エモクロアTRPG『虚構遊戯:庭師は何を口遊む』
略称 虚構庭師
これは虚構である。人生という夢が見せる蜃気楼である。
これは真実である。人生という罪が魅せる幻覚剤である。
それは嘘か真か、名作か贋作か。
行間の余白は今もただ黙したまま。
■ダイスタス・コモンズ
表示:条件付
不特定多数を対象に公演、利用する場合以下の通り表示すること。
製作:USB
改変利用:条件付
〇ギミック、戦闘時のHPや技能の調整
△NPCの差替え(ステータス・背景の変更不可)
公演:収益化配信不可
営利:不可
■要素/あらすじ
あなた方は『庭師は何を口遊む』という物語を知る役者たちである。
この物語は漫画やアニメ、小説が原作という訳ではなく脚本家がドラマの為に作成したシナリオだ。
役者であるあなた方にはそれぞれメインストーリーとなる台本とは別に、サブストーリーと言われる台本を持たされている。
サブストーリーでは各キャラクターが抱える葛藤や歴史、つまり背景の補完がなされており、すべてのキャスト達はクランクアップするその時まで内容を秘匿しなければならない。
あなた方が自分の役について相談できる相手は限られている。
脚本家は滅多に表舞台に出てこない為、パイプ役となっている監督 津上 継(つがみけい)がその相談相手だ。
更にもう一つ。
あなた方はメインストーリーの大筋だけを話されているが、詳細な台本は常に撮影日の一週間前に貰い受けている。
撮影時のカット数は少なく、場合によっては長回しで完結する話もあるほどだ。
本来であれば有り得ない程のタイトスケジュール、役者を生業にしている身としては無礼にも感じられる方式だ。
"しかし、それを了承したからこそ、このドラマに関わっている。"
そしてこの日は、最終話の撮影が三日前に迫った日だった。
■概要
・PL人数 :4名(固定)
・新規or継続 :新規(固定)
・プレイタイム :voice6~8h、text12~15h
・推奨技能(全員):戦闘系技能(近接推奨)
その他、各HOにて必須技能付与
※DLとの交渉でいくらでもダイスロールは可能な為、推奨・必須以外は好きに振り分けて良い。※
※また、今作においてCoC第6版『庭師は何を口遊む』の事は『CoC庭師』『シナリオ原作』と表記する。※
■前提
・PLならびにDLはCoC第6版『庭師は何を口遊む』のストーリーを知っている。
これはシナリオ読者や動画視聴者も含まれており、シナリオの全貌や結末を知っていることを条件とする。
なお、今作はエモクロアTRPGである為、CoC『庭師は何を口遊む』で登場したクトゥルフ神話などの要素は一切登場しない。
・今作はCoC『庭師は何を口遊む』のストーリーラインをなぞるものではない。全くの別シナリオとして捉えること。
■注意事項
・疑心暗鬼、高確率でPvPも発生する優しくない設計をしているので、PL同士は仲良しに殴り合える関係を推奨。
・ロスト率は中~高。全滅の度合いは30%~60%。運命と選択によって左右される。
・技能、怪異などの独自解釈、捏造あり。
・登場する人物、施設、団体は全て架空であり、フィクションである。尚、撮影環境からも分かる通り、全てにおいてリアリティラインは低め。
キャスティングディレクターなどの存在や、舞台設営スタッフなども省略されているものとする。
本物の撮影風景や、俳優シナリオを期待している場合は意にそぐわない事が多く、あくまでも『庭師は何を口遊む』という物語の二次創作のような温度感で見ると良い。
----これ以降CoC『庭師は何を口遊む』のネタバレを含みます。-----
■クトゥルフ神話的事象の変換
・記憶喪失の理由 = 精神的摩耗による記憶混濁
・クリーチャー = なし
・死体保存方法 = 冷凍庫(ガラスケースのビジュアル)
・人花教 = 実際に死体に花を植える教え
■事前情報
・この『虚構庭師』における『庭師は何を口遊む』のドラマルートは原作で言うところのED:D。つまり的場元以外が全滅するルートである。
全PC・NPCたちは「黒幕が最終的に勝つ仄暗いエンディング」だということだけ聞かされている。
その上でPLはそれまでのPCたち同士の交流や、作中でのやりとりを事前に相談することも可能だ。
・地上波では原作で言うところの「泉立夏死亡後の帳場やりとり」までは流れている / 撮影や稽古は「地下聖堂突入手前」までを完了。
・今作は刑事限定シナリオではなく、俳優限定シナリオとなる為、それを踏まえてPCを作成することを推奨。
・台本を渡されるタイミング、秘匿されるサブストーリーの他、可能であれば実名=役名(少なくとも音は同じ)というしばりがある。
※PC名と役名は別でも同一でも構わない。NPCは全てNPC名=役名となる。
■このシナリオの特徴と目的
・すでに数年前のシナリオである為、それらの内容を知っていれば誰でも参加できるものとして作成しています。
自陣と呼ばれる集まりで行うでも良し、全く別々の人々と集まって相談し合うでも良し。
「この流れ見たことある!」「こんな描写あったよね」という感覚が共有されるシナリオでありつつ、ストーリーの流れやNPCを全く別のものとして扱っています。
その為、「もしもCoC庭師のPCが俳優だったら」ではなく「庭師のストーリーを演じるPCを作るなら」という気持ちで作成した方がギャップは少ないです。
勿論、全く同じPC名で行っていただいても構いません。その場に集まったメンバーで話し合ってみてください。
・前述のとおり、NPCは全くの別人であり別名です。見た目や名前などがほぼ同じではありますが、同一人物ではないので注意してください。
■ドラマ各話の流れ(全12話)
1話 警視庁特殊犯罪捜査零課
・発見された変死体とその犯人目線の1話完結シナリオ
犯人の行動などが先読みされ、手も足も出ないまま逮捕される中で、精鋭4名の特殊犯罪捜査チームが登場する
冒頭では同僚である愛原了の遺体発見シーンがカットインされている。後半は居酒屋にて昔話が始まる。
2話 デイドリーム(前編)
・三年前の捜査パート。愛原了と才場始がいる零課での捜査。
死刑囚である男性の供述から新たな事件が発覚し、未解決となっていた捜査を再開する。
3話 デイドリーム(後編)
・三年前の捜査パート。愛原了と才場始がいる零課での捜査。
兼ねてからの知り合い狩ヶ崎洸太郎、紫水立花も本格的に関わってくる。2話の続きもので、カルト教団の『人花教』にもスポットが当たる。
4話 忘れ物
・三年前の捜査パートから現在に至るまでのシナリオ
HO2やHO4が北本黎子の写真に動揺を見せたり、HO1と愛原了が信頼し合っている描写が描かれたりと人物の深堀されている。
後半では1話の冒頭にあたるシーンが描写される。
5話 庭師は何を口遊む
・現在に戻り、居酒屋からスタート。
各キャラクターたちの現在や過去の話のすり合わせが行われる。童嶋大典ともここで本格的に関わっていく。
深夜のシーンでは各々の夢や日常が描写され、最後には「庭師が現れた」という一報が入り終了。
6話 「美しい」 ▼ここまで放送済
・紫水立花死亡。その捜査をしつつ、帳場が開かれる。
ここでは特に警視庁内でのやりとりがメインになり、童嶋や狩ヶ崎、才場との会話が多い。
HO1-4、HO2-3の関係が三年前とやや異なるところも描写される。
7話 ノスタルジア
・主に外での捜査パートが中心になっている。HO2やHO3軸の話になり、北本黎子についても深く言及されていく。
特にHO2やHO3の深層心理描写に尺を割いており、視聴者側に考察できるような余白を残している。
8話 "わたしを忘れないで"
・主にHO1とHO4軸の捜査パート。愛原了についての話題も出てくる。
HO4やHO1の深層心理描写に尺を割いており、視聴者側に考察できるような余白を残している。ギスギスした空気感が漂い始めるシナリオになっている。
9話 ブラックボックス
・警視庁の深夜捜査パート。才場や童嶋、狩ヶ崎の言い争いなども目撃する。
チーム内の空気もかなり悪い状況ではあるが、再度話を振り返ろうとHO1から声がかかり、揃った証拠をかき集める。
10話 きみを忘れない
・狩ヶ崎から新しい情報が入り、3年前の遺体が愛原了ではない可能性が出始める。
お互いに衝撃を覚え、真犯人の影が見え始める。各々が死体について語る中、HO1が三年前に名前を呼んだ事実を口にする。
後半では童嶋大典が警官を殴って逃走したという報告が入った為、拳銃保管庫にて拳銃を携帯する。そこでHO1-3の過去が描写される。
11話 対峙 ▼ここまで撮影済み
・紆余曲折ありつつも、教会跡地まで向かいそこでHO2-4の過去が描写される。
目的地が目の前にある中、互いに感情をぶつけ合うが、最終的には犯人逮捕という目的の為に童嶋を追う。
12話 黒い一日 (最終話 1.5時間) ▼ここまで台本配布(お互いのキャラクター設定は未だに秘匿)
・最終局面で才場始が犯人であると断定され戦うことになる。
しかし、確保しようとする零課と異なり、最初から殺す気でいた才場の迷いのなさには最終的に力及ばず零課が負けることになる。
死亡順番は童嶋(救出失敗)⇒狩ヶ崎(HO2を庇う)⇒HO3(チームの盾になる)⇒HO2⇒HO4⇒HO1
彼らの凄惨な事件はメディアを騒がせたが、彼らの信念や覚悟も虚しく『異常な死体が生まれた』というセンセーショナルな事件に世間は夢中になった。
■NPC一覧
❖津上 継
❖NPCイラスト
●NPC1 津上 継 (つがみ けい) 47歳
性格:
▽PL情報
一人称:私
二人称:君、あなた
三人称:〇〇さん
・下積み時代含め芸能界に芸能界に30年以上在籍する重鎮で、数多くのドラマや映画を手掛けてきた。
・監督という事もありかなり豪快な印象を受ける。エキストラであっても熱心に指導する熱い性格をしている。
・自信家であり、発言も明瞭ではあるものの、プライベートでは優柔不断な一面も見える人間味あふれる人物。
・脚本家としての側面もあり、数多くの刑事モノ、任侠モノを手掛けてきた。
●NPC2 才場 始 (さいじょう はじめ) 56歳
性格:
▽PL情報
一人称:俺
二人称:君、あなた、(親しい人には)お前
三人称:〇〇さん、(親しい人は呼び捨て)
・役者歴は子役時代からである為、非常に長く、主に舞台俳優として有名な人物。
・落ち着いている風貌で、ミステリアスに思われやすいが、後輩の面倒見がよく世話焼きな人物。
・幅広い分野に興味関心があり、大体の人とは話が合うほか、分からない事に関しては相手が年下や新人であっても教えを請う。
●NPC3 童嶋 大典 (どうじま だいすけ) 55歳
▽PL情報
一人称:俺
二人称:君、あなた、(親しい人には)お前
三人称:〇〇さん、(親しい人は呼び捨て)
・任侠ものや、マル暴などのヤクザな役回りを多く貰う人物で、大体の場合出演している。
・強面でありつつ、無類の和菓子好きとしても知られており、そうした部分でバラエティーにもよく出ている。
・笑顔も多く、愛想もいい為、幅広い業界に知り合いがいる。特にスポーツ関係には明るく、自身もゴルフやボクシングなどのスポーツを行う。
●NPC4 紫水 立花 (しすい りっか) 34歳
▽PL情報
一人称:私
二人称:あなた
三人称:〇〇さん
・役者歴はNPCの中では一番浅いが、他NPCの中では歳の近い愛原や、後輩にあたる北本とも仲が良い。主に恋愛もののドラマに出演している。
・いわゆる大人な女性といった人物ではあるが、発言も明瞭でバッサリと意見を言う厳しさも見せる。刺々しいという評価と、包容力があるという評価両方を受けている。
・歯を見せて笑うような無邪気な笑顔は少ないが、クールな微笑みはよく浮かべており、自身に対してかなりストイック。
●NPC5 狩ヶ崎 洸太郎(かりがさき こうたろう) 37歳
▽PL情報
一人称:俺
二人称:君
三人称:〇〇さん、(親しい人には)〇〇ちゃん
・子役から芸能界入りしている為、役者歴は長く知る人ぞ知る俳優となっている。顔立ちが個性的な為、飄々とした役回りを持たされやすい。
・喋るよりも聞く方が好きな様子で、プライベートシーンでは一歩引いて笑っていることが多い。かといって愛想がない訳ではない為、いい意味で空気に溶け込みやすい人物。
・なんでも積極的に取り入れるをモットーとしており、料理や美容、整理整頓、スポーツなど役で関わったものは自分の生活になんでも取り入れるところがある。
●NPC6 愛原 了 (あいはら りょう) 32歳~40歳(自由に選択/男女どちらでも可。シナリオ上は32歳の女性として記載)
▽PL情報
一人称:私
二人称:あなた
三人称:〇〇さん
・役者歴はそれなりにあり、恋愛ものでは主人公を応援する親友や、ミステリものでは部下の役を貰う事が多い。
・愛想がよく、さばさばした明るい人物。何かと世話を焼くタイプではあるが、だからこそ人からの好き嫌いは別れているとのこと。
・本人は役になり切る為に相当努力するタイプであり、撮影時は暫く日常生活でもその役が抜けないところもある様子。
●NPC7 北本 黎子 (きたもと れいこ) 28歳~35歳(自由に選択/男女どちらでも可。シナリオ上は28歳の女性として記載)
▽PL情報
一人称:私
二人称:あなた
三人称:〇〇さん
・役者歴はほどほどに長く、子役時代から関わっている。両親が自営業の為、しっかり稼いで店を継続させようと考えている。
・生粋の後輩気質であり、特に先輩から好かれるタイプの性格。後輩や同年代とは打ち解けるまでに時間がかかるようで、やや引っ込み思案。
・役どころでは幸薄い役回りが非常に多く、狂気的な犯人を演じる事もあれば、未亡人のような役をすることもある。
■HO一覧(表)
前提:①年齢は35歳~55歳の範囲内にすること。尚、各HOによって下限が異なるものとする。
②交友NPCの関係性については秘匿HO(裏)に記載があるが、最低限の関係値を記載している為、親密度は自由に選択して良い。
※なお、原作『庭師は何を口遊む』の各HOの立ち位置をイメージしてHOを決めると最終的にやりやすくはなる。
●HO1
あなたは台本『庭師は何を口遊む』において、特殊犯罪捜査零課のリーダーにキャスティングされている。
HO指定:能力値の中で最も<精神>が高い ※年齢40歳以上
HO傾向:PC作成においては役者経験が豊富で、洞察などに富んでいると望ましい。
リーダー的ポジションになり易い為、RP慣れしていると良い。常に冷静に周りを見るRPをしたい人におすすめ。
交友NPC:才場始、愛原了
●HO2
あなたは台本『庭師は何を口遊む』において、特殊犯罪捜査零課の頭脳係にキャスティングされている。
HO指定:能力値の中で最も<知力>が高い ※年齢35歳以上
HO傾向:PC作成においては社交や分析に富んでいた方が望ましい。
感情に揺さぶられる部分が大きいHOではある為、CS作成後の解釈違いは起こりやすい。
交友NPC:狩ヶ崎洸太郎、北本黎子
●HO3
あなたは台本『庭師は何を口遊む』において、特殊犯罪捜査零課の戦闘係にキャスティングされている。
HO指定:能力値の中で最も<身体>が高い ※年齢40歳以上
HO傾向:PC作成においては身体的に優れており、特に戦闘としてはタンクや即戦力的なポジションを期待されている。
比較的初心者にやりやすいポジションではある為、誰かを守りたい場合に望ましい。
交友NPC:童嶋大典、北本黎子
●HO4
あなたは台本『庭師は何を口遊む』において、特殊犯罪捜査零課の補佐係にキャスティングされている。
HO指定:能力値の中で最も<器用>が高い ※年齢35歳以上
HO傾向:PC作成においては幅広い分野(勉学や芸能など)に精通している方が望ましい。
解釈違いなど理不尽な内容を突き付けられる可能性が高い為、それが楽しめる人物が望ましい。
交友NPC:紫水立花、愛原了
■HO難易度
(高い) HO4≧HO1=HO2≧HO3 (低い)
<注意>
・全員がそれなりに情報に振り回されるシナリオとなる為、性格などにおける解釈違いは発生しやすい。
・キャラクター作成における【秘匿HO(裏)】の内容はそれなりに長く、限定的なキャラクターメイクになり易い。
■最終話台本(事前公開用/台詞込)
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■DPCの件について
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