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ナスカ
2025-02-02 20:13:54
11511文字
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『美しい』だけじゃない物語〜ラブ・ネバー・ダイ感想〜
本日(2025/02/02)公演された舞台「ラブ・ネバー・ダイ」の感想です。
皆さんグッドハーブニング! ナスカです!
いよいよこの日がやってまいりました。『ラブ・ネバー・ダイ』を観劇する日でございます!!
直訳で『愛は死なない』という、まあ大仰なタイトルのこちらは、『オペラ座の怪人』の正当な続編です。
存在を知った時は『オペラ座』に続編なんてあったんだ! と大変驚いたものです。しかしなんでも、賛否両論だとか
……
🤔まあ見てみないことには何とも言えませんけどね!
今回の公演は、ファントムとクリスティーヌがトリプルキャスト。しかも、私が見る公演(2025/02/02 12時30分〜)のファントムは、夢にまで見た市村正親さん!!きゃーっ!!!
ファントム役として非常に有名な市村さんですが、既に劇団四季を退団されています。私はこの先一生、彼のファントムを見れないととても落胆していたのです。
それが!!!こうして!!!拝むことができるなんて!!!しかも私の誕生日に!!!
ゴスレ同様、楽曲歌曲の予習は全くしていません。ですが公式サイトを見ていると、ストーリーの方はどうしても目に入ります。ざっくり見てみたところ、こんな風に思いました。
•ファントムはマダム・ジリーの手引でニューヨークに渡る→まあわかる
•そこで見世物小屋(ファンタズマ)を経営し財を成す→おまっ
……
!? 映画版のお前、そういうところでひどい扱い受けてたじゃん
……
!?!?
•それでも消えないクリスティーヌへの想い→ですよね〜
•ラウルとクリスティーヌは結婚していた→まあそうだよね、『マスカレード』の時点で婚約してたもんね
•ラウルがギャンブルで借金を作りまくる→はぁ!?!?!??!?おいラウルお前ぇええええええええ!!!!!!!!!
•そんなラウルにファントムは正体を隠して近づき、クリスティーヌを出演させれば多額の報酬を払うと持ちかける→ファントムならやりかねん
•クリスティーヌは『あっ、これファントムが関わってるかも??』と察し始める→さすが弟子
なんかもう、情報量が多い!! てか一番びっくりしたのラウルだわ!!!! 何してんのあんた!!!!オール・アイ・アスク・オブ・ユーはどうした!!!!!おい!!!幸せにするって言ってたじゃねぇか!!!!
ラウルもラウルならファントムもファントムだよ!!! なーに見世物小屋なんかで稼いでんだお前!!!!お前は!!!2004年版の映画だと!!!!! そこでひどい目に遭わされてきたんじゃないか!!!!なのにどうして!!!!!
ナスカは怒り心頭です。メロスよりも激怒した。どういうことやねんお前ら何してんだ!!!!クリスティーヌへの愛はどうした!!! 自分が過去に受けた痛みを、何故次の世代にまで引き継ごうとする!!!!
……
見る前の気持ちとしてはこういう感じ😇それほど前置きに驚かされたのです😇
さて、今回公演があるのは日生劇場。私が初めて舞台上の市村さんを拝見したのも、日生劇場で公演されていた『スクルージ』でした。最早私にとって市村さん専用劇場みたいになってます🤣
そして今日も、『オペラ座』を初めて観たあの日も、雨が降っていました。劇場にたどり着くまで迷いまくったのも、全く同じです😇何やら因縁めいたものを感じます。
もだもだしても、ポイント・オブ・ノーリターン!
もはや引けない! 早速感想の方に移りましょう!
そろそろ始まるな〜と、ぼんやり舞台の方を観ていたら、突然真っ青な照明に照らされました。そこにいたのは
……
ピアノに向かっているファントムです!えーっ!!ずっとそこにいたの!?全然気づかなくてごめんね!
昇るか沈むか、どちらかわかりませんが、太陽を表象化したような薄布の向こうに彼はいます。ピアノに向かい、メロディーを作り出し、それを五線譜に書き込んでいるようです。
『ビリィ!』
うわっ、びっくりした! いきなり破くなよ!
ここでファントムが歌い始めます。要約すると
……
「十年曲作ってるけどやっぱダメだ! 理想の声に出会えない! あぁクリスティーヌクリスティーヌクリスティーヌじゃなきゃ無理だ!!! 別れるって決めたけどやっぱ嫌だよ〜あの声をもう一度聞くまで寝れないよ〜クリスティーヌ〜あぁクリスティーヌ〜〜〜〜〜〜!!!!!!』
っていう感じです(雑) ファントムの背後には、クリスティーヌを想うことの証であるかのように、彼女の肖像画が飾られています。きっと別れてから十年間、心の中にいつでもクリスティーヌを置いていたのでしょう。健気です。
少しずつステージが明るくなり、ファントムのいるピアノは宙に吊るされた空島のような仕掛けであることがわかります。そして舞台上には、三人の道化らしき人物が。彼らが踊りだすと同時に舞台上部、左から右へ渡す鉄骨の橋のようなものが降りてきました! そこにもいるいる道化たち。
彼らはコニーアイランドのファンタズマに出演する演者たちでした。演者と言っても、パリのオペラ座とはかなり様子が違います。オペラ座が格式高い上流階級のものとすれば、ファンタズマは俗っぽく大衆的で貧しい人でも楽しめるような雰囲気。きらびやかな電飾で彩られた享楽の島。ファントムはそんな輝きの当たらない上の方で彼らを見下ろしています。あんたパリにいる頃から変わらんな😇
そんな雑技団的な演目のあと、登場したのはあのメグ・ジリーです! メグちゃん!『オペラ座』では、カルロッタの代役にクリスティーヌを推した彼女です!
ひとりのバックダンサーでしかなかった彼女が、この演目では主役! すごい、頑張ったね! けどやっぱり、パリとはスタイルの違う踊りだなぁ。国が違うからしゃーないよね。
出演を終えたメグは、母マダム・ジリーに「凄かったでしょ! あの人も観てたかなぁ〜」とウキウキの様子。ところがマダム・ジリーは『あの頃』と変わらず手紙を読んでいます。この人もまんまだなぁ。
どんな内容かと言うと
……
『クリスティーヌ・ダーエがパリを発った』と
……
。目的は、このコニーアイランドで新設されるオペラハウスのこけら落としだとか。それを聞いたメグは驚きながらも喜びます。ここでメグが『クリスティーヌ♪クリスティーヌ♪』と歌うのを聞いて、「あ"ッ
……
」となりました。そう、このメロディーはまさに、「エンジェルオブミュージック」の前奏で彼女が歌った旋律です! そう、こういう演出が好きなの!前作との繋がりを感じさせながらも、決して前に出過ぎない!
娘と正反対に、マダム・ジリーは凄く嫌そう
……
。まあそりゃそうだよね、自分たちがファントムを匿って、アメリカに逃がしたもん。彼が生きていけるようあちこちに取り計らったのはこの親子です。それなのに、十年間会っていないクリスティーヌの方に心を燃やしていている。怒っても仕方なし。マダムがファントムを助ける理由に関しては、映画版の方を思い出せば納得できます。
さて、今回の舞台で重要な役目を果たす大道具のひとつは『鉄骨で作られた橋やスロープ』です。これが場面によって様々なものに姿を変えます。
このシーンでは、パリからアメリカはニューヨークにやって来た船を渡るタラップです。パリから来た船に、アメリカの人たちは大騒ぎ。様々な著名人が降りてくる中、持て囃されたのはやはりクリスティーヌ!
真っ赤なドレスは19世紀末に流行った、ウエストラインの曲線が美しいベル型。ダチョウの羽をあしらった大きな帽子を被り、まさに主演女優といったいで立ち。出待ちしていたファンや根性たくましい記者たちが彼女をワイワイ取り囲みます。
しかし彼女はひとりではありません。夫ラウル、息子グスタフと一緒です。
グスタフ! クリスティーヌは大事な息子に、父と同じ名前を付けたのね! このグスタフ君が本当に可愛くて無邪気で愛らしくて、その上とっても綺麗なボーイソプラノの持ち主! さすがクリスティーヌの子!
一方ラウルは、クリスティーヌが囲まれることにかなりイライラしております。根っからのフランス育ちはアメリカの空気に慣れていないご様子。しかも『クリスティーヌ・ダーエ』と呼ぶ記者や出待ちに対し、「彼女はマダム•シャニュイだ!」と釘を刺す一方「彼女は芸術家だ!」と妙にダブル•スタンダード。疲れてますね。
さて、クリスティーヌ一家を迎えに来たのは、馬のない馬車でした。ってそれじゃただの車じゃん!🤣けど見た目は馬車なんですよね。ふっしぎー。
その馬車を持ってきたのは、ファントムの次に登場したあの三人組! ラウルは「興行主が出迎えるはずだろ💢」と怒りますが、三人組はどこ吹く風。一家は馬車に乗り込み、いざ出発です!
その上から例の鉄骨の橋が
……
そしてそこにはファントムが! 彼は静かに歌いました。
「おいでエンジェルオブミュージック
……
ここだエンジェルオブミュージック
……
」と
……
場面は転換し、一家が宿泊するホテルの一室。大きな窓がある立派な部屋です。ラウルはやっぱりイライラ。依頼なんて受けなきゃよかった、今すぐにでも帰りたい! って感じ。無邪気なグスタフ坊やは「もらった」というおもちゃに夢中で「お父様! 一緒に遊んで!」なんて言っちゃいます。息子に怒鳴る夫を、「やめてラウル!」と宥めるクリスティーヌ。これが彼女の最初の台詞でした。
クリスティーヌは美しい白いドレスを着ていました。まるでファントムに着せられた花嫁衣装にそっくりです。クリスティーヌは「歌えば借金を返せるんだから」と、アメリカにやって来た目的を果たすため夫を説得しようとします。かなりギスギスしてそうな夫婦関係ですが、それでも両者の愛は揺るいでない模様。
あれっ、大丈夫かファントム。入り込む隙間ある??
なんとか機嫌を直したラウルは、グスタフがもらったというおもちゃ
……
オルゴールらしきそれで一緒に遊びます。ところがその音色に、クリスティーヌは聞き覚えが
……
?
そこへホテルマンがやって来て、ラウルに手紙を渡します。どうも興行主がラウルに会いたいとのこと。ラウルは出かけていき、クリスティーヌとグスタフが残されました。
喧嘩の多い両親。グスタフも苦労してることでしょう。クリスティーヌは「ちょっとしたことで愛が見えなくなることもある。けど心の目で見てちょうだいね」と歌います。あ〜ママンティーヌ〜🤗
息子におやすみを告げ、舞台に残ったのはクリスティーヌだけ。グスタフが部屋に置いていったオルゴールを回せば
……
えっ、あっ、こ、この曲は
……
!!!!
というところで窓がバーン!!! スモークの演出と共にファントムのご登場〜!!!!
クリスティーヌはいつかのように気絶しその場に崩れてしまいました。ファントムはクリスティーヌを抱きかかえ、攫うのかと思ったら
……
カウチに寝かせてあげました。あれじゃん、ミュージック・オブ・ザ・ナイトじゃん。
クリスティーヌは「死んだと思ってたのに今更何!?」だし、ファントムは「頼むよお願いだから一回だけ私のために歌ってくれ」だし。二人はかつての師弟時代を、あの一連の事件を懐かしみながら、歌います。かつては自分に触れようするクリスティーヌをファントムが避けていたのに対し、今では正反対のことが行われて
……
続編におけるこういった対比の表現って大好きなので嬉しくなります。
そこへグスタフ坊やが「怖い夢を見たの!」とママンティーヌのところへ駆けてきます。どうやら「怖い人に水の中へ突き落とされる夢」だとか
……
。その怖い人って、そこの仮面のおじちゃんじゃなかった???
クリスティーヌはあくまでも「ご挨拶をして」と、母親として息子に礼儀を仕込みます。コニーアイランドで遊ぶのが楽しみだというグスタフを、ファントムはテラスの柵の上に立たせて「楽しいところだぞ〜ハッハッハ〜」みたいな様子。えっ、あんた、子どもの扱いも上手いんだね
……
???
グスタフへもう一度寝るように促し、再びの二人きり。ファントムとしては「クリスティーヌとラウルの子ぉおおおお!?!?!? ぐぬぬぬぬぬ」ってところらしく、「歌ってくれなきゃお前の愛するものをすべて奪う」とか言ってきます。こらこらこらこらやめんか。クリスティーヌは「一度だけだし、それが終わったら帰れる」ことをファントムに確認。コニーアイランドのオペラハウスで歌うことを決意します。
えっ、まだ前半終わってないのに五千文字超え
……
??
場面は再び変わり、オペラハウスの舞台裏。クリスティーヌは練習のため、ラウルとグスタフを連れてやって来た模様。黄色いドレスがまあ綺麗! 見慣れないあれこれにグスタフは大はしゃぎ。そこでクリスティーヌとラウルは、メグとマダム・ジリーに再会します! 懐かしいね〜とキャッキャする友人同士。一方マダム・ジリーとラウルはファントムの秘密を共有した者同士。四人は再会を喜びつつ、お酒を一杯。「もっと強い酒の方が良い」とか抜かすラウルです🙃こいつぅ
……
とかやってたら、グスタフがどこかに行っちゃった! あの三人組が連れ去り、奇妙なところへ連れていっておりました。その先にはファントムがいます! ところがグスタフはファントムを恐れません。やはりクリスティーヌの子です。
そこに置かれたピアノを見たグスタフ坊やは「弾いてもいい?」と興味津々。坊やが弾き始めたのは
……
な、なんということだ
……
「ファントム・オブ・ジ・オペラ」の、クリスティーヌのコーラス部分の旋律ではないか!!!!
歌の才能に作曲の才能
……
ま、まさか
……
まさか
……
???
ファントムは大興奮で「歌え、私のために!」とか言い始めるし、「おいおい今度はちっちゃい坊やに手ェ出すのかぁ!?!?」と思い始めました😇
グスタフは母以外と音楽の感性が合って嬉しいのか、大喜びでファントムについていきます。
ここもね、凄いんだ!大道具が!! きらびやかな鏡の塔が五棟ほど並び、公転する床の上でくるくると回ります。スポットライトを浴びて、輝くその中には、なんと演者さんが! えっ、どうなってんのこれ!?マジックミラー!? ファントムお得意の!?
ファントムは「きっと大丈夫」と思ったのか、自ら仮面を外して素顔をグスタフに見せました。けれどさすがにびっくりしたのか、グスタフは「きゃーっ!!」と大声を上げて逃げ出していました。そこにやって来たのは、クリスティーヌとメグです。
クリスティーヌは「この人とお話があるから、先にメグと行ってて」と息子に告げます。そして二人きりになったところで、ファントムには「あの子はあなたの子です」と告げました。
うわーーーーーーーやっぱりかーーーーーーー😇😇😇😇😇😇『クリスティーヌの子』だけでは説明がつかない音楽や芸術への感心と才能。グスタフ坊やはファントムとクリスティーヌの子だった!
……
えっ、いつヤッたんですか?????(やめろやめろやめろ!)
けど気になるよね〜いつ致したんですか二人とも。オペラ座のED後、どのくらいしてからクリスティーヌとラウルが籍を入れたかはわからないけど、たぶん不自然だと思われない程度にはギリギリのところだったんじゃなかろうか
……
。あれか?『もはや引けない』ってそういうこと???(やめんか)
やっぱあの時? 『ドン・ファンの勝利』の時に正体がバレて、二回目に攫った時??? シチュエーションはどんなだったんですか!? 教えろロイド・ウェバぁあああああああああ!!!!!!!
とまあ、暴れるのはこのくらいにして。ファントムとしては、『醜い自分が、半端ない美しさを持った存在を生み出す一助となれた』ことに心を揺るがされたようです。そうだよなぁ、「恋敵との子どもなんて!」って思ってたら、自分との子だったんだもんなぁ。ファントムはクリスティーヌに平謝り。グスタフを殺すなんてとんでもないと地べたに這いつくばる勢いでした。
……
ところが、その衝撃の事実をひとりの人物が聞いていました。マダム・ジリーが!!!!
彼女の叫びが会場にこだましたところで、第一幕は終了しました。うわー! どうなっちゃうのこれー!!
休憩を挟み、アントラクトを終え、舞台はさびれたバーです。のんだくれてるのはラウル。お前何杯飲んでるんだよ
……
しかも店はさびれてるわけではなく、もう朝になるところだそうで😂おいおい
……
ラウルは「自分には音楽の才能がない」「彼女のことを本当にわかってあげられていない」「なのにどうしてクリスティーヌは自分を愛してくれるのか」とウダウダしています。ここねぇ、酔っ払いの演技が最高でした😂👍
そこにやって来たのは、ドレスを着たメグちゃん! どうやら海で泳いでいたらしいです。曰く『コニーアイランドは汚いから、それを忘れるために』だそうで
……
。ふむ、気になる言い方🤔
メグちゃんはラウルに対し「クリスティーヌを歌わせちゃダメ! あの人は何か恐ろしいことを考えている!」「早く三人でパリに帰って! 全部忘れて!」と告げました。うーん、グスタフが我が子だと知った有頂天ファントムがそんなことするとは思えないけどなぁ
……
。
バタバタとバーから出ていったメグちゃん。
……
と、気がつけばカウンターの向こうにはファントムが!!ここでねぇ、「無礼な若造」って言うんですよ!!!きゃーっ!!!! ファントムはもう無敵モードです。何しろ「グスタフは私の子! イエーイ!」なんですからね😇 クリスティーヌを巡って争う時、どうも二人は異様に輝いて見えます🤣ひとりの女を巡る男の争い
……
うーん力がこもってましたねぇ。
「オレとクリスティーヌには息子がいる!」と言い張り絆を主張するラウルに「本当にそうかな???」と煽り散らかすファントム。そんなに言ったらバレるやろがい😇
ここで二人はある契約を交わします。クリスティーヌが本番で歌えば、「ファントムの勝ち」。ラウルはひとりでアメリカから去る。クリスティーヌが歌わなければ「ラウルの勝ち」。三人でパリへ帰れます。負けたら地獄〜〜〜〜〜〜〜😇
場面は切り替わり、クリスティーヌ出演の日。その前座として、メグちゃん主演のステージがスタート! 素敵な流行りのドレスを着てパラソルを持ったメグちゃんが『コニーアイランドで泳ぎたいけど、着替えるところが無いの〜』と歌い、行われたのはそう! 舞台あるある早着替え! ドレスの下は青いミニスカートの水着、更にその下にはストライプや水玉、もう何枚着てるの!?絶対踊るの大変でしょ! と思いつつ、コンセプトのセクシーさにウハウハでした🥳最後にはパラソルを開いて身体を隠して、なんと早脱ぎ!? あかんてメグちゃんセクシー過ぎやて🥳🥳🥳🥳
舞台を終えて、「ママどうだった!? あの人も見ててくれたかな!?」と母に訊ねるも、「あの人は見てすらいない。それどころかグスタフ坊やはファントムの子」とぶちまけてしまいます。自分たちの舞台は幕切れ、彼に捨てられたのだと! メグは錯乱し、パラソルを放り投げてしまいました。 この辺りから、メグの十年間に関する憶測が現実味を帯びてきました
……
。メグ、あんた、あんた、まさかさ
……
。
ところは変わってクリスティーヌの楽屋。その姿は見覚えがあります。映画版でシンク・オブ・ミーを歌っていたシーンのクリスティーヌにそっくりなのです。髪型、アクセサリー、ドレス
……
あの白く神々しく輝く、女神のようなクリスティーヌ
……
。グスタフはママンティーヌが着飾るのをお手伝い。「とってーもきーれい、とってーもきーれい
……
」なんて歌って🥰可愛い🥰
そこへラウルがやって来て、「初めて君の舞台を初めて見たときのようだ」と過去を思い返します。ところが二人きりで話があるようで、グスタフに楽屋の外へ行くように話します。舞台袖で待っててね、とクリスティーヌに言われるがまま、グスタフは出ていきました。
「君には苦労ばかりかけている」「かつての僕に戻るから頼みを聞いてほしい」と話すラウルに、クリスティーヌはもちろんと答えます。
「歌わないでくれ」それがラウルの頼みでした。まあそうだよね。歌っちゃったらラウルはひとりでパリに帰らなきゃいけないんだもんね。けれどクリスティーヌは「一回だけ歌えば三人揃って帰れる」と信じています。いちゃいちゃを挟む二人の背後にある鏡。そこには
……
か、仮面が映ってるぞーーッ!!!!何覗き見してんだ!!!ずっと変わらんなあんたは!!!!
(すみません、カーテンからファントムが出てくるところは覚えているのですが、ちょっとしばらく記憶がありません)
ここが「プ〜リ〜マ、ドンナ〜大事〜な人よ〜♪」のメロディーだったもんですから、ちょっと笑えちゃいました。オペラ座のあのシーンは、どっちかと言うとコメディ寄りだと思っているので😇
さて、いよいよクリスティーヌが舞台に立ちました。美しい青いドレスを着て、彼女が歌い上げるのは本作のタイトルを表す言葉『愛は死せず』ということを主題にした歌曲です。そうだよこれこそクリスティーヌ! 奇跡のソプラニストクリスティーヌ・ダーエ!!!
シンク・オブ・ミーでは初恋の思い出を、ポイント・オブ・ノーリターンでは引き返せないほどの燃える恋を、そしてこの曲では『愛は永久不滅である』ということを
……
。クリスティーヌが成長するにつれて、歌詞の内容も変化を遂げているのが素晴らしいです。
舞台袖で見守るファントムとラウル。クリスティーヌは彼らを交互に見やりながら歌います。けれど歌ったということは、ラウルの負け
……
。クリスティーヌが手を伸ばす中、ラウルは舞台袖から去っていきました。けどそこにグスタフの姿は無くて
……
???
歌い終わったクリスティーヌに、観客たちは大沸き。私もクリスティーヌへ拍手を送りました。観客か演出かはわかりませんが、どこかから「ブラヴォー!」の声も。まるで私達まで、舞台の一部になったようでした。
クリスティーヌが楽屋に戻ると、自分が選ばれたことに大喜びのファントムが。そして机の上にはラウルからの別れを告げる手紙が
……
。かわいいロッテ
……
あの旋律が流れる中、若い二人の愛は終わったのだと
……
。それもそれで悲しいなぁ。昔のかっこよくて一途で向こう見ずなラウルは嘘じゃないはずなんだからさ
……
🥲
多少複雑な気持ちはありつつも、ファンクリ派としてはめでたしめでたし
……
と思っていたのですが
……
グスタフがいない!? ラウルが連れて行った!? けれど道化三人組の内ひとりが「子爵様はおひとりで去っていかれた」
じゃあ他には誰が? マダム・ジリー? いいえ彼女も違いました。
まさか
……
そのまさか!!!! メグがグスタフを攫っていたのです!!!!
ここは『オペラ座』で「人殺しを捕まえろ」の場面を思い出しますね。しかも今回、主犯はメグ。クリスティーヌが心配だからとオペラ座の地下に潜った彼女はずの彼女が、です。コニーアイランドの賑やかだけれど雑多な、ともすれば下品のように感じる通りを抜け、グスタフが連れてこられたのは海辺です。きっとメグはよくここで泳いでいるのでしょう。
グスタフが夢で見た「怖い人」とは、メグのことだったのです。
どうにかメグとグスタフに追いついたクリスティーヌ、ファントム、マダムの三人。変な気は起こすなど、そんなことはやめろ、やめてくれと言う三人の前で、メグは激白します。
どうして私を見てくれないのか。こんなに尽くしたのに。なんでもやったのに。欲と金にまみれ、汚れ
……
。
こんな予感は当たってほしくありませんでした。メグはファントムの立場のために、枕営業をしていたのです。
このメグの苦しみと怒りは、かつてファントムが抱いていたものと同じ。クリスティーヌに自分を見てほしかった、こんなに尽くしているのにどうして他の人間を見るのか。きっとファントムには、メグの気持ちが痛いほどわかったはずです。
醜く汚れたと自嘲するメグを、ファントムは宥めようと必死になります。グスタフは解放されましたが、メグは銃を持っていました。どんな手に打って出るかわかったもんじゃありません。とにかく、刺激しないように
……
。
ファントムは「どんなに自分を醜いと感じても、汚れたと思っていても、本当はそうじゃない。ダイヤモンドも光がないと美しく輝けない。メグ、君もそうだ」と頑張って励まします。
おっ、これはイケるか? 大丈夫そうか? ファントムもグスタフの父だったという事実を知り、心に光が差したのでしょう。美醜とは糾える縄のごとし、そんなところかもしれません。
ところがファントムってば、うっかり「クリスティーヌのように
……
」とこぼしてしまったばっかりに、メグの怒りを買いました。こいつーーーっ!!!またかよーーーっ!!!「クリスティーヌ、君がすべて」の時と一緒じゃねぇかもぉ〜〜〜〜〜〜〜😇😇😇😇
メグの発砲した銃弾は、クリスティーヌに命中しました。
崩れるクリスティーヌ。クリスティーヌを抱えるファントム。クリスティーヌにぴったりとくっつくグスタフ坊や。逃げ出すジリー親子。
ラウルが去ってしまい、自分は今際の際にいる。グスタフが頼れるのは最早実父のファントムしかいません。クリスティーヌは「本当のお父さんはこの人なのよ」と息子に告げます。案の定グスタフ君、逃げ出してしまいました。そりゃそうだろうな
……
。
誰が言ったか『音楽の天使』 クリスティーヌは本当に天使になってしまったのです。
けれどクリスティーヌの死は、間違いなくファントムと、そしえクリスティーヌ自身の過失と言えました。それがこの作品におけるテーマのひとつのように、私は思うのです。
ここからは私の憶測になります。
ロイド・ウェバー氏は、勇気がある方だと感じました。あんな大ヒット作を世に送り出し、その続編を作るなんて
……
とても恐ろしいことだと思います。しかし彼は、『オペラ座』に何かしらの欠陥を感じていたのではないでしょうか。ファントムは醜く生まれ、それ故に美を求め続けた。クリスティーヌは、ファントムの美の探求の先にいた逸材。
醜いものは醜いだけ、美しいものは美しいだけ。
けれど本当にそれで良いのか? それだけで終わっていいのだろうか?
私は四季版の『ノートルダムの鐘』を観た時、エスメラルダの中にも怪物がいることに感銘を受けました。
それと同じものに感じます。ファントムは醜いままで終わって良いのか、クリスティーヌは美しいままで終わって良いのか。もっと言うと、ファントムとクリスティーヌが、相手に抱いた『愛』は本当に美しかったのだろうか? という問題提起です。
ファントムは執着とも言える愛をクリスティーヌに抱いていました。そのために少なくとも十年間ジリー親子は振り回され、メグに至っては若さと美しさをすり減らしてきました。メグからしたら悲劇です。
クリスティーヌは、結果的にラウルもグスタフも騙していたことになります。
両者は互いへの愛を貫こうとしました。けれど、それが周囲の人を傷つけていたのではないか? ただ美しいだけでは終わらない物語。それが『ラブ・ネバー・ダイ』だと思うのです。
一見きらびやかで美しいショービジネスの裏で、メグが傷ついていたこともその根拠のひとつと言えます。美しさは、醜さと背中合わせで隠れている。
事切れたクリスティーヌを抱えるファントムの元に、ラウルを連れたグスタフが戻ってきました。ファントムはラウルと代わり、舞台の上座泣き崩れます。そんな実父の元へ向かうグスタフ。息子は父の醜い素顔を見ても、もう悲鳴を上げることはありませんでした。
台詞の代わりに、あのメロディーが流れるのです。
『とってーもきーれい
……
とってーもきーれい
……
』
「ラブ・ネバー・ダイ」
……
「愛は死せず」。「愛は」死なない。愛「は」。つまり誰かが死ぬ。
美しさと醜さの螺旋階段を描くことに挑んだロイド・ウェバー氏に、敬意を表します。良い作品を、ありがとうございました。
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