「ふむ、この中から5枚を、か。以前見せてもらった時よりもずいぶん増えたのだな。ヴァッカリオの活躍が広く知れ渡っているということか、喜ばしい。
さて、まずは戦っている姿を選びたいな。何しろ弟は最強のヒーローだ、戦闘中の勇姿はやはり外せないだろう。となるとやはり『刹那の最強』(英雄大戦)か。神器と神剣を両手に携え、そしてこの翻るマントの構図と振り向きざまの頼もしい表情は、最強のヒーローの名にふさわしい。
しかし、前回デッキを組んだ時もこれは中央に据えたのだったな。このカードの素晴らしさを否定するものではないが、せっかく新しいカードが増えたのだから、ここはそちらから選ぼうか。『最強のヒーロー』(GA2021)はまず二つ名が素晴らしいな! 『刹那の最強』は運命を前に覚悟を決めた一抹の悲壮が影を落としていたが、こちらは何の憂いもなくその名を背負った横顔の精悍さが実に頼もしく晴れやかだ。ヴァッカリオの恵まれた体躯を活かした躍動感あふれる構図も魅力的でよい。最強と言えば、アレス零との共闘を描いた『最強』(RAGUNAROK)も捨てがたいが、やはりヴァッカリオがのびのびと戦っている姿に軍配があがってしまうな。
戦っている姿ももちろんだが、ヴァッカリオのヒーローとしての姿勢はそれだけにとどまらない。市民と交流を持っている姿も同様に素晴らしいものだ。恥ずかしいなどと口にはするが、求められればきちんと応える、それがあれの良いところだからな。仮装をしたと聞いた時には驚いたものだが、『吸血英雄』(HeartfulNightmeras)はなかなか決まっているではないか。普段は白い衣装に冠の色に合わせた紫と緑の組み合わせが多いが、黒と赤も似合うな。髪の色によく映えるし、一層引き締まって男前だ。表情にも普段はない妖しさがあって、その衣装に求められるものをきちんと理解していて素晴らしい。しかし、『The Shying』(GA2022)の頼もしさの中に垣間見える自然な表情もヴァッカリオの魅力だ。ああ見えて根は素直な子でな、そういった愛らしい面は昔から変わらぬよ。
ところであの正装はウェスター君たちマイナデスの謹製でな、ジャスティスカーニバルの時に私が着ていた衣装と釣り合うようにと誂えてくれたらしいのだ。少し面はゆいが、嬉しいものだな。ヴァッカリオはカーニバルに参加してないから、『消えざる希望』(ジャスティスカーニバル)は私の想像でしかなかったのだが、こうして形になっているのを見ると感慨深い。揃いの正装は『最強の祝杯』(GA2023)で着ることができて嬉しい限りだ。生地や意匠は共通だが、ヴァッカリオに似合う形で仕立てられていて素晴らしい。フォーマルだが、堅苦しくなりすぎず気品が出ているだろう?」
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