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しちろ
2025-02-16 09:07:50
614文字
Public
LOM・連載主人公の短編
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ちいさな反省
LOM、男主とコロナのとても短いSS。2009年に書いたもののようです。
ドミナの商店街を、小さな女の子が髪を揺らして楽しそうに歩いていた。
「コロナ?」
「
……
えーと、はい」
シオンが呼びかけると、女の子が気恥ずかしそうに振り向いた。もしかしてと思ったが、やっぱりコロナだ。
彼の言わんとすることが分かったか、コロナはくるりとターンしてみせ、それからぽっと頬を染めた。
「カイさんに結ってもらったんです」
はにかむ彼女の髪型は、お姫様みたいな編み込みに繊細なレースのリボン。両サイドから丁寧に編み込まれた髪を後ろでひとつにまとめ、仕上げにふわふわのリボンで結んでいる。いつもの髪型を変えただけなのに、ずいぶんと雰囲気が違ってみえる。
「やっぱり、ヘンですか?」
似合ってるよと答えると、コロナは赤いほっぺをしたまま照れて笑った。なるほど、おおざっぱな印象の強いカイだが、さすが女性だけあって髪を結うのはお手の物らしい。
話をしている間にも、コロナは近くの窓ガラスに映る自分の姿をちらちら見てみたり、飾りの具合を気にして、しきりに手で触れたりしている。
ふわふわリボンのお姫様は、やがて追いかけてきた師に手を引かれ、うきうきした足取りで村のゲートをくぐっていった。大好きなお姉さんに綺麗にしてもらって、女の子でいることを精一杯楽しみながら。
そんな後ろ姿に背を向けて、シオンはきまりが悪そうに、髪をくしゃりとやった。
自分と一緒にいたコロナは、いつもポニーテールだったっけな。
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