あきれうすはえるばささんについて顔好みだし今でも(禁句)と思ってるぜ、とふつうに公言するので君女王がいるところでは気をつけてくれよほんと…と呆れた顔をしつつ「(美男美女、彼女は若いし…お似合いじゃないか。…女王にはとても言えねえが)」と考えるへくと〜る、何故かあきれうすと数えるのも億劫になるほど身体を重ねているので絆されちまってんな…と自嘲すると当然のように腰に回った手をべちと払いのけ「ここには古今東西美丈夫も美女も揃ってるってのに君は戯れにオジサンなんかにちょっかい出してさ…此度の現界という奇跡、もっと有意義に過ごしたらどうだい?」あ、女王はやめろよ。周りの被害考えたら胃が痛むわ。と暗に誘いを断りその場を去ろうとするが乱暴に腕を引かれたかと思うとその勢いのまま壁に押しつけられ「…他に相手でもできたか?ヘク/トール。どいつだ?言え」と表情の抜け落ちた顔が呪詛のように言葉を吐くので「…言ったところで、どうするってんだ」「殺/す」「なんでそうなる」
こいつが俺を抱く理由なんて魔力供給か、擬似的な殺し合い…蹂躙以外にない。仮に他の誰かと俺が“そういう関係”であったとして、こいつが気を損ねる理由があるか?
心底分からないと、心情が顔に出ていたのであろう。
「アンタ生前は貞淑だったろうが。サーヴァントになって考えが変わったか?」
「その文脈だとオジサンが遊んでるみたいじゃないか。失礼な奴だな」
「だってそうだろ。俺がいんのに他の奴に抱かれたってんなら」
「…きみ、何言って」
「アンタは俺のモンだ」
「またそれ…」
戦果だ戦利品だと言い張るのは今に始まったことではない。問題はその前の発言だ。
“生前は…”
言い回しは気に食わないが事実、自分が愛したのは妻だけだ。心から愛する者がいて、どうして他に目移りなどしようか。
「まるで君、オジサンに自分だけを…見ててほしい、みたいに聞こえるよ」
“愛してほしい”…言いかけて押し留めた。この男から向けられる感情が愛だの恋だの、そんな可愛らしいものである筈がないのだ。
「当然だ、自分のモノが余所見してたら腹立つだろ。…ああ、クソ…テメェははぐらかすのが上手えから余計な問答は悪手だ。相手だ、早く言え」
「…いないよ」
「ああ?」
「だから、俺みたいなオジサン好き好んで、…嫌がらせか酔狂か知らないけど…抱くのなんて、君くらいだろ」
「なんで言い直すんだよ。好き好んで抱いてんだよ」
「もう黙って」
「照れてんのか?なあ、ヘク/トール」
「なんだこいつ鬱陶し…」
あきれうすが執着や独占欲を見せるのはへくと〜るに対してだけだよ!やったね!あきへくだね!ということが言いたかった
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