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三毛田
2025-02-15 17:29:20
1096文字
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04 04. いっぱいに溢れる気持ち
4日目
次から次へと溢れ出てくる
04 04. いっぱいに溢れる気持ち
一度でも自覚してしまったら。
次から次へと、それは溢れてきて。止められない。
きっかけは、ちょっとしたこと。
目覚めて初めて見た景色。綺麗な顔の、青年。
それ自体、滅多にあり得ないことであるうえに、この体には星核が埋め込まれていて。
俺が目覚めた宇宙ステーションを襲ったモンスターを倒した後は、星穹列車と呼ばれる、宇宙を航行する列車に乗ることになり。
「丹恒、暇だ~」
「そうか。それなら、パムの手伝いでもしてくるといい」
そうじゃないんだよな~。なんでわかってくれないかな。
丹恒に構って欲しいって、遠回しに言っても伝わらないということが分かった。
「丹恒、構ってくれ」
「今はアーカイブの整理に忙しいから無理だ」
「じゃあ、構ってくれなくてもいいからここにいてもいい?」
端末を見ていた彼は、眉を寄せながらこちら振り返り。
「暇じゃなかったのか」
「暇だよ? でも、丹恒に構って欲しいっていうのも本当」
そう告げると、何を言っているんだ、こいつは。という表情をされた。なんか腑に落ちない。
「構う? どうやって?」
「ただ、丹恒の話をしてくれるだけでもいいよ」
「俺の話なんか、聞いてもつまらないだろう」
「仲魔なんだ。少しくらい、知りたいと思っても罰は当たらないと思うんだ」
「そういう、ものだろうか」
「そういうものなんだよ」
「
……
故郷を出て、あちこち転々としながら、旅をしていた。そして、今は列車の護衛をしている」
前に簡単に説明された通りで、それ以上は離したくない。という、拒絶を感じる。
「そっか」
「もう、いいか」
「でも、ここにいても?」
「好きにしろ」
明らかに突き放されている気が。
ま、少しずつ距離を縮めていけばいいだろう。
ニコニコする俺に気づいて、丹恒は怪訝そうな表情を浮かべていた。
「丹恒、好きだ」
羅浮の事件を解決し、丹恒の故郷がそこだと知って。
彼の本当の姿も知り。ますます好きだという気持ちが強くなった。
「
……
俺も、お前が好きだ」
「嬉しい」
俺が勢いよく抱き着くと、驚いたのか肩が跳ね。
でも、恐る恐る背中に腕が回る。
溢れ出て零れ落ちそうになるこの感情を、受け止めてくれるのか心配だった。
でもそれは杞憂に終わり。
けれど、丹恒も俺と同じくらい好きでいてくれるのかは、まだわからない。
ま、それなら今はそれでいい。
「丹恒、これから覚悟して」
「それは、どういう」
耳を撫でながら、キスをする。
「ぐえっ」
結構勢い良く突き飛ばされた。
「きゅ、穹!?」
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