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のたり
2023-05-18 07:32:09
691文字
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hrsz
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遠足とはるしず。
混合イベネタのはるしず。
「しぃちゃん、とっても楽しそうね〜」
みのり達の班の写真を見て、雫は顔を綻ばせる。「デレデレじゃないの」なんて愛莉に苦笑いでため息つかれるくらいに。
みのり達の写真を一通り見たらしい雫が「遥ちゃんのも見せて」と私の方にやってきた。
「一歌ちゃんも咲希ちゃんも楽しそうね」
そう言って雫は穏やかに微笑む。あからさまな表情の違いに少しモヤモヤした。雫が日野森さんのことを大好きなのは今に始まったことじゃないし、ヤキモチ妬くようなことじゃないのはわかってるけど、私の写真を見てもそんな顔しないでしょ、雫は。
「
……
少し羨ましいわ」
「え?」
「どう頑張っても、私は一緒に遠足は行けないもの」
少し寂しそうに微笑む雫に、雫もそんなヤキモチ妬くんだと正直嬉しくなって、そっと私の写真を親指で撫でた雫に少し照れくさくなった。
「じゃあ留年する?」
「それも楽しそうね」
「冗談だよ」
「わかってるわ」
ふふっと雫は笑う。
「今度一緒に行こうよ」
「ええ。あ、制服で行くのはどう? 遠足みたいで楽しいんじゃないかしら」
「それはさすがに目立っちゃうよ」
船も赤レンガ倉庫も水上バスも一緒に行こう。あのカレーは雫には少し辛いと思うから、中華街で小籠包の方がいいかな。
写真を見ながら話していたら、不意にふふっと雫が笑った。
「一緒に遠足は行けないけど、遥ちゃんとデートできるのは私だけなのよね」
「
……
そうだよ」
日野森さんの写真を見ていた時より雫が幸せそうに笑うから、ヤキモチなんて何処かに消えてしまったけれど、こんな雫の顔は他の誰にも見せたくないな、なんて、ヤキモチより厄介かもしれない。
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