よつもり
2025-02-04 22:30:17
2891文字
Public 考えたこと
 

ゾーニングについてのよつもりの考え


忍たまジャンルの古参の方が、
「ジャンルの平穏のため、センシティブ設定については他ジャンル以上に配慮して欲しい。原作が「小学生新聞」アニメが「Eテレ」である作品ゆえ、よろしくお願いします」

というようなことをツイートされていて、かなり拡散が進んでいるようでして、
私の考えとはちょっと違うな、と思ったのでそれを書いてみたいと思います。

こちらの古参の方の主張は、
・その作品についてゾーニングが必要かどうかは各自の判断
・Xのセンシティブ設定、ポイピク、鍵垢の活用
ということを提案しておられます。

そして懸念は、子供に見られることではなく、
作品を検索した親や祖父母世代に見られて、何らかの経緯によって頒布元が罰される、
ということを想定しておられるようです。

☆ ☆ ☆

色々と飛躍があるなあということを思います。そこを一つ一つ潰していくようなことはしませんが、
あんまりね、こういう、「反論できないような言い回しで人の表現やその公開方法に口を出す」というようなことは、私は良いことではないなあと思うんですよ。

二次創作ってどこまで行っても自分が出したものは自分の責任なわけです。
そこに、「ジャンルは連帯責任なので、他の人に迷惑がかかるような活動方法はやめてください」という形で口を挟むのはアウトなんじゃないかなと。
その「迷惑がかかる」も、今実際に迷惑がかかっているわけではなく、「もし公開されているものが誰かの逆鱗に触れて訴えられたらジャンル全体が大変なことになる」という、もっともらしく聞こえますがだいぶふわっとした連想と言うか想定の上にあるものなので。
そもそも何がセンシティブかについても、この件を提唱された古参の方は、ご自身の判断を載せておられましたが、それもその方の判断基準なだけで、当人がそれで大丈夫だと思ったと判断しても、もしかすると他の人から見ればそれすらセンシティブかもよ? と思えば、自分の基準は絶対大丈夫だとも言えないし、そうなれば他の人の基準に口を出すのもちょっと憚れるところはありませんか? と私は思うわけです。
「常識的に考えれば子供に見せていいかどうかはわかるでしょ」と思われる向きもあるかもしれませんが、そこでいう「常識」というのは各々にとっての常識でしかないわけです。

☆ ☆ ☆

現在上記のツイートがかなり拡散されているようなので、
おそらく今後、検索避けとしてワードが複雑化されるかと思いますし、
作品の公開に関しても、作者が大丈夫だと判断した公開方法に外野から文句がつく、というような光景が発生するかもなあと思います。

検索避けに関しては、ワードの複雑化は好ましいものと思えません。
例えば「利土井」「利土」「利土i」「利土#」など、「りどい」だけでこれほどのワードが発生しますが、
こうなると、このワードを見たくないという人が「利土井」だけを検索避けしたとしても、
全部を弾くことはできなくなります。

例えば「忍たま」だけの情報が欲しい人がいたとします。
「忍たま」の情報を集めていれば、十中八九「利土井」などカップリング作品も流れていくことになる。
その際、もし検索ワードが複雑になっている場合、
「利土井」だけを検索避けしたとしても、内容としては利土井である投稿が流れてきてしまうことになる。

そもそもXとは好きそうな、興味のありそうな、関連しそうな投稿をどんどん表示するシステムですので、
忍たまが好きな人に対して、現在ボリュームのある二次創作界隈の投稿は当然流れていくことになるでしょう。
そういった時に、「ジャンル者としての配慮」として、検索避けとしてワードを複雑化がされていると、
かえって、そのワードを弾くのが難しくなるんですよ。これはあんまり良くないかなと。
ワードミュート機能が無効化されてしまう形です。
これはかえって、ゾーニングとして不便な形になっている。

☆ ☆ ☆

センシティブ設定に関しても、何がセンシティブか、そうでないかの明確な基準って存在しないんですよ。

「ジャンルに迷惑がかからないように」「私の居場所に迷惑をかけないでくれ」という主張はもっともらしいですが、
そもそもジャンルに対しての向き合い方だって人それぞれなわけです。
「ジャンル」というものの把握すら人によって違う。

その呼びかけ自体が、「ジャンル」で創作している人に不当に圧をかけていることにはなりませんか。
ということを、私は思うわけです。
その圧力によって思い通りの風潮が出来上がったとしても、それが各自のトラブル回避に役立っているかどうかはわかりません。ただただ闇雲に「配慮」と言う名の何かを求めるだけになっているかもしれない。
「配慮」と言う名の錦の御旗を翳して作家さんたちに突撃する人たちも出てくるかもしれない。
もしそういう新たなトラブルが発生したとして、提唱者さんは何らかの解決策を提示してやれるのかなあと。
そこに関しての影響力というものをあんまり考えていないような感じもしていますよね。
自分の考えとは違う人がその関連のトラブルに見舞われても自業自得だと思うのでしょうか。うーん。
風潮を決めてしまうことにも責任が発生すると私は思いますね。

他人の活動に責任を持てないのに配慮を求めるのは良くないんですよ。

☆ ☆ ☆

上記のようなツイートが拡散して、「配慮」が求められる雰囲気が出てくるとなると、
その主張に同意していなくても、トラブルを避けるためにそれなりに隠れる必要が出てくるな、ということを思います。
こういう風にその人の望む方向に誘導されている感じがなんとも嫌ですね。

☆ ☆ ☆

子供の保護者が見てトラブルになることを懸念している、ということでしたが、
そもそもXやっているような親や祖父母は二次創作を知らないということはないはずだし、
グーグルでキャラクターを検索したら出てくるのはピクシブ百科事典なんですよ。
ゾーニングをしようとしても、そもそも色んなものがかなり地続き、なんですよね。

想定に想定を重ねてトラブルが起きることを根拠にするのは、ちょっと良くないよねと。
この言い回しは、本当に、もっともらしく聞こえるんですよ。

子供が見ることは問題じゃないということを言っているようですが、いや、そこを問題にしないのもちょっとずれている気がしなくともないなと。
まあ、Xやっているような子供がいるとすれば、淫夢とかもっとどぎついコンテンツを見てるだろうと思うので二次創作くらいはそんなに心配ないと思うよこれも極論か。

☆ ☆ ☆

という感じのことを私は思っています。
伏せ字を使うなり、配慮をするなり、ゾーニングするなり、やりたきゃそれは各自の判断ですが、
人に強制できる類のことでもなければ、そもそも自分は大丈夫と思っている提唱者さんの提唱内容もなかなか穴があるし、けれどもそれっぽく聞こえるから良くないし、こういうのって難しいですよね。