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三毛田
2025-01-23 21:51:13
1087文字
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1000字2
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81 081. 運命と名付けるなら
81日目
君と恋人になるのは必然
彼との、彼らとの出会いを運命も名付けるのならば。
彼と恋仲になったのも、必然とも言えるだろう。
「ふへへへ」
「なんだその笑い方は」
「だって。丹恒と恋人になれたのが、すごく嬉しいからさ」
「まったく」
呆れたような表情と声色。でも、眼差しだけは優しくて。
俺の頭に触れようとして、一瞬ためらいを見せ。でも、撫でられたいので、自分からその頭に突撃する。
「わ。撫でろと?」
「うん!」
はあ。と、ため息。でも、嫌そうじゃないから。
調子に乗って、ぐいぐい押し付けてみる。
「穹」
「なに?」
「あまり調子に乗ると、俺はお前の頭を砕く可能性がある」
「
……
はい、ごめんなさい」
「わかればいい」
怖い。
丹恒の握力って、そんなに強かったんだ
……
。
今度から気をつけようと思うと同時に、少しだけ俺より低い体温が気持ち良くてまた撫でてもらいたくなる。
「丹恒、頭撫でて」
「またか」
それから数日。俺はまた、丹恒に頭を撫でることを要求していた。
予想はしていたのだろうが、こんなすぐに来るとは思っていなかったのだろう。
ちょっとだけ呆れていた。
「ほら」
手のひらを下にして、前に出してきたのでそこに頭を擦りつけ。
「俺、丹恒に撫でてもらうの好きなんだ」
「お前は、変わっているな」
呆れたような声を向けられるのも、だんだん慣れてきた。
「
……
好き」
「そうか。そんなに好きなら、次は撫でてやってもいい」
「本当? 嬉しい」
と答えたものの、俺の気持ちが伝わっていないのは、正直堪えた。
それからは、頭を撫でてもらうのと一緒に好きだと伝えていき。
「丹恒、好きだ」
「そうか。俺も好きだ」
「そうだけど、そうじゃない」
手甲をつけていない方の手を取り、手のひらにキス。
「き、穹っ」
「俺、お前が思うほど子供じゃないし、お前に対する欲だって想像しているよりもあるんだ」
「急に、そんなこと言われたって
……
」
「丹恒、好き」
「穹、お前
……
」
後頭部に手を回して、顔を近づけ。
キスをする。
夢中で口づけたけど、丹恒からの拒絶はない。
「好きだ」
三度目の好き。
灰緑の瞳が、揺れる。
「俺は、お前が思うほどで来た人間じゃない」
「俺なんか、星核が体内にあるんだ。それに比べたら、たいていの人間はいい奴だろう?」
「
……
俺は、お前に隠していることがある」
「多分、俺にもある」
「なんで、俺なんだ
……
」
掠れて、今にも消えてしまいそうな声。
「丹恒だから。丹恒だから、好きになったんだ」
またキスを。
運命だからとは言わない。
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