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ゆきと
2025-02-11 10:37:35
2279文字
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DQ3(賢勇SS/会話文)
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凱旋後の夜
そのうち小説にしたい。バラモス討伐後の凱旋の夜、会話文メモ。微妙に賢♂×勇♂。
(宿屋の一室、ドアをノック)
「ルフェール?
…
おれ。遅くにすまない」
「ん、どうかした?」
「ちょっと
…
話が、したいんだ」
「いいよ。どうぞ、適当に座って」
(ベッドの上しか空いてないのでベッドに座る)
(椅子の上の荷物をどかして座る)
「で、きめたの?」
「決まってたよ、あの瞬間から」
「
…
決まってた、かあ」
「世界には、父さんもいない、サイモンさんもいない。ほかにも勇者はいるかもしれないけど、バラモスを倒したのはおれたちだ。おれたちがきっと、いちばん近い」
「正論だね。それで、俺に話って?その正論に付き合えってお願いかな?」
「
…
ルフェールはそうやって怒るかなと、ちょっと思ってた」
「レナさんたちはなんて?」
「まだ聞いてない。もう遅いし、明日の朝聞くよ」
「
…
どうして俺のところには来たの」
「心は決まってたはずなのに、眠れなくてさ。どうしてかおまえの顔が浮かんだから、会いに来た」
「うーん、口説き文句かな?」
「いや、そういうんじゃなくて」
「否定はや」
「あっ
…
えーと、その」
「ごめん、続けて」
「
…
たしかに、おまえは一緒に来てはくれないかも、と思った。おまえの旅の目的が分からないままだったけど、これからは計算外の戦いだし。でも一緒に来てほしいからここに来た」
「それはどうしてだい?呪文が得意だから?」
「たとえおまえが賢者じゃなくなっても、来てくれると、うれしい」
(
…
口説き文句かな?)「遊び人に戻っても?」
「戻っても。その場合守り切る自信はないけど」
「もとよりきみ、仲間は生存能力重視で選んでたでしょ、それは期待してない」
「それもそうか。おまえは1回も倒れなかったな」
「
……
」
「来てほしいんだ。だめかな、
…
ルフェ」
「俺は説得しないと一緒にこないかもって思った?」
「ちょっと違う。おまえには、ついてきてほしいって思った」
「ふーん
…
、じゃあ覚悟をみせてくれる?」
「覚悟
…
?」
「(傍らの杖をとって)《ボミオス》」
「
…
?!何を
…
」
(押し倒しつつ)「抵抗してもいいよ。そうしたらそれまで、だけどね」
「言ってる、意味が
…
」
(顔を近づけて)「きみの言葉が全部口説きに聞こえる程度に、俺は参っているらしい。でもね、危険な旅にこれ以上付き合いたくはないんだよ。こっちが命を掛けるなら、もう少しきみからも掛け金が欲しい。さすがに意味はわかるよね?」
「
…
っ」
「きみは何もしなくていい」
「
……
」
「何の判断もしなくていい。痛いのも苦しいのも気持ちいいのも全部、俺がきめてあげる。なにもかも俺のせいにするといい」
「そんなこと」
「しろよ。こんなときくらい」(耳にキスをしつつ)
(耳首中心に愛撫されてくすぐったそうにしている)
(一度体を起こして、唇に触れようとして)「
…
こういうのはやめとこっか」
「
…
、
…
っ、ふ」
「
…
え?」
「く、はは」
(ばっと飛び退いて)「
…
ちょっとまって今の無し!最悪、最悪だ
…
!きみって結構趣味が悪いな!?」
「っ、え、なに
…
?」
「それはこっちの台詞だよ!今、いまね、俺がきみについていく理由がなくなった!最悪だ、ほんとなんでなんだよ!?」
「なんでって
…
だっておまえが」
「なんでっていうのはそっちじゃない、俺の方だよ、はぁ
…
」
「ふふ」
「なんで今笑うかなあ
…
、今までの俺の努力はなんだったんだ?というか、今おもしろポイントあった?後学のために分析したいからいますぐ帰って」
「おれが笑うと何か困るのか?」
「
…
きみねえ、自覚ないかもしれないけど、旅を始めてから俺が知る限りでは声を出して笑ったことなかったよ」
「そうか?
…
そうかもな」
「始めは茶化しで参加したけど、きみがあまりに笑わないから、道化としての俺の矜持に触れたんだよ。絶対にきみを笑わせてやるって。そしたらとうとうバラモスまで倒しちゃった。きみもようやくはにかんだ。破顔一笑まであと一歩だと思ったよ。そこにアレだ」
「
…
アレ、って」
「きみの事だ、また一瞬で背負い込んで前を見据えたんだろ。きみはきっとまた笑わなくなる、俺の旅はまだ続くのかって思った」
「でも今、理由がなくなったのか」
「責めるかい?」
「おれは、みんなに世界のために戦えなんて言わないよ。リドは自分のために戦ってるし、レナーテはおれたち仲間のために戦ってる。でもおまえのことは、正直わからなかった。そういう理由だったんだな。
…
わかった、じゃあ、今までのは無しで」
「いやいや俺と我慢比べするつもり?!」
「それでおまえが付いてきてくれるなら」
「本末転倒だから勘弁して。理由なんて作ればなんとでもなるんだ、なんとでも
…
」
「
…
おまえはさ」
「うん?」
「すごく色々考えてるんだと思うけど、たまには感覚で判断してもいいと思う。おれが世界を救いたいと思うのだって、理由なんてないし」
「そこはちゃんと理由を持ってよ。不健全だ」
「そうかもしれないな。でも理由を求めたら、できなくなる気もする」
「不健全だね、やっぱり。でも、健全な精神だけが良いものではないというのは賛同する。理由を求めなくていい、か
…
」
「最悪なんだろ?おれについていく理由がなくなったの」
「
…
人の話、よく聞いててえらいね。まあそこはなんとか
…
、折り合いをつけるよ。ついていきたくない理由のほうとね。
…
よし、話はおわりだ。お母さんが心配するから帰りなよ、アルス」
「わかった。
…
おやすみ、ルフェ」
「おやすみ、また明日」
(ドア閉め)
「
…
ん?今、ルフェって呼ばれた?」
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