神よ、天地を照らすは汝が慈悲、我らに降りて癒しの奇跡を齎し給え<ベホマラー>!」
 視界の赤が弾けて散り、空気を焼いた熱が蒸気となってあたりを包む。その霧が晴れたあとに、いまだ残るオーラの中で体制を整えた一行を目にして、魔王はぐる、と唸った。
「お疲れ!」
 少しだけ傷の癒えたリドが、止める間もなく弾けた結界から飛び出していく。仕方なく見送りながら数歩後ろへ引いたルフェに、レナーテが近づいてきた。
「さすがね」
「まぐれまぐれ、悪いほうに賭けただけ」
 レナーテは首をかしげて苦笑いすると、もう一度ベホマラーを唱えはじめる。どうやら回復に専念する気らしい。細かい判断は任されるしかないようだとルフェは深呼吸をした。眼前では、バラモスに躍り掛かった少年に、再びメラゾーマが襲い掛かっていた。<マジックバリア>を差し込んでみるものの、ずっと最前で戦っていた彼の負荷には焼け石に水だ。
「しつっけえ!」
「リド下がれ! しばらくおれにまかせろ!」
「はいよっと」
 盗賊の少年が軽いステップで後ろに引き、入れ違うように勇者が駆けていく。一人で気を引くというのなら、我らが勇者クンをしっかりと脅威に仕立て上げないとならない。ルフェは再び呪文の詠唱を始めた。
「汝が剣(つるぎ)疾風のごとく、汝が拳烈火のごとく、万物を砕く力とならん、<バイキルト>!」
一瞬だけ振り返ったアルスに微笑みを返して、その背の向こうの魔王を見据える。



多分この戦闘シーン続くんで落とさなくていいですか?