わからん
2025-01-19 13:53:33
1393文字
Public 感想の返信
 

googleフォーム コメントへの返信です。【1/14「青のゆくえ」】

googleフォームでいただいた感想に対する返信です。
URL:https://docs.google.com/forms/d/18uxPLdLSkvviX1ew-Giw7QJeW3g_kF4qXcoKdcUDRxw/viewform?edit_requested=true

・1/14 10:00「青のゆくえ」の感想を下さった方へ

 はじめに返信が遅くなり大変申し訳ございませんでした!!!!!
 感想をいただいた当日の夜に39度超えの高熱が出て寝込んでしまい、長らくお待たせしてしまいました。一月にして他にも体調崩しまくりなので、今度お寺に行って今年一年の健康を祈祷してもらおうかなと思っています。感想主さまも体調にはくれぐれもお気をつけください……

 「青のゆくえ」のオマージュ元である「沙耶の唄」は、手塚治虫の「火の鳥 復活編」とH・P・ラヴクラフトの作品群を元にした架空の神話体系「クトゥルフ神話」をオマージュした作品です。私自身ラヴクラフトの作品が好き・クトゥルフ神話も好きだったので、「青のゆくえ」を書くにあたってクトゥルフ神話要素をたくさんお借りしました。ただ、クトゥルフ神話要素は「沙耶の唄」と同じく裏設定のつもりだったので、「銀の鍵」に気付いてくださって嬉しいです。ちなみに「銀の鍵」によって悟が飛ばされた先は「ドリームランド」といって、人間が飛んだら絶対に帰れないような、危険な生物が跋扈する場所です。
 他にも作中のモブキャラ「加蛇」の名前の由来だったり(「カダス」という土地の名前)、悟そっくりの怪物のモデル(クトゥルフ神話の生物「ショゴス」)もクトゥルフ神話由来なので、ご興味がありましたらぜひラヴクラフトの作品に触れてみてください。

 実は「青のゆくえ」ですが、当初のプロットではみんな最後まで生きている設定では無かったです。
 終盤で『悟(五そっくりの怪物)』が本来の姿を取り戻して総監部を皆殺しにしているシーンがありますが、初期案ではあそこで夏油が介入しないままさらに力を得て暴走、総監部のみならず東京を壊滅させてしまいます。その後何やかんやあって夏油も『悟』に力を貸し、『悟』は地球上のあらゆる生物を自分と同じ怪物に変えてしまう「種」をばら撒いて絶命。「種」を吸い込んで怪物に変貌していく人間を見ながら悟のことを思い出して泣いている夏油、自分が怪物へと変わっていくことを受け入れながら夏油と『悟』のことを許す硝子の独白……という終わり方を想定していたんですね(ちなみにこれは「沙耶の唄」のエンディングの一つとほとんど同じ終わり方です)。

 何でこんなにお話が変わったんだろうなーと自分でも不思議ですが、一番は硝子の存在が大きかったんじゃないかなと思います。
 五と夏が互いを大切に思っていたように、硝子も二人を大事に思っているという考え(解釈)が影響して、だんだんと別の√へ物語が向かっていったように感じています。五夏よりさしすメインになっていったのも、同じような理由だと思います。
 当時の後書きを読み直したら、「はじめは作者としてリードを握っていたはずが、登場人物が好き勝手に別々の方向へ走り始めたので、その後ろを必死に追いかけて彼ら彼女らの行動を書き留めたようなもの」と書いてあってその通りだなと思いました。
 すごく不思議な執筆体験だったのでその分思い入れも深く、とても特殊な設定のお話であるにも関わらず、好きだと言っていただけてとても嬉しいです。

 「わたしの神さま」から読まれたということで、二作品ともかなり文字数が多く長い作品なのに、最後まで読んでいただけて嬉しいです。ありがとうございました!