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鮎
2025-02-08 18:57:33
3793文字
Public
封神演義関連
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封神第二部:战火西岐(激闘!燃える西岐攻防戦) 鑑賞感想(ネタバレいっぱい/追記あり)
英語字幕あるし原典知識あるから1/3行けるやろ、と思ったけど、第一部の内容がわかってなかったので1/5くらい楽しんだかなという感じです。
でもすごくすごく良かった!!!
4/4 遅ればせながら日本語版見た上での追記を。内容としてはあまり変わってない。
◯日本語字幕ないけどいける?
英語が完璧に読めても、第一部わかってないと前半苦しかったかも。ただし後半からは問題ない。
当方、向こうの小1レベルならどうにかこなせる程度の英語力。なので一応英語はある程度読めると思ったけど、中国語のセリフに合わせて表示が一瞬で終わったりして読みきれないところが多々あったり(もちろん意味のわからない単語あり、登場人物名がアルファベット表記だと誰かわからん問題も散見)、つい漢字の字幕に目が行ったりで、物語の大筋(特に最初の方)を把握するのもけっこう大変だったかも。後は第一部見てたらなぁ、もっと最初の人間関係掴めてたのになぁ、と思いました。代わりに原典知識に助けられたところが結構大きい。
まぁ後半どうにでもなります、嬋玉将軍ハチャメチャかっこいいので。本当にハチャメチャかっこいいので。なんであんなかっこいい人が
…
4/4追記
やっぱり第一部の内容をわかっていなかったという点が一番効いてましたね
…
日本語字幕版を見てから第二部見ると理解度が断然違いました。
◯登場人物について1
封神台(Misskey)で「土行孫は泣いていいよ」と言いましたが、土行孫出ません。彼の担当部分は全部姫発が持っていきました。やっぱり男は顔です。でも(フジリュー版)土行孫に関しては後でちょっと書きたいことがあるので
…
あと、思ったのは黄家の出番なさそうな感じ?恐らくシナリオの都合上というのもあるのだけど、「封神演義」だけでなく「武王伐紂平話」を大きくベースにとってる気がする。そちらに主軸を置けば、黄飛虎は武成王ではなくなるので一切合切省略できるし、殷郊が「母と自分の仇討ちのため」西岐側の味方になっている展開も十分理解できる(まぁ、殷郊はどうやら第三部では催眠か何かで強制的に紂王の配下になっちゃうっぽい予告になってたが)。
雷震子が常に突撃隊長やってたの面白かったな。魔礼青の宝貝を盗みに行ったり、十絶陣の破壊に真っ先に飛んでいったのも彼。見た目ゴツいけど、特に宝貝盗みの場面なんか微笑ましくて周りで笑いが漏れてた。
後は魔家四将!でかくてゴツくて怖い巨人、なのに狭い通路を争って通り抜けようとして喧嘩したり、川で溺れる兵士をすくい上げて助けてたり、盗まれた剣を追いかける魔礼青に追従して雷震子を追いかけてたり
…
、何だこの可愛いのは。まぁ宝貝えげつないんですが。
◯宝貝
そう、魔家四将のさ、魔礼青の青雲剣バリかっこよくない?????映画で見た中で一番かっこ良かった宝貝はあれでした。まぁあんまり他の宝貝の出番なかったけどね!(哪吒は原典とほぼ一緒、楊戩は哮天犬の姿見えず、子牙は第一部でなにかあったらしく、宝貝が現在マジで使えない設定)
あとは十絶陣。お前が使うんかよぉ!!とばかりの登場、しかも10枚の鏡として表現されてだいぶ簡略化されてたけど、それより気になったのは、どっかで見たあれ
…
そう、レトロゲームでよくある「サーチライトや光に当たったら死ぬアクションゲー」である。やっぱあれ強いんやなー、というなんか違う目線の感想を抱いてしまった。
◯登場人物について2
そう、聞仲と言えば。
原典では申公豹がどうしようもない悪役なので、最後のゾンビ兵以外は想定通りでしたが(ゾンビ兵は作り方やばすぎ、墨麒麟の最期も憐れすぎ)、びっくりしたのは聞仲も大分人でなしだったということ。
聞仲は一応、紂王の戦争に参加する条件として「封神榜を盗んでこられれば、
紂王をやめさせて
殷郊を次の王につける」、という約束を交わしていたようですが(
当方の読解力不足の可能性あり
/4/4追記:第一部見たらすんなり理解した。紂王は託宣に従い贄となり殷郊を次の王位に就ける、ってことか)、聞仲の目的はあくまで殷(商)という国であり、国の長に立つ王の命令こそが絶対。皇太子はまだ王じゃないから話を聞く必要はないし、民や兵もまた国の長の命を聞く立場であるから気を使う必要を感じない。申公豹のゾンビ兵も大概アカンやり方だったけど、聞仲も勝利を確信していたとは言え、自分の術が破られれば兵たちが全滅する仕様になってるの、だいぶ鬼畜だなーと思いました(そのせいで嬋玉は
…
)。
そういえば、殷側だと思ってた殷郊の設定が原典とだいぶ異なってるのはちょっと興味深かったんだけど、細かい設定がそのせいで全部白紙化されてわからなくなってたのが辛い。元始天尊の法力全部持っていかれた?だからエンディング後の第三部予告編みたいなシーンで通天教主に狙われたの?姫発と殷郊が仲がいいのになんかあった臭いのは第一部見ないとわかんない系?興味あるので第一部の日本語字幕or吹き替えください。アマプラやネトフリの英語字幕付きネット配信でもいいです(一時停止しながら翻訳するので)。
4/4追記:大方合ってて笑った。姫発と殷郊の仲の良さはそういう設定、ということであったけど、第一部で十二分にその友情を見せてもらったので第三部の展開楽しみだなぁ(鬼畜)
◯登場人物について その他列記
・慈航道人が女性だった
…
!観音様合わせなんだろうか
・子牙、宝貝使えなくておマヌケおじいちゃんかと思いきや、時に姫発を励まし時に呆れ叱ったり、情けなく楊戩や哪吒の助けを必死に呼んでたり死体のフリをしたり、かと思えば自ら敵の餌になりに行ったり、コミカルと先生と軍師役をこなすキャラクターでハチャメチャ魅力的。好きすぎる。
・楊戩や哪吒の立ち回りや戦い方は自分の想像とあまり外れているところがなかったので特に書くことが
…
しいて言えば哮天犬どこ?あと水遁や火遁の表現かっこよかった。火遁?でやってきて土遁でまた人命救出に出かけていく楊戩に呆気にとられる散宜生さんおもしろ。
・あんなに呂公望が活躍する映画が、と言われて気になってたんだけど、たしかにかっこよく
大活躍
大爆発
してた
…
原典では太公望と名前にてるなーという印象しかなかった人が
…
・姫発さん、前線で体張りすぎてて心配になるレベル。西岐の長なのに。でも第二部では少なくとも彼が主人公(で、嬋玉がヒロイン)なので仕方ないか。そういや原典でも数ヶ月だったか、紅沙陣に閉じ込められてたね
…
4/4追記:よく考えると、楊戩の変化の術も出てなくて、おや?となっている。姫発さんの前線で体張りすぎ、はたぶん質子時代でそういう役割だったからですねぇ
…
伯邑考が死んで、跡継ぎは自分だとわかってはいるものの、自分は父と兄を死に追いやった人間だからって、跡継ぎの自覚を敢えて振りほどいてるのかもしれない。動機も状況も異なるとは言え、やったことは(父と兄を殺した)紂王と全く同じなんだよなぁ、この辺も設定がうますぎる。
◯脚本の妙
十絶陣の戦いの部分の描き方が特に面白いなと思った。十人分の登場なんてやってたらそれだけで何時間映画やねん、という感じになるし、そもそも登場人物をかなり絞っている(道士側の主要メンツが雷震子、楊戩、哪吒と子牙しかいない)ので再現できない。そこへ「十枚の鏡」による一斉攻撃という改変を加えて恐ろしさはそのままもしくはパワーアップし、さらに西岐城が文字通り全滅一歩寸前まで行く(かつ、敵の敗退後は兵民共に五体満足で復活する)という描き方は、おそらく呂岳戦を踏襲したものなんじゃないかと思われる。哪吒が混天綾で広範囲を守ろうとしたシーンは、もしかしたら羅宣と劉環による火の海攻撃から城を守ろうとした竜吉公主を踏襲してるのかもしれない。
こういう、原作でこんなシーンあったな、みたいなのを改変しつつ取り込んでいくタイプの話の書き方って、原作を大事にしている感じがしてとても好きだったりする。フジリュー封神のVS趙公明も、最後の中間圏から冷気をかき集めて封神するシーン、あれ、実は原典で子牙が魯雄軍に対してやってるシーンのオマージュだと思っているので、かなりお気に入りのシーン。
○女将軍をからかう歌
何度か歌われた、美人の女将軍を揶揄いナンパするような歌。意味を取り違えているかもだけれど、歌詞の中にこんな意味のものがあったように思う。
『女が一人で荒れ果てた山野を行く。その旅路を、俺の車に乗って一緒に行かないか』
(英語)字幕を見たとき、見えたんだよな・・・ドライブに誘う土行孫の姿が。もしやこの歌詞、原典に元ネタあるのか?と思って帰宅後すぐに全訳の土行孫シーンとか確認したんですが該当見つからず・・・もしあったら私はこれから全訳の漢詩全部をもう一度読み直して、フジリュー版で踏襲してるシーンがないか洗いざらい確認する作業が待ってたわけですが・・・・・・いやぁ、古今東西、男が女をナンパするのにドライブに誘うのは常套句なのかもしれない。
でも、さ。嬋玉が西岐入りしたのは、本当は聞仲の命を受けて子牙と封神榜を奪うため・・・・・・つまりはスパイだったわけで。いや、まさか、ね。これがオマージュだなんて思うのは、さすがに驕りすぎだろうか。でももしそうだとしたら、なんだかとっても嬉しいし、光栄だなと思う。
でもさ、もし本当にそうだったとしたら、土行孫は泣いていいよ、マジで。一晩徹夜で愚痴を聞いてあげるから、さ。
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