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のたり
2023-01-19 08:33:32
711文字
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hrsz
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キミは特別
ペンギンとシュークリームと雫さん
ベッドの傍には誕生日に私達があげたペンギンさんが3匹、仲良く並んでいた。
ベッドの上にいるペンギンさんを抱き上げる。
「キミが遥ちゃんのお気に入り?」
子どもみたいに話しかけてみたら、
「どの子もお気に入りだよ」
って返ってきて驚いた。
振り返るとキッチンに飲み物を取りに行っていた遥ちゃんが開けたままにしていたドアのところに立っていた。
部屋に入ってきて、持っていたトレイを机の上に置いて私の方に来る。
「雫に抱っこして貰えてよかったね」
そんなことを言いながら、ペンギンさんの頭を撫でる。そんな遥ちゃんが可愛くて、遥ちゃんの頭を撫でたらきょとんとされた。
「雫?」
ふふっと笑って返す。
「私も遥ちゃんのお気に入りに入れてくれる?」
遥ちゃんは可笑しそうに笑った。
「私、変なこと言ったかしら」
「雫は『お気に入り』より特別だよ」
そう言って、ちゅっと小さくリップ音を立てて頬にキスをしてくれた。
「
……
」
「お茶、冷める前に飲んじゃおう、雫」
「
……
え、ええ」
不意打ちのキスに熱くなった顔を隠すように顔を遥ちゃんからそらせて、ペンギンさんをベッドの上に戻す。
アールグレイと、お茶請けは私がお土産で持ってきたシュークリーム。
「甘いもの、久しぶりだな」
なんて、何もなかったみたいに遥ちゃんはにこにこしながら、トレイからローテーブルにカップを移動させている。
今キスしたら驚くかしら。
そんなこと私が考えてるなんて、遥ちゃんはきっと想像すらしていない。
「
……
遥ちゃんって、狡いわよね
……
」
「えっ」
つい口から漏れた言葉に、遥ちゃんが本気で驚いたような焦った顔をしたから、途端に可愛く思えて笑ってしまった。
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