のたり
2023-03-24 22:40:35
2938文字
Public hrsz
 

おうちでデート。

お家デートするはるしず。R指定。

「また愛莉ちゃんに怒られちゃった……
雫が小さくため息をつく。
「SNSに載ってたって言ってたね、愛莉」
この間フェニランにふたりで遊びに行った時、スタッフさんに写真をお願いした。その時ファンの子達に気付かれて、そのままちょっとした撮影会になってしまった。他のみんなといるときに比べて雫とふたりだと話しかけられることが多い。チアデを卒業したとはいえ雫は一般人というには無理があるから、ファンの子達にも遠慮がないのかもしれない。
「遥ちゃん、いつもファンの子達を大事にしてるから」
「雫だって手を振ってあげてたじゃない」
ふたりでそう言い合って、顔を見合わせて笑った。
スタッフさんが迷惑そうじゃなかったこともあって、まぁいいかと思っていたけれど、その時の写真がSNSにUPされたらしく、それが愛莉にバレて、アンタ達は目立ち過ぎるんだから自覚をもちなさい、と怒られたうえ、しばらく外でデートすることを禁じられた。別に平気だよ、と愛莉に言い返せないのも、そもそも愛莉がそんなことを言い出したのも、私達が同じグループの仲間というだけの関係じゃないからだ。
「今度、水族館行くつもりだったのに」
「そうだね。そのうちみんなで行こうよ」
「ええ。でも、遥ちゃん、ペンギンさん見たかったんじゃない?」
「うん、でも、私はお家デートも好きだよ」
「え?」
「人目を気にせず雫とくっついていられるし」
ぎゅっと抱きついたら、雫はふふっと笑った。
「それは私も同じね」
軽く私の肩に手を添えてから、雫は私の額にキスをした。
「こうやってしたいときにキスもできるし」
「キスだけ?」
「え?」
そっとスカートの中に手を入れて、伺うように足を撫でてみる。雫は小さく身体を震わせて戸惑ったような顔はしたけれど、私の手を退ける素振りはなかったから、そのまま足を撫で上げた。
……んっ……
下着のラインをなぞりながら首筋にキスをする。そのまま吸い付きたくなったけれど、こんな目立つところに跡をつけるわけにもいかないな、と思い留まった。代わりに赤く染まり出した耳にそっと唇を寄せて、わざと息がかかるように「雫」と名前を呼んだ。
……遥ちゃんって、意外とえっちよね」
……え、そうかな」
どうだろう。考えたことがなかった。
「よくわからないけど、……嫌?」
雫は首を横に振った。照れ臭そうに微笑んでくれた雫に、私もつられるように微笑む。続きをしようと鎖骨にキスをしたら、肩を軽く押された。
……あ、待って」
「どうかした?」
……ボタン、外すから」
そう言って、雫はブラウスのボタンを上からひとつずつ外していった。段階を踏んでブラウスの隙間から覗いたのは、白い肌とフリルのついたパステルブルーのブラ。
「今日のブラ、可愛いね」
私がそう言ったら、雫は恥ずかしそうに手を止めた。
……遥ちゃんはこういうの、好きかしらと思って……
「え?」
「私、胸は大きくないし、谷間とかもできないから……
……雫、そんなこと気にしてたんだ」
「え、ええ……
正直驚いた。
「あんまり気にしたことなかったけど、嬉しいな」
……そう?」
「うん。私に見せる為に着けてくれてるんでしょ?」
フリルのついたブラの縁をそっと撫でる。
「それから、私が脱がせていいんだよね?」
…………
「凄く似合ってて、可愛い、雫」
フロントホックを外す。横にズレたブラの隙間から手を入れて、ピンクのまだ柔らかな突起をそっと撫でた。
……んっ……
指先で捏ねるように動かして、雫の反応を伺う。薄く開かれた唇から吐息が漏れて、私の指の動きに合わせて身体を震わせる。そんな雫にぞくぞくした。
……はる、あっ……
びくんと背中を反らせて、雫はぎゅっと私の服を掴んだ。
「もしかして、下もお揃いだったりする?」
……え、」
一呼吸置いて、雫は恥ずかしそうな顔をしたまま頷いた。
「見ていい?」
……それは……
「ダメじゃないよね?」
雫が転んでしまわないように腰を抱き寄せて、半分力任せに雫を数歩後ろに下がらせる。そして雫をベッドに座らせてからそのまま押し倒した。その弾みで肌けてあらわになった胸にキスをして跡を残す。私と雫だけが知る、雫は私のだよ、という印。
スカートを捲りあげて見たブラとお揃いのショーツは、いつもよりシースルーの面積が多い気がして心臓が鳴った。どんな顔して雫はこれを選んだんだろう。レースになっている恥骨の部分をそっと撫でたら、雫はもどかしそうに足を擦り合わせた。
……遥ちゃん、あ、あの、恥ずかしいから、そんなに見ないで……
顔を上げて見えたのは、胸もスカートの中も晒け出した雫の淫らな姿で、一瞬息が止まった。胸に溜まった熱にくらくらしそうになってそっと吐き出す。
……いっぱい見せて」
「え……?」
「気持ち良くなってくれてる雫はいつだって見たいし、雫のえっちな声もいつだって聞きたいし」
……は、遥ちゃ…………
「嫌じゃなかったら、もっといっぱい見せて、雫」
両手でショーツを掴んで、ゆっくり脱がせる。雫も少し腰を浮かせてくれた。雫とショーツに透明な糸が引いてプツンと切れた。
……下着、汚しちゃったね」
…………
ひくりと羞恥に身体を震わせた雫に、嬉しくて興奮する。せっかく雫が私の為に選んでくれた下着を脱がせてしまうのももったいないように思えて、片足だけ抜いた。眉を下げて恥ずかしそうに、でもただされるがまま、私がこれからしようとしていることを待っているような雫の表情は私の欲を駆り立てる。
…………
雫の立てた膝に手を置いて、もう片方の手で濡れた割れ目をそっと指で撫で上げた。
……あっ……
とろりと蜜が溢れ出す。びくっと腰が跳ねて、雫は目を閉じて顔を背けた。
「これも、私の為だよね……?」
顔は背けたままだったけれど、雫は目を開けて息を吐いた後、顔を真っ赤にしてぽつりと呟いた。
……それは、遥ちゃんの、せい……
ーーああ、もう。
雫をめちゃくちゃにしたくなるような感情を抑えつけて、指を雫の中へ沈めた。
…………
私の指を包み込んで、締め付ける。雫の中がまるで私を確認するように波打つ。ゆっくり引いて、また押し込んで。私の指の動きに合わせて雫の腰も揺れる。
……は、…………
雫の口から吐息と一緒に漏れる声と微かに響く水音が重なる。
…………
可愛くて、綺麗で、淫らな、私だけの雫。
雫は私が望むまま、いっぱい見せて、いっぱい声も聞かせてくれたのに、もっと、と欲しがる私は、まるでエゴイスティックな子どもだ。これも雫が言ってくれる「甘えてほしい」に入るのかな、なんて、都合の良いことも思ったりした。
私が脱がせた下着を付け直した雫に、つい「もう少し服は着ないで」とお願いしてしまって、雫はきょとんとしたけれど、手にしていたブラウスを脇に置いて傍に来てくれた。今また雫にえっちよねって言われたら、そうだね、としか言えないな、と思ったけれど、
「今度はいつデートできるかしら」
なんて、雫はとびきり甘い笑顔で言った。